2010年の暑い”夏の陣”も終わり、今後の予定について、考えました。
毎回毎回 TOEIC や英検を受けるのもアリか、と思います。自分のような “ラクしたがり” は、試験でもないと、やらないですからね。試験を実体験すれば、実践英語の面からも、何かしら得るものがあり、そのようにしている人に反対どころか、大賛成です。
人生、無駄な体験は、一つもありません。。。
しかし、自分の場合、弱点は見えていますので、1~2か月の単位で試験を受け続けても、弱点は改善しないと思います。
それは、『語彙力』と『英文を書く力(ライティング)』です。
リスニングとリーディングは、受動型の情報収集系、スピーキングとライティングは能動型の情報発信系で、個人的には英語の4つの能力のうち、最も高度で難しいのはライティングだと思います。
同じ発信系でも、スピーキングは、実はスチュエーションに頼ることができます。具体的には、話すのと“場”が同時進行なので、自分の言いたいことを伝える、という目的だけならば、単語を並べても、極端に言えば、時折日本語が混じっても、身振り手振りと、表情と声の強弱、高低と、意志と気合も含めて、通じさせることができます。僕も海外で、この手で言いたいことを通じさせてきました。(最もこれでは、たいていの2次試験は X でしょうが。)
しかし、ライティングは、書く時点と、読む時点が異なり、紙に書いた文字だけで自分の伝えたいことを理解させなければならないので、”場”の力を借りることができず、綴りやコロケーションも含めて、スピーキングよりもずっとシビアだと思います。
英語の総合力が試される、と思います。
また、書いたものは、ずっとあとあとまで残ります。
自分としては、ライティングが弱いのは、やはり問題ありだと思っています。(”夏の陣”を通してより自分の弱点が鮮明になった。)
試験で結果を出すことが、最終目的ではないけれど、試験勉強をしながら並行してライティングも伸ばせるのは、個人的体験では、英検1級だと思います。(通訳案内士試験も悪くないと思います。)あと、国連英検特A級がいいよ、という人もいますが、今の自分の力では、口に出すのも恐れ多い。。
ライティングともう一つの弱点である『語彙力』は、自分の粗雑な頭では1~2か月でそう伸ばせるものではありません。また、いつも試験を受ける時には『不完全燃焼のやり残した感』があるので、同じ負けるにしても、さわやかな負け方ではないですね。
ということで、僕としては、10月の英検1級の受験は、パスします。
その代り、来年1月23日の英検1級は、弱点を克服して、”取りに” 行きます。
使う参考書も、飽きっぽい性格からか、何か参考書のコレクターのようになってきましたが、
語彙は、『Pass 単 英検1級』、
『英検1級 語彙・イディオム問題 500』
だけに絞り、1月23日までには、『Pass 単』は完全に覚えます。
ライティングは、
『スーパーレベル ライティング』と
『新・基本英文700選 (駿台文庫)』のみ。
『基本英文700選』(旧版)は大学受験の時にお世話になった人も多いと思います。
個人的には、この700の英文さえ身に付けていれば、語彙力さえあれば、どんな英文でも読め、どんな英文でも書けると思っています。海外駐在の時にもこれだけは持って行って、試しにネイティブに読ませたら、『これは素晴らしい本だ。』ということで、3か月間貸した記憶があります。(受験英語でも何英語でもいい本はいい本だと思います。)今は、伊藤先生もお亡くなりになり、CD付きの新版になりましたが、またお世話になります。
だだ、英文を書くというのは、上記のように、発信と受容の場が違うので、自分では上手く書いたと思っても、客観的に読めば、メチャクチャ、というのはよくあります。僕はずっと独学でやってきましたが、ライティングだけは読み手の添削、批評が不可欠で、今、ネイティブで僕の書いた英文を添削してくれる人を探しているところです。
キーボードからの電子添削ではなく、肉筆で、紙でなければダメだと思っています。
(最近では肉筆で英文を書くのはサインだけだと思いますが、キーボードからと、肉筆で書くのは、かなり段差があります。)
あと、『TIME』は、長年の習慣でもあり、TIME の世界の出来事を捉える切り口は捨てがたいものがあるので、今までのように全ページ読むという、自虐的な取り組みではなく、カバー・ストーリーと主要な記事を読むだけに留めます。
リスニングとリーディングは、『英検1級 過去問題集』とCNNやABC の不定期なリスニングとペーパーバックに留めます。
・・・留めます、と書きながら、上記だけでも、1月23日まで5か月弱で、実際はかなりなオーバーワークかと思います。(やり残し感がないように、軌道修正することもあろうかと思います。)
が、まず”冬の陣”に向けて走りながら、考えます。
今日からまた『Pass 単』に取り組みます。