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逆襲するさらりーまん

ーやっとこさ英検1級、通訳案内士試験合格。しかし英語の道は長い。基本的にやり直し英語+その時々に思うことなど。-

羊と鋼の森

2016年07月03日 18時07分54秒 | 本と雑誌

今日は7月の初めにしては信じられないぐらい暑い日でした。

東京でも最高気温は35℃を超えました。

今日も最近日曜日恒例のテソーラスハウスのプライベートレッスンに自宅から1時間半ほどかけて行きましたが、原宿駅から500mほど歩いただけで、暑くてクラクラしてきました。いつもは若者で大混雑の原宿駅周辺も、この暑さで今日はそれほど混雑していなかったのは助かりましたが。

今日は英語の話ではなく、最近読んだ宮下奈都さんの『羊と鋼の森』についてです。

はっきり言って宮下奈都さんの書いた本は今まで読んだことはなく、たまたま本屋にいったところ、自分の買いたい本がなく、本屋のレジの近くに、本屋大賞を受賞したということで、沢山積んであったので、つい買ってしまった、というのが本当のところです。

ですが、僕としては、最近読んだ小説の中では一番良かった。繊細で透明な描写が見事です。また一人の青年が自分の進むべき道を悩みながら掴んでいく(主人公が成長していく過程を描いた小説を教養小説というそうですが)教養小説としても読めます。

アマゾンの書評の中には、絶賛する人のいる反面、『調律師を描いた小説なのに音楽に関する勉強が足りない。』とか『スケールが小さく、物語としての面白さに欠ける。』と酷評している人もいますが、まあいいではないですか。人それぞれです。僕としては珠玉の名品の一つです。

思わず宮下さんの書いた他の本も読みたくなり、『スコーレ No.4 』も買ってしまった。これから読むのが楽しみです。

 

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勝間和代さん 『最後の英語やり直し!』

2014年03月02日 01時19分31秒 | 本と雑誌

昨日、久々に丸の内の丸善に行ったら、勝間和代さんの 『最後の英語やり直し!』(毎日新聞社)が売られていましたので、題名に惹かれて、つい買ってしまいました。Photo

勝間さんの本は、まだそれほど有名でない頃の 『 無理なく続けられる年収 10 倍アップ勉強法 』 や 『 無理なく続けられる年収 10 倍アップ時間投資法 』 や 『 お金は銀行に預けるな 』 など、10 冊ばかり読み、当時はメールでの感想も受け付けていたので、感想を書いてメールしたら直接返事が来たりしました。(今は直メールもブログでのコメントも受け付けていないと思います。)

しかし、最近は、どの本でも繰り返されるご自分のキャリアの話と、あまりに効率化を求め、理路整然として書かれていて、「 人生はそんな理屈通りいかないんじゃないの? 人間、1 ヶ月や 2 ヶ月、何をする気にもならず、悩むこともあるんじゃないの?」という僕の思いもあり、またあまりにも多作のため、最近は食傷気味で全然買っていなかったのですが、この本は英語について、ですので、つい買ってしまった。

アマゾンの書評ではひどい評価ですが、書いてある内容は同感出来るものがかなりあります。( しかし、この本でもまた、受験当時最年少 ( 19 歳)で公認会計士試験に合格した話や、中学から慶応の話や、外資系企業で働いていた話が出てきますが。。。)

同感出来る点は、
1、英語の習得は時間がかかること。
2、生の英語に出来るだけ多く触れることが大事。日本では中学で 3 年間、高校で 3 年間、大学に進学した人は、教養課程の2 年間と 8 年間も英語を習うが、授業時間の大半が日本語教師により、日本語で説明されるので、生の英語に接している時間は非常に短いこと。
3、今まで日本では日本語だけで不自由しなかったので、どうしても英語を学ぶ、という動機付けが弱いこと。
4、語彙力があれば、通じるケースが多いこと。
です。
しかし、それらのことは、勝間さんが本にするまでもなく、ほとんど誰でも分かっていることです。また、ご自分では、英語の習得には時間がかかると言いながら、文法や発音を軽視し過ぎているところがあります。

勝間さんがどういう英語を話すのか、興味がある方は、
http://mainichi.jp/movie/ のニュースのコーナーをスクロールすれば、ダニエル・ピンクとのインタビューの動画が観れます。

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十字軍物語 読了

2012年11月11日 18時09分38秒 | 本と雑誌

今日は久々に半日自分の時間が取れたので、以前から読みかけて読み終えていなかった塩野七生さんの 『 十字軍物語 (全 3 巻、図説も入れると全 4 巻) 』を読み終えました。

中世の 8 回、200 年にも及ぶ十字軍の歴史を描いた物語ですが、かなりの長編です。

塩野七生さんと言えば、とにかくイタリアの歴史を描いたものが有名で、僕も歴史が好きなので、ベネチアの 1000 年の歴史を描いた、『 海の都の物語 』なども読みました。

塩野さんの歴史小説は、年代ごとに歴史を記述するのではなく、その時々の人物の生き様に焦点をあてて書かれていますので、描写が生き生きとして面白い。

『 十字軍物語 』も人物を軸に書かれていますが、中近東のパレスチナ、特にエルサレムの攻防をめぐるキリスト教圏側とイスラム圏側の生々しい攻防戦が描かれています。面白いのは、キリスト教圏側、イスラム圏側のどちらにとっても、エルサレムの奪還は『 聖戦 』であり、宗教的な大義名分があったことです。

それは、今日まで続くパレスチナ問題にもつながっています。

十字軍の終焉から 800 年以上経過していますが、まさに人間がやることは、数百年経ってもさほど変化しませんね。

塩野七生さんのライフワークともいえる、『 ローマ人の物語 (全15巻)』 も第 11 巻のローマ帝国が傾き始めるころまでは読んだのですが、時間に余裕が出来れば是非読了したいものです。

欧州の歴史の根源ともなるローマの歴史は、英語を学ぶ上でも、直接的ではありませんが、じんわりと教養として効いてきます。特にイギリス人はローマ史について話すのが大好きですから。。

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ここ1週間で読んだ本

2010年03月22日 22時53分23秒 | 本と雑誌

3連休で多少時間があったので、何冊かの本を読みました。

『TIME』3月22日号
これは毎週のノルマです。『TIME』は基本的に週刊紙ですから、記事の部分はニュースなどの類推からかなり読めますが、エッセイや評論はかなり難しいです。今週号のカバーストーリは、10 ideas for the next 10 years という今後の近未来のエッセイで、自由に考えを書いているので相当難しいです。

『自分は評価されていないと思ったら読む本(幻冬舎 小笹芳央 著)』
『会社の品格』がベストセラーとなった小笹芳央氏の第二弾です。正直いって本の題名だけで買いましたが、読みやすく1時間ほどで読めます。仕事の報酬は賃金ではなく、仕事、という考え(いい仕事をすれば、次にはもっと高度な仕事をまかされる)というのは、一理あります。それで収入も上がれば一番いいいのですが。。。

『会社では教えてくれない仕事のルール(クロスメディア・パブリッシング 長井 亮 著』
これも読みやすく1時間ほどで読めます。各章の最後に著名人の短い格言が載っていますが、これが端的でよいと思います。

『勝間和代&小宮一慶のエコノトーク (共同通信社 勝間和代・小宮一慶』
これも読みやすい本ですが、二人の著者の前から主張していることをまとめただけで、特に目新しい部分はありません。

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