craft WAKU 木ままな木工生活

ログハウスの地下工房で変形家具製作を楽しんでいます。

ビシッと決めたいけど・・

2009年02月26日 23時41分33秒 | 吊り引き戸

連夜、戸作りに励んでおります。アドバイスありがとうございます。
気分だけは、なんと言われようとも建具職人です(笑)。

ベニア板が上下方向に飛び出ているので、手鋸で切って、鉋で仕上げました。
ベニア板の木口?を鋸で切ったり、鉋を掛けると表面がムシレてしまうので苦手だったのですが、鉋が切れることや最初に毛引きで繊維を切ってから作業したので、ビシッと決まりました。

問題は、下の写真。
框の面とベニア板は面一になる予定でしたが、ベニア板のほうがわずかに(0.2mmくらい)飛び出ていました。アチャ~(>_<)。
わずかな段差でも、手で触れると気になります。
調子に乗って框を仕上げるとき削りすぎてしまったようです。

仕方なくベニア板の表面に鉋を掛けて調整することにしました。

削った所だけ、光沢が出てしまいます。
削った後、荒いペーパーを掛けて光沢をなくしました。

ビシッと決まった・・・ように見えますが、簡単そうで、なかなか難しいものですね。


裏板接着中

2009年02月25日 23時49分41秒 | 吊り引き戸

毎晩、短時間ですが、コツコツ作業を進めています。
とりあえず、芯材部分に木工ボンドを塗布しました。
ボンドの適量が分からなかったので、多いめに塗布しました。

気が付けば組子部分にボンドが垂れていました。 多すぎ多すぎ・・・・

そして、裏板(ベニア合板5.5mm)を置いて、プレス・・・・

やりました・・・・・・・・・・・・(笑)

工房にある全てのクランプを周囲に使用して、拾ってきた机の天板に重量のあるものを探してきて(ボール盤、ベルトサンダー)ウエイトとして置きました。

あまり長時間プレスしないほうが良さそうなので、3時間でクランプなどを外しました。

次は、今回接着した裏面を仕上げます。


手鋸で作業 2

2009年02月25日 01時10分00秒 | 吊り引き戸

あ~、僕は木工に関しても勉強不足で、知らないことが多すぎと感じます。
あまり役に立たないブログを恥の上塗りするように書いていますが、見るに見かねて、色々教えていただくことができて感謝しています。(ネット万歳!です)

色々ありますが(笑)、完璧を求めた扉でもないのでこのまま進めちゃいます。
裏板を持ってきました。
これまた、何を思ったのか厚さ5.5mmもあるのを購入(爆)。たぶん3~4mmくらいが適切なのでしょうね。(また間違ってるかも・・・)

縦方向に8mm切らないといけません。僕のコントソーでは危ないと思い、手鋸で切って、鉋で仕上げることにしました。

意外と簡単で、大きな板を小さな工房でぶん回すより、この方が楽です。
手鋸は木工している気分が高まるので、好きになってきました。
なんとか所定の幅に加工して、仮置きしてみました。

鉋で削りすぎて、隙間が気になるけど・・・・ま、勢いだけで、
次の接着工程に進みます。プレス機があったらなぁ・・・。


手鋸で作業

2009年02月23日 23時38分31秒 | 吊り引き戸

少し木工してきました。
フラッシュ構造は、教えていただいたことも、本を読んだこともないので、我流になってしまいます。
基礎知識がないので、とんでもなく間違っている部分もあろうかと思いますが、気にせず製作を続けます。(笑)

組みあがった心材は、フラッシュ戸の骨格になります。

框(かまち)部分と上桟(かみざん)下桟(しもざん)はホゾ組しています。(フラッシュでもこのような呼び方をするのでしょうか?)
ホゾ穴は端の方に位置することになるため、組んだ時に割れることも考えられるので、框は長い状態で組み、後で切ることにしました。

大きな扉は、取り回しが大変なので、手鋸で框を切ることにしました。
治具なしで切るのは不安があったので、端材をガイドにしています。

あとは、鉋で仕上げました。
溝が付いた下桟部分です。逆光になってしまいました。(>_

次は、裏板(ベニア合板)加工の予定です。


ホゾ組み~芯組み

2009年02月22日 23時39分53秒 | 吊り引き戸

治具を使って、コンストラクターズソーでホゾ加工します。

機械加工が終了しました。

 

ノミと鉋で調整して組立てます。
戸の大きさは、幅921mm、高さ1871mm、厚32mm。
大きい物なので作業机を移動して3畳くらいのスペースを確保します。
900mmを超える大きさのクランプも持っていないので、簡単なクランプを作って準備をしました。
1871mmの高さがあるので、机の上に乗って玄翁で叩きました。
組立機があればなぁ・・・と思いながら、組立て完了。

クランプしなくても問題なさそうでしたが、時間を掛けてクランプを作ったので使ってみました。

ということで、芯組みまで進みました。
今後、裏側の板を作って貼っていく予定ですが、お腹が空いたのでここまでにしておきます。


ボチボチと・・・

2009年02月21日 23時35分06秒 | 吊り引き戸

吊り引き戸製作の続きです。

工房の棚から適当なツガ材を探してきました。
入り皮などあって綺麗な材料ではありませんが、見えない部分になりますので、さほど気にしていません。(いいのかなぁ?)

所定の寸法に切断しました。
(気分だけは)建具屋さんになってきました。

日立工機製 角のみ機で、ほぞ穴を開けました。

今日は、ここまで。
明日は、ほぞを作りたいです。


吊り引き戸 製作1

2009年02月18日 23時11分09秒 | 吊り引き戸

冷え込んでいるので工房へ出向かず、木工が進んでいません。

この前の休日にログハウスのロフトに取り付ける「吊り引き戸」を製作開始しましたので紹介します。

扉の左右の柱を加工します。

厚さ35mm、長さ1950mmのツガ材を見つけてきました。
かなり古く、割れがあったりして、良い材料ではありません。
いつも変な木材で作ってしまい、苦言をもらうのですが、自宅で使うのだし、クローゼットの扉だし、ロフトの丸太も割れまくっているので気にせず作ることにしました。

サッと自動鉋を掛け、バンドソーで2本にした後、手鉋で基準面を整えました。

段欠きします。
長尺物になるので工房の対角線を利用しないと加工できません。
珍しくコンストラクターズソーを回転し、斜めに配置しています。

段欠き後、再度鉋を掛けました。
際鉋が無いので扉になった時、見える部分だけ鉋を掛けました。
あ~、いつも思うのですが、際鉋が欲しいなぁ。

まだ、ホゾ穴の加工が残っています。
実は扉の寸法が決まらず、図面も書いていないので、ここまでで終了。その後、板が長くて加工しにくいと思い、前回紹介した補助具を製作した次第です。


工房の補助具

2009年02月16日 22時30分14秒 | 木工工具

僕の工房は、長尺物の加工を想定してレイアウトされていません。(というか、適当に工具が配置されているだけ(汗))

普段は小物製作ですので作業机も小さくて2m以上の角材や、サブロク板(1820mm×910mm)を加工するときは、四苦八苦しています。

これから、長尺物の加工が色々待っているので、安全面も考慮して、補助具?を作ることにしました。

捨てる材が置いてある僕の廃材置き場から、適当な材を選んできました。表面割れがあったりして使えなかった板の敗者復活戦です。

セッセと手押し、自動鉋を掛けて部材を作りました。(安価な2×4材で作ればこの工程がすごく楽になるのですが、お金を掛けずに作れるので、頑張りました)

 

ということで、・・・・・・・出来ました。

ボワ~ン。。。いつもながら、治具製作は下手です。。。
途中、欲が出て、将来的に、作業台(2種類の高さ)、コントソー、バンドソーなどでも、ボルトの穴を開けることで高さを変えて使えるよう、高さが調整できるようにしました。(高さ約630mm~1050mmまで対応)

このように使います。高さが変えられるウマのようなもの。
色々ネットで調べてきましたが、見つからなかったので適当に考えてしまいました。

昨日の、サブロクのアクリル板もこの補助具を使いました。
楽々作業できるようになったので、嬉しいです。


シャドウボックス額縁製作 3(最終)

2009年02月16日 00時15分48秒 | シャドウボックスの額縁

アクリル板を額に合わせて切ります。

裏板?を付けて、金具を付けて、完成しました。

依頼者に届けるので、覚えているうちに構造を記載しておきます。

裏板を開けると周囲にマット(今回は作っていません)とアクリル板を押さえる4枚の板(ベニア合板5.2mm)があり、取り外しできるようになっています。端の部分は45度でカットしてあります。

今回製作した部材です。

断面のイメージです。
黒:フレーム、水色:アクリル、ピンク:マット、茶:奥まり部分の板、黄緑:周囲の板、青:裏板です。

今日は、額縁以外にも作業したのですが、眠たくなってしまったので、明日以降で作業内容を紹介します。


シャドウボックス額縁製作2

2009年02月15日 00時44分08秒 | シャドウボックスの額縁

サクサクと、額縁製作を進めましたので、サク、サクッと画像で紹介します。

フレーム部分の接着。木工ボンド「酢ビ」。「オーシカダイン7057」試したいけど、入手していないので・・・。

カンザシの加工。僕の治具です。

カンザシは、パドックの端材です。厚さ、3.4mm。

はめ込んで、接着後、切ります。

鉋で、カンザシ部分を平面にします。

奥行きがあるので、後ろにつけるボックスを作ります。

カンザシ部分は、こんな感じです。

後ろのボックスと表面のフレームを接合中。

ふぅ~。
塗装しないので、明日には完成するでしょう。


シャドウボックスの額縁

2009年02月12日 23時08分08秒 | シャドウボックスの額縁

アマチュアの僕が頼まれる物の一つとして額縁があります。

既製品では適当な大きさ(奥行き)が見つからなかったり、着色されていないナチュラルなデザインが欲しいということで、相談を受けます。
僕の工具と技術では、複雑なフレームの加工はできないし、マットもできません。彫り物なんて、トンデモないことです。
それでも、お断りすることもなく、今まで100個近く額縁を作ってしまいました(笑)。

最近、シャドウボックスというものが流行っているようで、その作品を入れる額縁を一つ作ることになりました。指定の寸法は、横300mm、縦240mm、奥行30mmの作品が入ることです。

とりあえず、フレーム部分を作ります。

相変わらず、シンプルなフレームです。
材料は、材料置き場で見つけた地ヒノキ。ヒノキの香りが心地よいです。
仮に置いて、留め加工部分の精度を確認しました。

まずまずの精度です。
これから芋接ぎして、カンザシをいれる予定です。

今夜は残り部分の適当な木材を、端材置き場で探していました。
このように端材置き場で材料を探している時間のほうが多くて、時間をロスしています。

今度の休日にパッパッパッと作って、次の製作物に取り掛かれれば良いのですが・・・・。


コンストラクターズソーの軸傾斜用インサート

2009年02月11日 23時08分49秒 | 木工工具

昨年、ゼロクリアランスのインサートを作って快適に使用しています。
http://pub.ne.jp/craftWAKU/?entry_id=1825801

僕の変形家具は適当に軸を傾斜して切ることが多く、どうしようか気になっていました。
これから製作する額縁でも適当に軸を傾斜して切りたいので、まず軸傾斜用インサートを作りました。
外形を合わせた後、鉋で表面の平面出しと仕上げをしました。
左側が従来のインサートです。

取り付けた後、少しずつ傾斜させてブレードを上げ、穴を広げていき、45度まで傾斜できるようになりました。(ここまでブレードを出して加工することはありませんけど・・・)

表面の開口幅が大きくなるかと思っていましたが、従来のものより、少し広がった程度になりました。(右側が従来のもの)

裏面が従来のものと異なります。

これで、気になっていたことが一つ解決しました。(^_^)
やっと頼まれものの額縁の製作に入ります。


間仕切り壁 完成

2009年02月09日 00時07分45秒 | ログハウス

2日間、脇目も振らず作業して、壁板を張り終えました。

当初、年末年始の休日に完了するという超安易な計画でスタートしましたが、蓋を開けてみると、今までの休日のほとんどを壁板貼りに費やすこととなりました(汗)。

最後までテンションを保ったまま貼れたのも、皆様の応援のおかげです。
ありがとうございました。

壁板貼ったぞー。527枚。
鉋も掛けたぞー。527回。
釘も打ったぞー。1200本。

満足満足。

壁貼りから開放されたので、やっと次の作業ができそうです。


鉋の泥沼スパイラル

2009年02月05日 23時18分17秒 | 木工工具

『鉋の泥沼スパイラル』・・・勝手に命名して、自分で苦笑しています。
実は先週末から、何の作業もせず、鉋の泥沼スパイラルに陥っていました。

日曜日の夜、切れ止んだ「木助」の刃を研ぎました。欲が出て、もう少し台を直せば、完璧な削りができる。と思ったのが泥沼の始まりでした。
鉋の下端を少し削ったら、全く削りがダメになってしまいました。焦る焦る。

月曜日から、昨日の夜まで、研ぎ、下端調整、削る、ダメ、焦って何度も削るので切れ止む。気を取り直して、研ぎ、下端調整、削る、ダメの繰り返し。
ずいぶん研ぎました。

毎夜、手が黒くなるのは気にしませんが、綺麗な削りが戻ってこないので落ち込んでいました。
薄く削れたのは、偶然だったのかなぁ?、、、と諦めかけてた4日目。
戻ってきました~。一安心です。

でも、良くなった原因も、悪くなった原因もつかめていません。
今回も偶然かと半信半疑です。
一発でビシッと決めれるようになりたいものです。