金曜日までは、真夏以上の猛暑で、ぐったりしましたが、今日(日曜日)は少し過ごしやすくなっています。
さて、最近気になっている2つの資格があります。
一つは、日本翻訳連盟が主催している、『ほんやく検定』です。ほんやく検定、を何故漢字の翻訳検定、とせずにひらがなでほんやく検定、としているのか理由は分かりません。(どうでもいいか。)
ネットで少し調べたところ、5級から1級まであり、5級と4級は、級別の問題があるが、3級から1級は、2時間で英→日か、日→英を2時間で翻訳して、出来栄えによって3級から1級まで判定するとのこと。また試験時間は2時間で、ネット環境のある自宅等での在宅受験で、辞書など参考書を見るのは自由とのこと。3級から1級の試験は、「政経・社会」「科学技術」「金融・証券」「医学・薬学」「情報処理」「特許」の6つのジャンルの中から選択し、英→日翻訳か、日→英翻訳かも選択するので、12種類(12科目)の試験があることになります。受験費用は、金額は1科目あたり、10,300円で、結構高い。
難易度については、1級は合格者がゼロの回もあるほどで、非常に高い。2級でも英検1級よりはずっと難しそうで、2級を取れれば相当な実力があると思います。しかし、翻訳は英語力だけでなく、日本語力も問われますので、高校時代英語は苦手で、『現代国語』と『世界史・日本史』しか得意科目がなかった僕にとっては、向いているというか、興味のある資格試験です。
堀江貴文氏のように、「思い立ったらすぐやる。」の精神で、1月に行われる3級から1級を判定する試験を受けてみようと思います。(1年に2回しかなく、年内の試験は終了した。)また、6つのジャンルのうち、歯が立ちそうなのは、「政経・社会」、また日→英翻訳は極めて難しいため、英→日翻訳で受けるつもりです。
まずは、過去問題集を、ということで、さっそくアマゾンで注文しました。
もう一つの興味のある資格は、心理カウンセラーの類の資格です。AI(人工知能)の開発スピードはすさまじく、間もなく自動運転が一般化する時代が来るでしょう。通訳や翻訳も、日本語と英語は言語形態がまったく違うため、なかなかAIでは出来ない部分ではあるものの、早くて5年、遅くとも10年経てば、「行間を読むことが出来る」AIが登場し、人間の出番はなくなるかもしれません。
しかし、人間の「心や感情」の動きについては、今しばらくはAIでは察知することや、カウンセリングが出来るようになるのは難しいと思います。(とはいえ、将来的には、人間の脈拍や血圧、呼吸や視線の動き、声色の変化から感情を読み取り、カウンセリングまで出来るAIが登場することでしょう。人間の感情をおおまかに読み取って反応する人工ロボットや人工ペットはすでに存在し、さらに高度な研究も進められています。)
心理カウンセラー系の資格もネットで少し調べてみましたが、ピンからキリまであり、まずは入門編として、通信講座を数か月受講し、在宅試験で取得出来る『メンタル心理カウンセラー』がよいと考えました。これもさっそく通信講座に申し込みました。
ちょっとカッコいいことを言えば、資格試験は僕にとって、「取ったら終わり」ではなく、キッカケ、通過点に過ぎず、飽きっぽく、根性のない僕は、資格試験を受ける、という機会でもなければ、絶対に学習しませんので、今回の資格もそのキッカケです。
さて、長くなりましたが、今週の学習記録です。
『TIME』8月28日号を全ページ読みました。
今週のカバー・ストーリーは最近とみに激しさを増してきた、アメリカでの人種差別問題です。写真のイラストは、アメリカ国旗を纏った人間がナチ式の敬礼「ハイル・ヒットラー」をやっている、というもので、今週号の『TIME』では、カバー・ストーリーだけではなく、全体の半分以上のページを割いて、色々な人がこの問題を論じています。
8月12日にアメリカ バージニア州のシャーロットビルで起きた、差別主義者と差別撤廃主義者の死者や多くのケガ人まで出した衝突は、アメリカ人にとって大きな衝撃だったようです。『TIME』の論調では、人種差別はアメリカの古典的な問題だが、人種の多様性がこの国の繁栄を支えてきたバックボーンで、最近の歴代大統領も差別主義者の暴力には、即座に非難する声明を発表してきた。しかし、トランプ大統領は、差別主義者を非難することなく、むしろ擁護するような発言をした。(あまりの世論の反発で、後で発言を修正したが。)最近の差別主義者の台頭は、移民や有色人種により仕事を奪われてきた白人の低所得者層が、差別主義者のトランプ大統領により多く投票したからだ、と考えられているが、実際はアメリカで高所得に分類される世帯収入10万ドル以上の人達の投票は、クリントン候補に比べトランプの方が4%多かった、という事実を挙げ、むしろ白人富裕層に差別主義が広がっている、とし、危機感とアメリカにおけるこの問題の根深さを述べています。
今週出会った未知か忘れてしまっていた単語は(自分の備忘録として書いていますので、興味のない方は読み飛ばして下さい。)
impugn 異議を唱える
precedent 先例(これは忘れてしまっていましたが、覚えておくべき単語)
intuit 直感する
visceral 内臓の
bustle 忙しそうに動く(これも忘れてしまっていましたが、覚えておくべき単語)
undo 元に戻す(これは常識的な単語)
svelte すらりとした
pugilism ボクシング(これは類推すら出来なかったが、ボクシングの同義語)
venom 毒液
parlay さらに(別の馬などに)賭ける
等など。
今週は比較的『TIME』を早く読み終えたので、今日はDVDを観たり、『Homo Deus』を読んだりという至福の時です。
今回、長い記事をお読み頂き、有難うございました。月曜日からは少しは涼しくなってきそうです。来週もがんばっていきましょう。