今日、通訳案内士 2 次試験を受けてきました。
非常に疲れました。また、不完全燃焼の感が強いです。
受験報告を書いてみます。
場所は、東京に近い、千葉にある明海大学。僕の家からは 2 時間かかります。
2 時間の間にも、事前に作ったスピーチ 27 のうち、5 つに山を張ってシコシコと覚えていました。
受付開始は、午後 3 時半からですが、僕が会場についた 3 時半にはすでにかなりの行列が出来ていました。
受付を終えて待合室の大教室に入ると、300 人ほどの受験者がいました。年齢は若い人は少なく、中年以上の方が 8 割以上です。また僕は、ハローアカデミーの植山先生のアドバイスの通り、スーツにネクタイで行ったのですが、男性の 9 割がたの人がスーツ姿でした。みんな植山先生のアドバイスを読んでいるのかもしれない。
試験を終えた人がこれから受験する人と接触しないよう、管理は徹底していました。待合室から勝手にトイレに行くことは出来ず、必ず係員が同行します。
グルーピングされ、だいたい 10 人ごとに試験室に振り分けられていきます。
僕のグループの試験はたいへん遅く、午後 5 時過ぎから始まりましたので、2 時間近く待合室で待たされ、集中力の持続に苦労しました。
ようやく面接の順番が来て、面接室に入室しました。
試験官は、年配の小柄なネイティブの女性と、中年の日本の女性でした。
日本の女性が、『 荷物を一つの椅子に置いて、もう一つの椅子に座って下さい。』
と言ったので、Thank you. と言って荷物を置いて椅子に座りました。
日本の女性が、『 これから話す文章を英語に訳して下さい。そこに置いてあるペンとメモ用紙を使ってもかまいません。一度しか言いませんので注意して下さい。』
僕はそばにあるメモ用紙とボールペンを取って、聴く準備をしました。日本女性が話し始め、僕はメモを取り始めましたが、ボールペンがよく書けません。苦労しているうちに、女性が話し終わりました。なにか、浮世絵は江戸時代に日本の庶民に人気があり、ゴッホなど、印象派の画家にも大きな影響を与えた、と言ったように聞こえたので、適当に訳してしまいました。
次に、3 枚のカードから 1 つを選び、2 分間スピーチをして下さい、と言われたので、カードを観ると、『 新幹線 』、『 江戸について 』、『東北の見どころについて 』とありました。( 3 つ目は記憶が確かではない。)またしても、事前に準備していたトピックとは違います。
江戸について、は間口が広くとらえがたい、東北についてはほとんど準備していなかったので、『 新幹線 』を選びました。
そしてほとんど口から出まかせで話し始めました。
新幹線が開通したのは 1964 年の東京オリンピックの頃で、僕が初めて乗ったのは 10 歳のころだが、通常の特急が時速 100 ㎞ のところを 200 ㎞ で走ったので感動した。その後、新幹線のスピードは年々アップして今や 300 ㎞ 近くに達し、以前は 東京ー大阪間3 時間 10 分かかったが、今では 2 時間半に短縮している。また、九州や東北地方まで路線を拡大している。
僕も関西に出張するときは飛行機だと羽田まで 都心から 1 時間、伊丹から大阪の中心までまた 1 時間かかるので、飛行時間は 30 分ほどだか、都心からのアクセスを考えると新幹線が便利であり、今も新幹線をよく利用している。子供の頃の憧れと今の利便性で、新幹線はかけがえのないものになっている。というようなことをしゃべりました。まさに即興です。
時間は 2 分を 15 秒ほどオーバーしました。
質問は全てネイティブの女性からで、一つ目の質問は、『 山の手線の電車は走っているのが見えますが、新幹線は見えますか?(本当にこんな質問だったのだろうか?どこへ行けば観れるのか?の聴き間違いかもしれない。)』 僕は、『 新幹線のスピードは非常に速いので、ほとんど目に止まりません。』と答えました。
2 つ目の質問は、『 新幹線は何台ぐらい稼働していますか?』 僕は『 僕の想像ですが、1000 台ぐらいだと思う。』と答えました。
3 つ目の質問は、『 新幹線の中では、何か食べますか?』 僕は、『 駅弁を買って食べるのが楽しみです。』 と答えました。
これで面接は終わりで、最後に、『 お会いできてよかったです。またお会いしたいですね。』 というと、『 新幹線でね。』 と答えてくれました。
インタラクションは築けたと思いますが、最初の英訳とスピーチが今一つですので、合格の可能性は 40 %ぐらいだと思います。
スピーチのトピックが、『 日本の歴史上、もっとも重要な人物は?』 であれば、織田信長のことを話そうと、かなり準備して、暗記もしたのですが。。。
ということで、なんとも手ごたえのない出来でした。