craft WAKU 木ままな木工生活

ログハウスの地下工房で変形家具製作を楽しんでいます。

特訓! どこでも研ぎ場 

2012年10月15日 22時54分33秒 | 一人削ろう会

こんなことを書くと、失笑されそうですが、どこでも研ぎ場の特訓をしていました。
削ろう会での研ぎ場の環境は、色々あると思いますが、屋外の地べたが多いようです。
流し台の研ぎ場があっても、まともに研げないのに、屋外で地べたに座って研ぐことは、経験がほとんど無く、今まで撃沈しています。

そこで、どこでも研ぎ場を使って、屋外をイメージしながら、「金井」の研ぎの練習をしてみました。
まずは、どこでも研ぎ場を準備。

研ぎ始めると、高さが気に入らなかったり、色々グッズも不足していて、最終的には、下の写真のような環境になっていました。
最近、試している極秘のラップ道具類も写っています。(笑)

それで、肝心の研ぎ、削りは・・・・

おっ!薄い!(部分的ですが)

ボロボロでムチャクチャな削り華ではありますが、一応、一桁に入っています。どこでも研ぎ場で研げそうな気がしてきました。

もう少し、白く透き通ったドキッとするような削り屑が綺麗に出ないと、(WAKUの技術では)現場調整で一桁は難しいと思っています。


一人予選会

2012年04月13日 00時01分07秒 | 一人削ろう会

4月29日(日)に伊勢のおやかたさんの工場に、鉋人が集まって削りを楽しむ予定です。
伊勢のおやかたさん、いつもお世話になっていまして、ありがとうございます。

最近、なんちゃって積層台に遊ばれてしまい、薄削りの感触が無くなって不安でしたので、久しぶりに薄削りをしてみました。
目的は、どの鉋を持っていくか?です。

一人予選会と題して、削りはじめました。
一番目は、「楽仙」を研ぎ、下端を修正して挑戦です。

まだまだ、調子が出ていません・・・・


長台鉋の重要性

2012年02月13日 23時10分15秒 | 一人削ろう会

今更ではありますが、薄削りにおいて長台鉋が重要と思うようになりました。
(以下は、WAKU個人の考えで、間違っていたらご容赦くださいね)

最近、薄く削るには、3点で当てた鉋で、無理な力を加えずに削ることが重要と感じています。

鉋に変な圧力を加えて引いてしまう原因のひとつに、削り材の平面精度不足があります。

削り材の平面精度を上げるために、長台の下端も3点正確に当てて、ほとんど力を入れずに引いて削っていきます。

このようにして、削り材の平面精度が高まれば、本番の薄削りで、鉋を軽く引いて削ることができ、薄い削り屑が期待できます。

平面度が上がれば、長台でも、薄く削れます。

8ミクロンくらいまでなら、僕の長台で出すことが可能です。

実は長台の方が、鉋の重量があって、安定して引きやすいように感じています。
う=ん、2丁目の長台が欲しくなってきました。


穏やかな日

2012年01月22日 21時45分26秒 | 一人削ろう会

今日は、暖かくて穏やかな日になりました。
工房内は、室温16℃、湿度66%と昨日までの雨で、湿度が高い。
鉋の薄削りで、一桁が出そうな予感がしたので、一人削ろう会を開催しました。

山本さんの講演で、今でも耳に残っている事があります。
下端の話だったと思うのですが、「2ミクロンに削るなら、2ミクロンの精度が無いといけない。」のような意味だったと思います。
ということは、5ミクロンで削るなら、5ミクロンを下端の精度で感じないといけないことになります。
5ミクロンにしても、今までのように、適当にやって削れる薄さではないことは確かです。

そんなことを思い出しながら、長台を調整して、削り材を整えました。
削ってみると、今日は長台の調子が良い。

調子に乗って、長台で薄削りもしました。

薄い薄い、長台で9ミクロンと一桁です。
長台の重さが丁度良くて、ほとんど下に押す力を入れなくても削れてきます。

我が家のエースは、「金井芳蔵」。
下端を3点付に変更していますが、もう少しひねりを修正しないといけませんね。

ちょっと、鉋屑が美しくないけど、薄い薄い!
部分的に6ミクロン。写真を撮影していたら、5ミクロンに変わっていました。

最近、調子を上げている準エース、「楽仙」。

7ミクロンでしたが、これまた撮影中に6ミクロンに変わっていました。

今まで自分の適当な削り材で、ここまで薄く削れたことは無かったので、着実に進歩しています。

研ぎは、従来通りの刃先研ぎですので、下端の精度と、削り材の平面精度によって、1~2ミクロン薄くなったような気がします。
でもなぁ~、2とか3ミクロンって、どうしたらそんなに薄くなるんやろうな。

今日は、久しぶりに自己満足度が高い日になりました。