暖かい日が続いていると思ったら急に寒くなったりして、中々春になりませんね。
年度末でバタバタしていてあまり英語の勉強も出来ていませんが、当面英語の試験を受けないのをいいことに洋画のブルーレイやDVDばかり見ています。
最近見た洋画は、まず『 きみがくれた未来(英語名 Charie st. Cloud )』

BOOK OFF で400円の中古を買いました。ほぼ現代のアメリカの舞台設定のヨット好きの若者と事故で亡くなった彼の弟とのスピリチャルな交流を描いた映画です。現代のアメリカの若者や子供の喋る英語はスラングも多く、非常に難しい。字幕なしでも大筋は分かったが、細部までは聴き取れません。正直3割ぐらいしか分からなかった。
次に前から見たいと思っていた『博士と彼女のセオリー(英語名 The Theory of Everything)』

ブラックホールの存在を提唱したことで有名なホーキング博士の若き日からジェーンとの結婚生活を描いた実話をもとにしていますが、ホーキング博士を演じたエディ・レッドメンの演技が秀逸です。ほとんどホーキング博士になりきっていた。本物よりも本物らしい。エディ・レッドメンはこの映画で、オスカー主演男優賞を獲っています。ただ邦題を『博士と彼女のセオリー』としたのはいかにも頂けない。The Theory of Everything というのは、万物の理論と呼ばれ、カンタンに言えば、自然界に存在するあらゆる物理現象を統一し、数式で論理的に表そうとする試みで、アインシュタインの相対性理論は素粒子間のミクロの動きと矛盾しているため、全ての物理現象を美しい統一の数式で表せないかという、物理学者の悲願です。ホーキング博士も未だに考え続けています。
英語的には完全にイギリス英語の映画でした。
次に観たのは、『タクシー・ドライバー』。この映画は製作当時(1976年当時)は、話題作というか問題作で物議を醸しましたが、ごく最近になって観た『地獄の黙示録』と同じように、あえて観るのを避けてきた。

ベトナム戦争帰りのタクシー・ドライバーを演じた若き日のロバート・デ・ニーロの演技も狂気じみて神がかっていますが、ジョディ・フォスターが12歳の娼婦の役で出てきたり、監督のマーティン・スコセッシ(最近では『沈黙ーサイレンス』を撮った監督)が浮気している女房を『マグナムで頭をぶち抜いてやる。』と言うアブナイタクシーの客として登場したり、淫靡な当時のニューヨークのダウンタウンがスコセッシ独特のリアリズムで撮られていたり、かなりきわどい映画です。映画のテーマもよく分かりませんが、ベトナム戦争当時のアメリカの抱える混沌とした闇を表現したことは確かです。
英語的には、”放送禁止用語”も沢山出てきますが、意外にも聴き取りやすい映画です。
こんなことばかりして、”貸DVD屋”が開けるほとDVDやブルーレイばかりためてもしょうがないので、そろそろ聴き取れなかった表現の復習でも始めます。