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逆襲するさらりーまん

ーやっとこさ英検1級、通訳案内士試験合格。しかし英語の道は長い。基本的にやり直し英語+その時々に思うことなど。-

『TIME』とタイの少年の救出劇

2018年07月29日 12時32分27秒 | 一般的英語学習

土曜日は関東地方は台風で雨風が強かったですが、今日はまた真夏の日差しが照り付けています。

さて、2週間遅れの『TIME』ですが、昨日は台風でどこも外出しませんでしたので、一挙に40ページほど読み、なんとか”1週間遅れ”のレベルまで到達しました。

7月23日号の『TIME』は上の表紙にもあるように、民主主義(Democracy) の危機と、それでも民主主義は勝ち進んで行く(prevail)という内容でしたが、記事の内容はもとNATO軍の最高司令官のスタヴリディスが書いたもので、西側諸国よりの視点で、常識的なあまり面白いものではありませんでした。2006年には民主的な選挙で議員が選ばれる国が世界の全人口のうち46%だったのが、2018年には39%になると言われています。民主主義は人道的で柔軟性があるが、物事を決めるのに煩雑な手間と時間がかかるので、問題が山済みで変化の激しい時代にあっては、国民は即断即決していく強いリーダー(スタヴリディスは authoritarianizm とまで言っていますが)が求められる傾向にある、とスタヴリディスは言っています。

チャーチルは、民主主義について”Worst form of goverment except for all the others" (最悪だが、今までのすべての政治形態をのぞいては(まだまし))と言っています。しかし、ニュージーランド・チリ・リ ベリアでは女性が政界のトップに立っていますし、全人口の半分を占める女性の活躍 は、民主主義に安定をもたらし、チャーチルの言うように不完全なシステムでも、ビジョンを持ち続ければ、民主主義は機能していく、とスタヴリディスは締めくくっています。

しかし、民主主義云々のカタイ記事より僕の気を惹いたのは、日本でも報道されましたが、タイの洞窟に取り残された12人の少年と1人のコーチの救出劇の記事です。

6月23日に奥行き2.5マイルもある洞窟に入り、モンスーンによる水位の上昇で、洞窟の奥に閉じ込めた少年たちとコーチの救出の記録が感動的に書かれています。救出の選択枝は3つあり、1、地上から少年たちのいる場所まで垂直に穴を開ける。2、少年たちが水で満たされた幾つかの洞窟を潜水して脱出する。3、食料だけ届けてこのまま雨季が終わるまで待つ。というものでしたが、モンスーンによる雨がさらに激しくなり、現地の救出の指揮をとるこの地域の知事のNarongsak は2、の方法を取ることを決断します。しかし、少年たちは潜水をおろか泳げない者がほとんどで、しかも天井が塞がっているケーブダイブビングは上級者でも難しく、視界は1インチほどしかありません。

2人の救出ダイバーが寝袋型のシートに包れ、酸素ボンベを装着した少年の前と後ろについて、狭い洞窟では酸素ボンベを背中から外して通るなど、智恵に智恵を重ね、3日間かけて7月10日には少年、コーチ13人がすべて救出されました。閉じ込められた洞窟でのコーチの少年たちへの指示も素晴らしく、彼は10歳で両親をなくし、寺院に入りましたが、その時の瞑想の方法が、余分なエネルギーを消費させずに救出された要因とも言われています。

救出隊の1人のダイバーが亡くなられ、手放しで喜んではいけませんが、ここ最近暗い話が多いなかで、この救出劇はもっとも明るいニュースでしょう。

今週新たに出会ったか、忘れてしまっていた単語
uproar    騒ぎ、騒動(基本的な単語)
mockery    あざけり、冷やかし(これも基本的な単語)
purveyor    仕出し屋、まかない屋
ramification    分枝、分岐(かなり基本的な単語)
guaff    痛飲する
flotsam    浮き荷
prevaricate    言い逃れる
chalice    杯
amphitheater    (古代ローマの)円形演技場
chute    射水路
stalactite    鍾乳石(知っていそうで知らない単語)
investiture    授与、任官、叙任
portend      ~の
前兆になる
fledgling    巣立ちひな
squelch    ~を押しつぶす
Paleoluthic   旧石器時代の
defunct    個人となった
lozenge    菱形
blast    強い一吹き
cot    (羊、ハトなどの)小屋、囲い

来週も猛暑が復活しそうです。がんばっていきましょう。





 

 

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『TIME』まだ1週間半遅れ

2018年07月22日 22時14分55秒 | 一般的英語学習

またまたとんでもなく暑い週末でしたね。

僕もぐだぐだしています。

『TIME』7月9日号を読み始めたのですが、まだ半分程度しか読み終えていません。次週の7月16日は幸か不幸か『TIME』休刊日で、次の7月23日号はすでに発刊しているので、1週間半遅れ、ということになります。

7月9日号のカバー・ストーリーはサウジアラビアの女性の権利開放についてでしたが、サウジアラビアのサルマン皇太子が、仕事への女性の解放(現在の女性の就業率は22%)、女性の運転免許の許可など、他の先進国ならば当たり前のことの改革を進めています。

また女性は外出するときは、アバヤ(全身を覆うガウンのようなもの)やベールを身につけなければ、『ムタヤ』という宗教警察官が近寄ってきて、尋問されたりひどい時には投獄されたりしたのですが、サルマン皇太子は『ムタヤ』の逮捕権を廃止にしました。

自動車の運転に象徴されるサウジアラビアの女性の解放はまだ始まったばかりで、女性の間でも戸惑いはあります。女性が自動車の運転を習う教習所にはメディアも取材にきましたが、生徒は実は教官で、メディア向けのやらせだった、という話もあります。

徐々に開放に向かってはいくと思いますが、長い間の風習を変えていくには、まだまだ時間がかかると思います。

今週新たに出会ったか、忘れてしまっていた単語
mnemonic    記憶を助ける、記憶術の
draconian    極めて厳しい(よく出てくる単語)
doughboy    (第一次世界大戦の)歩兵(めったに出てこない単語)
self-effacing    控えめな
grandiloquent    大げさな
vitupetarive    ののしりの
charade    ジェスチャー
skew    斜めの、歪んだ(必須単語)
haute    流行の、上流社会の
couture    オートクチュール
等々。来週も猛暑が続きますが、頑張っていきましょう。


 


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2週間遅れの『TIME』読了

2018年07月16日 18時38分36秒 | 一般的英語学習

海の日も含め、3連休の人も多かったと思いますが、異常な猛暑で、今までの疲れからか僕は体調もすぐれず、家でゴロゴロしていました。また西日本では大変な水害で被害に遭われた方や酷暑の中、避難所での不自由な生活を強いられている方もおられて、心からお見舞い申し上げます。

さて、そのような状況で『TIME』の通読も2週間遅れていますが、ようやく昨日『TIME』7月2日号をなんとか読了しました。
7月2日号の『TIME』は僕の英語力がまだまだのせいか、あるいは疲れがたまっているせいか、かなり読むのに苦労しました。

上の表紙にもあるように7月2日のカバー・ストーリーは、タイのプラユット首相です。彼は陸軍大将まで上り詰めた軍人ですが、早いもので4年前のクーデターで、当時のタクシン首相を追い出して首相の座に就きました。タイでは軍によるクーデターは日常茶飯事で、1932年に立憲君主国家となってからも実に12回もクーデターによって政権が変わっています。クーデターによる騒乱の度に、タイ国民から尊敬を集めているプミポン国王(ラーマ9世)が賛成派、反対派を集め「まあまあ」となだめて仲裁してきました。4年前のクーデターの時もプラユットは国王の信任で首相になったのですが、その後プミポン国王も2016年10月に亡くなり、その後に国王の座についた皇太子のワチラーロンコーン(ラーマ10世)は、タイ国内では彼を批判すると戦前の日本のように不敬罪になるので、中々民衆の声は上がってきませんが、亡父のプミポン国王に比べ、国民に寄り添う姿勢に欠けるようです。

カバーストーリーの見出しは「DEMOCTAT DICTATOR」とかなり衝撃的な表題です。タイでは2018年11月には一応総選挙はあるもののプラユット首相は新国王のワチラーロンコーン(ラーマ10世)と歩調を合わせ、さらにタイ国民にとって厳しい圧政を敷くのではないか、と『TIME』は見ています。

今週新たに出会ったか、忘れてしまっていた単語
pollinate    ~に受粉する。(かなり基礎的な単語)
propulsion    推進力(これもかなり基礎的な単語)
plunge    ~に突っ込む、投げ込む、沈める(基礎的な単語だが文脈によって色々な意味がある。)
incinerate    焼却する。
grind away    ~に精を出す
introspection    内省、内観、自己反省(よく出てくる単語)
searing    焼けるような
internment    留置、抑留(知っているようで知らない単語)
stipple    点描法
jade    翡翠
dissent    ~に意義を唱える(基本的な単語だが忘れていた)
histrionics     演劇、演芸(これは高度な単語)
prickly    とげだらけの、針のある
paragon   模範、手本
rile    怒らせる、いらだたせる
trickle    したたる、ぽたぽた落ちる
rectify    ~を改正する(基本的な単語だが忘れていた)
agronomy    農学、作物栽培学
diva    (オペラの)女性歌手、主役、プリマドンナ
behoove   義務である、ふさわしい
carral     柵囲い、檻
prescient    予知する、先見の明がある
besotted    酔ってたわいなくなった
thematic    主題の(themeから類推可能)
flaunt    はたはたと翻る
grunt    ブーブー鳴く、ウワーッとうなる

今回は依然覚えた単語でもすっかり忘れている単語があり、数が多くなりました。僕は頭が半端なせいか、ちょっと英語に接する機会が減ると、すぐ忘れてしまいます。

来週も猛暑が続きますが、頑張っていきましょう。

 

 

 

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『TIME』2週遅れ

2018年07月08日 20時52分49秒 | 一般的英語学習

西日本では大雨で大変なことになっていますね。

今週は急遽仕事が忙しく、また天候不順で体調も思わしくなく、『TIME』は全く読めていません。

また読む時間が出来れば、記事をアップしますので、ご容赦下さい。

 

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ワールドカップたけなわ

2018年07月01日 13時28分39秒 | 一般的英語学習

例年より1か月近く早く梅雨が明けて、早くも猛暑の週末です。

さて、盛り上がりを欠いたサッカー ワールドカップも日本がギリギリで予選リーグを突破したことで、少しは盛り上がってきました。

それにしても、対ポーランド戦の終了10分前からのパス回しによる現状維持は、完全にコロンビアーセネガル戦の結果頼みの他力本願で、ゴールを狙う攻撃的なプレーが魅力のサッカーというスポーツにしてみれば、少々歯がゆかったですね。

でも無理に攻めていってボールを奪われ、さらに失点すると、それはそれで監督は責められますので、結果優先というのもやむをえない部分もあります。

優勝候補のアルゼンチンとポルトガルが早々と決勝トーナメントの一回戦で姿を消し、メッシもクリスチヤーノ・ロナウドももうワールドカップでの雄姿は見られません。世代交代の波が押し寄せています。代って躍り出てきたのがフランスです。

日本も主力を温存出来たので、次のベルギー戦では勝利して初のベスト8に進んで欲しいですね。

さて、『TIME』6月25日号を全ページ読了しました。相変わらず1週間遅れのままです。

カバー・ストーリーはトランプ大統領と金正恩との会談で、これももうやや古い話です。記事では、結局特をしたのは金正恩の方で、アメリカは米韓合同軍事演習の中止や金体制の保証など約束させるだけさせられて、核開発中止のほうはまた上手くはぐらされるのではないか、という見方が中心です。

今週新たに出会ったか、忘れてしまっていた単語
apoplectic    卒中性の
defang    牙を取り除く
schmooze    ばか話
campy    人工的な娯楽
nade    米国企業教育協会(National Association of Business Education)

暑くなりますが、来週も頑張っていきましょう。

 

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