さて、リーディングのパート5です。
パート5は短文の穴埋め問題で、4つの選択枝の中から1つを選ぶ問題が40問です。
リーディングの時間は75分ありますが、普通の人はパート7の長文で時間が足りなくなってしまいます。
しかし、パート7は配点も大きいので、時間不足のためにみすみす出来る問題も失点してしまうのはもったいないです。しかもパート7の最後のダブル・パッセージ(応答文)の20問は読みさえすれば、極めて易しい、得点源ですので、まず第1の目標として、なんとしても最後までやり切るのが大切です。
従って、このパート5と類型のパート6を如何に少ない時間で済ませるかが重要です。パート5と6を長くても20分、理想的には15分で終わらせるようにトレーニングして下さい。
とはいえ、パート5は40問あり、慣れないと短時間で終わらせることは難しいです。
短文とは言え、全部を読んでいたら、絶対に時間は足りなくなります。
極端に言えば、書いてある意味がわからなくても正しい選択をすれば問題ありません。まず、全文を読む意識を捨てます。
正しい選択をするには、必ず理由、ルールがあります。まず、選択枝と空所とその前後だけを見ます。
ルールとは、例えば、副詞は名詞を形容することなはいので、空所の後が名詞であれば、副詞が選ばれることはありません。
また、前置詞の後は名詞、関係副詞は主語にはなれないなどです。
唯一接続詞を問う問題は、前後の意味関係を掴まなければならないので全文を読む必要があります。
公式問題集4冊(8回分)をやれば、パート5は420問あり、このルール
がかなり見えてくるはずです。空所と前後を読むだけで回答出来ることを著わした参考書の中で、解りやすいものは、アルク社の『新TOEIC TEST英文法 出るとこだけ!』です。
余裕がある人は一読の価値はあると思います。