逆襲するさらりーまん

ーやっとこさ英検1級、通訳案内士試験合格。しかし英語の道は長い。基本的にやり直し英語+その時々に思うことなど。-

英語リスニングのお医者さん

2015年01月27日 22時53分38秒 | 一般的英語学習

今日は異常に暖かい日でした。

通勤の往きの電車の中では、『 Pass 単 英熟語 英検 1 級 』、帰りの電車の中では『 TIME 』 を読んでいることが多いのですが、今日は、昨日ウオークマンに CD を録音した、『 英語リスニングのお医者さん (西蔭 浩子著  The Japan Times)』を聴いてみました。

この本は、以前ブログの記事で紹介した、『 同時通訳者の頭の中 (関谷 英里子 著 祥伝社) 』 の中で紹介されている本ですが、これもしばらくは買っただけ、の状態で本棚で眠っていました。

しかし、関谷 英里子さんが薦めているだけあって、中々よい本です。

今まで、CNN や TOEIC のリスニング問題は大体聴き取れても、映画になると全くお手上げでしたが、この本は、英語の会話の特徴を、発音の「 短縮 」 や 「 連結 」 や「 脱落 」 や 「 同化 」 や 「 弱形 」 などに実際の会話文で分類し、聴き取りのコツを教えてくれます。

映画の英語も、スクリプト(台本)を読めば、なんということのない簡単な英語なのですが、これらのコツを知らないだけで、聴き取れないでいたのか、と新鮮な驚きがありました。

僕の知っている限り、市販されている本で、聴き取りのコツを分かりやすく分類化して解説した本はほとんどないので、決して初級者向けの本ではありませんが、さらにリスニングを磨きたい人にはなかなか優れた本だと思います。

この本には「 集中治療編 」もあるので、この本をマスターしたら、買ってみようと思います。

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日曜に仕事

2015年01月24日 13時58分48秒 | 日記・エッセイ・コラム

今日は久々に暖かい日でしたが、家で仕事をしています。会社の仕事は家に持ち帰るとキリがないので、出来る限り持ち帰らないようにしていますが、今日はある海外現地法人の規定やら規則やらを作る仕事が、会社では電話やつまらない会議で時間をつぶされ、なかなか落ち着いて出来ないので、日曜にかかわらずしこしこと家で仕事をしています。

英文で規定や規則を作るので、多少は英文ライティングの勉強にはなっています。

全豪オープンは錦織さんが順当に 3 回戦を突破しましたね。このまま勝ち進んで欲しいものです。

さて マスコミは連日『 イスラム国 』を報道しています。

どのような国、宗教であっても、誘拐と殺人は普遍的な犯罪ですので、許されるべきではありません。

が、中東情勢については、歴史的にも複雑で根深い各国の思惑があり、どの考え方が正しいとも間違っているとも軽々しく判断出来ないところがあります。中東ももはやアラブとイスラエルの対立という単純な構図ではなく、アラブ間の勢力争いに裏で利権争いをしている米英露とクルド人も加わって、三つ巴、四つ巴の様相を呈しており、僕のブログは国際政治がテーマではありませんので、あまり深く触れないことにします。

 

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錦織 圭 『 TIME 』 の表紙に登場!

2015年01月17日 14時39分17秒 | 一般的英語学習

今週号の 『 TIME 』 の表紙に、錦織 圭 さんが登場しました。

僕と『 TIME 』の腐れ縁については、約 4 年前の記事に書きましたので、ここでは詳しく書きませんが、あれからもずっと定期購読を続けています。

『 TIME 』は 1923 年にアメリカで創刊された、週刊ニュース紙で、TV も インターネットもない、約 100 年前には、最も斬新なメディアでした。

TV や インターネットの浸透に従い、その地位は低下してきましたが、電子メディアに対してスピードで劣る分、その記事は1 週間かけて一流のジャーナリストによって、よく練られており、未だそのステータスは失っていません。(と、僕は思っています。)

約 100 年におよぶ 『 TIME 』の表紙を見ただけで、その時々の“時代” を反映していると言ってもよいと思います。

とはいえ、『 TIME 』の取材および記事はアメリカ中心で、日本および日本人が取り上げられることはまれなのですが、今回は錦織さんが、堂々の表紙をかざりました。これは快挙です。

記事を読むと、外国人 ( とくにアメリカ人)が錦織さんをどうとらえているのか、よく分かります。

記事の要点は、
通常日本の日本の選手は非常にきれいなテニスをし、礼儀正しく、よく練習するが、本番では実力を出せない。日本人の礼儀正しさが逆にトップを狙う闘争心にマイナスになっている。錦織さんは少年期に日本でテニスをやるのではなく、単身アメリカのフロリダにあるテニスアカデミーに渡ってきた。錦織さんも渡米して 1年間はだれともコミュニケーションできない内向きの少年だったが、孤独とホームシックに耐え、世界のトップクラスの才能あふれる競争相手の中で腕を磨いてきたことが、精神力を高めた。

② 日本に帰れば、錦織さんは、15 分刻みでスケジュールが詰まっているスーパースターだが、才能あふれる人材が豊富なアメリカでは普通の青年であり、静かにテニスに集中出来る。彼は今もフロリダに住んで普通に生活を楽しんでいる。

『 TIME 』 の記事は ”アメリカを持ち上げすぎ” の感がありますが、『 世界の才能が集まる中での競争 』と『 騒がれることのない、集中出来る普通の練習環境 』 という点では頷けるものがあります。

一方、大前研一さん ( この人は数十年まえに、ウチの会社のアドバイザリーだったこともあり、少なからぬ因縁があるのですが )は自身のブログで、『 スポーツ界で、羽生さんや高梨さんや錦織さんなど世界トップクラスの人材が育っているのに、産業界では全然だめなのは、スポーツの世界は目指すべき世界の頂点が非常にわかりやすい目標となっているから。産業界では以前、松下幸之助さんや本田宗一郎さん盛田昭夫さんが世界の頂点を目指して突き進んできたからだが、今は若者たちが世界の頂点を目指すという目標も気概もない。』といった主旨のことを書いています。

大前さんの成功した創業者への礼賛 (および明治維新の功労者への礼賛)は今に始まったわけではなく、ステレオタイプ的で食傷気味です。スポーツ以外の産業界やその他の分野でも、世界のトップを目指している人はたくさんいるはずですが、そういう人はスポーツ界と違い、報道される機会が少ないだけです。

全豪オープンが明日から始まりますが、錦織さんには是非優勝してもらいたいものです。

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やっと 『 A WHOLE NEW MIND 』 読了

2015年01月12日 14時08分32秒 | 一般的英語学習

この 3 連休は関東地方は晴天が続いています。とはいえ、寒いので、どこにも外出していませんが。

さて、昨年末までに読み終えるはずだった、『 A WHOLE NEW MIND 』を昨日ようやく読了しました。

この本は、文体は簡単だか、単語は難しい。1 ページに 1 つは今までに知らない単語が出てきます。ということで、英英辞典を引き引き読んでいたので、時間がかかってしまいました。(英英辞典(ロングマン英英辞典やオックスフォード英英辞典)にも載っていない単語もあり、ネットで調べたりしましたので、余計時間がかかった。)

作者のダニエル・ピンク氏の著作は、数冊が翻訳版が出版されており、『 モーチベーション 3.0 』 や 『 フリーエージェント社会の到来 』( これは以前英語版 『 FREE AGENT NATION 』 を読みました。)この 『 A WHOLE NEW MIND  』は (おそらく) 『 ハイコンセプト ー新しいことを考え出す人の時代ー (大前研一訳 三笠書房 )』という名で翻訳版が出ています。

が、翻訳版を読んだことがないので、全く同じものか、日本人向けにかなり構成を変えているのかは分かりません。しかし、題名からしてかなり意訳しているので、かなり中身は変わっていると思います。

『 A WHOLE NEW MIND 』 の主旨は、人間には左脳と右脳があり、左脳は論理的思考(例えばコンピュータープログラムのロジックなど)を司り、右脳は感性や共感などを司る、左脳の分野は、人間の演算能力をはるかに超えるコンピュータが出現し、また(彼はアメリカ人ですので)インド人や、中国人がはるかに安いコストでアメリカ人に取って変わることが出来る。しかし右脳部分が司る感性や共感と言った部分はコンピューターでは代替できない(またインド人や中国人がすぐには真似出来ない部分なので)右脳部分を磨くべきだ、というものです。

とはいえ、彼は左脳部分を否定しているわけではなく、左脳部分だけでモノが売れる時代は終わり、左脳部分+右脳部分が相乗したものでないと今日のようにモノが溢れた時代は、受け入れられない、ということです。

機能だけでなく、いわゆる、ハイタッチや物語性などがないと売れない、という訳ですね。(左脳+右脳=A WHOLE NEW MIND という訳ですね。)

この考え方自体は別に新しい発見でもなんでもないですが、ダニエル・ピンク氏の著作の良いところは、実例が多いことと、そのような能力を磨くためには、こういう本がいい、こういうサイトがいい、と具体的にツールを紹介していることでしょうね。

感性や共感、といったソフトの分野は昔から日本人の得意な分野ですので (いわゆるおもてなし、もそう)また日本の時代の到来か、と思わないでもない本ですが、日本ではハードの部分がすでに非常にコスト高で競争力が無くなってきているので、なかなか彼の考えるようにはいかないというのが率直な読後感です。

 

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ライスボウル 観戦記 (東京ドーム)

2015年01月04日 11時42分49秒 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は女房と東京ドームにライスボウルを観に行ってきました。

アメフトにあまり詳しくない人のために説明しますと、ライスボウルは、大学日本一と社会人日本一が対戦して真の日本一を決定する、アメフトの日本選手権です。

僕は毎年東京ドームへ観戦に行っていると誤解していましたが、ブログの過去の記事を確認すると、昨年は母の介護などで忙しかったので、観に行っていません。いかに昨年が忙しかったかわかりました。

ということで、2 年振りの生での観戦です。

2 年前は学生日本一の関西学院大学がオービックに惜敗しましたが、昨年も同じ顔合わせで勝てず、今年は社会人王者が富士通に替わりましたが、学生王者は関西学院大学です。

何を隠そう、あるいは隠すこともないですが、僕は関西学院大学の一応 OB ですので (一応、というのは、4 年間ほとんど授業に出ずに好きな事やアルバイトばかりしていましたが、卒業させてくれましたので)、心情的には関西学院大学びいきで、座席も学生サイドの一塁側です。ちなみに、余談ですが、この大学のいいところは卒業後も徒党を組まない、ということです。

自由だが自己責任、ということですね。大学によっては、卒業後も会社の中でX 門会やX田会や○門会などで徒党を組んでいる人も多いですが。。。 

一匹オオカミ的な僕にフィットした、いい大学でした。また余談ついでにその後、国内や海外の色々な大学の授業に顔を出しましたが、日本の大学は、どこも同じようなものです。まだ若い人で、本当に自分の能力を磨きたい人は、社会に出て X 門会等のおこぼれにあずかろうなどと思わずに、目線を高く持って、海外の大学を目指して欲しいですね。

さて本題に戻りますと、実は関西学院大学は、4 年連続でライスボウルに出場していますが、過去 3 回は社会人王者に負けています。関西学院大学の主将の4年生の鷺野君は、『 この 1 年、社会人を倒すためだけに練習してきた。』 と言っています。こういう執念は僕は好きですね。今年勝たなければ、大学在籍中に 1度も日本一になれないわけですから。

ということで、4年生は皆頭を坊主刈りにして決死の覚悟で臨んでいます。こういう浪速節的なことも僕は嫌いではないです。

さて、2 年前は、ライスボウルもあまり人気がなく、自由席でもかぶりつきで観戦できたのですが、今年は超満員で、2 階席のさらに上の方しか席がなかった。

選手はまるで点のようにしか見えませんが、全体のフォーメーションを観るにはいい位置です。ちなみに写真はオリンパスのデジタルミラーレス一眼に 40 mm ~ 150 mm (アナログカメラの 120 mm ~ 450 mm に相当)の望遠ズームをつけて取りました。

遠目にも学生と社会人の体格差がありありと分かります。とにかく富士通の選手はでかい。しかもよく見れば黒人など外国人が数名混じっています。日本選手権なのにずるいじゃん、と一瞬思いました。

試合の方は一進一退、1 Q (Q はクオーター。1 クオーターは 15 分)は 富士通 3  関西学院 7 、2 Q は 富士通 17 関西学院 3 で前半終了。前半終了時点で、富士通 20 関西学院 10 のダブルスコアで、今年もまた社会人には勝てないのか、と思いましたが、3 Q で富士通が 3 で関西学院が 14 で、3 Q 終了時点で富士通 23 関西学院 24 で逆転。これで一塁側の応援席はいけるのではないかと、盛り上がりました。

しかし、4 Qで 関西学院のQB ( クォーターバック)の斎藤君 (下の写真の左下のボールを投げようとしている 11 番の選手)が無理な態勢から放ったパスが富士通にインターセプトされ、4 Q は関西学院は 0 で抑えられ、富士通が 10 で、結局、富士通 33 関西学院 24 で、今年もまたしても社会人の勝利でした。

僕の印象では、総獲得ヤード数は、富士通 297 ヤードに対して、関西学院 454 ヤード、攻撃時間合計は、富士通が 27 分 13 秒に対し、関西学院は32 分 47 秒 ( 合計すると、当然 15 分 X 4= 60 分になる。)で、いずれも関西学院が上回っているので、勝てる試合を取りこぼした、という感じです。

特に、4Q に斎藤君のパスがインターセプトされたのが、直接の敗因です。が、アメリカンフットボールは完全に分業制で、個々の選手の役割は決まっており、斎藤君に無理な体勢にさせてしまったパス・ガードの選手にも責任はあります。

まあ、後輩たちは小兵ながらよくやった、という感じです。また富士通の方も外人の”助っ人” が何人かいたにせよ、社会人として仕事をしながら何か別のことを続けることのしんどさは、僕はよく分かっているので、拍手でしょうね。

関西学院の RB (ランニングバック)の高橋君は大男の富士通のディフェンス相手に健気にも中央突破でヤードを何度もゲインしていましたが、試合の後泣いていました。まだ 2 年生なので、来年も是非東京ドームに戻ってきて、雪辱を果たして欲しいですね。

最後に、また余談ですが、当然のことながら、アメリカンフットボールはアメリカで一番の人気スポーツです。戦略と限られた時間の中で専門的分業での組織全体の成果を求める、というのがアメリカ人のメンタリティーにフィットするのでしょうね。(というより、自分たちの好みに合うように、ルールを作り変えてきた。アメリカ人はアメリカンフットボールをファイナル・スポーツ (スポーツの最終形)と自負して憚らない。)また、アメリカンフットボール起源のイディオムも沢山あります。(日本語にも、押しの一手、や四つに組む、など相撲起源のイディオムが沢山あるのと同じです。)

アメリカ人と友人になるには、あるいはアメリカ人のメンタリティを理解するには、アメリカンフットボールは、”一般教養” です。今まであまり興味がなかった方も一度ご覧になってはいかがでしょうか?

 

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