craft WAKU 木ままな木工生活

ログハウスの地下工房で変形家具製作を楽しんでいます。

台打ちが終わりました

2012年09月08日 16時27分35秒 | 台打ち

押え溝を作ります。
このあたりから、失敗しそうな予感がするので、慎重にしています。

慎重になりすぎて、これ以上、鉋身が入りません。

表馴染みを2日間かけて、コツコツ調整して、刃が入りました。

刃口部分です。
墨線から、ズレているのは、ご愛嬌です。(笑)← 笑っている場合ではないか・・・

表馴染みは、これくらい当てています。

・・・・・・、お恥ずかしい台になっていますが、下端調整して、刃を研いで、とりあえず削ってみることにします。


2分割台の思惑

2012年09月05日 22時22分30秒 | 台打ち

鉋の台は、動かない方が良しとされています。

スカッと薄削りできたときには、これから動かないで・・と祈ってしまいますね。
そのために、積層台を製作して、動きを少なくすることになるのですが、もう少しお手軽に、動きが少ない台ができないか?を考えていました。
伊勢のおやかたさんも、同様のご検討をされていたのをヒントにさせていただきました。

分割台といっても、1丁の鉋台を2つに分割しているのではありません。
下のような木目の材で、2枚木取りしています。
               
下の2枚を張り合わせます。

一般的な一枚の台の木口から見た動きを大げさに考えた図です。

2枚を張り合わせた材の動きを予想した図です。
  

分割した方が、下端の動きが少なくなると考えていますが、素人の考えなので、間違っているかもしれません。
WAKUにとっては、未知の世界です。

ということで、実際に2分割台を製作して、しばらく様子を見ています。

どうなりますやら・・・・・


荒掘り

2012年09月04日 23時12分55秒 | 台打ち

今夜は、台打ちをしたくなりました。

普段は、ヘナヘナの作業台の上で台打ちすることが多いのですが、先日、木工モードで木取りした木材が置いてあります。
木取りした木材も作業中なので移動するのを諦め、座って台打ちしてみました。
今まで、座って台打ちしたことが無いので、何かが間違っているかもしれません。(笑)
それから、シャツの姿が、哀愁を帯びています。(恥)

実は、コンクリートの床なので、お尻が痛いのですが、ヘナヘナ作業台の上で作業するより、とても良い感じで掘ることができました。

荒掘りが終了すると、刃口部分の穴が貫通するので、台が動くかと心配しましたが、今のところ、動きはありません。
さすが、二分割台です。 

今夜は、ここまで。

ボチボチやります。よろしく哀愁です。


気分転換

2012年08月26日 23時49分59秒 | 台打ち

朝と夜は、涼しくなってきました。

研ぎと削りを繰り返していますが、一向に上達していません。
パッとした数値も出ないので、少し気分転換しようと思い、樫の木を出してきました。

台打ちしようと思い、眺めていたら、木目の方向が異なることに気づきました。

仕方がないので、切って、貼り合わせました。

2丁分の材料を作りました。

綺麗な樫ではないのですが、試したい鉋身があるので、このまま進めます。

久しぶりに墨を入れたので、間違いが多くて・・・・(笑)

無事に完成できるか? ちょっと不安です。

 


頑張ってますね

2012年03月17日 10時06分40秒 | 台打ち

このブログにコメントいただく上村さんから、鉋の写真が届きました。\(^o^)/

上村さんとは、年初に京都で行われた初削りで、初めてお話させていただきました。
それ以来?「毎日寝る間を惜しんで鉋を楽しんでいます。台打ちも終了しました」とメールをいただいていました。
メールに添付されていた写真をご紹介します。

鉋身は、二代目の「初弘」でしょうか?
初めての台打ちされたとのことですが、美しく仕上がった台ですね。
さすがです。

屑溜りの角度を立てて、開口部が少なく、寸八の一枚台と思います。
・・・・・ということは、薄削り仕様、一桁狙っていますね!

素敵な刺激をいただきました。

そろそろWAKUも、ぼんやりしていないで、頑張らないと・・・・・
・・・・・皆様にどんどん先を越されています。(笑)

このブログを見ていただいている方で、台打ちしたよ~、古鉋を再生したよ~、薄削り成功したよ~など、メールかホームページの掲示板でお便りしていただけると嬉しいです。皆様で鉋情報を共有して、鉋生活を楽しみましょう。


樫の木

2012年01月26日 23時37分39秒 | 台打ち

先日、鉋台に使う、赤樫、白樫を購入しました。

写真だけで選んだため、思っていたよりも割れたり、節があったり、木目が素直でなかったり、届いた木を見て、少しガッカリしています。

まぁ、安価な樫なので、しかたがありません。少し寝かせた後、楽しみながら使ってみましょう。

いよいよ、積層台に挑戦か・・・・・・・

その前に、気に入った鉋刃を調達しないといけませんね。


楽仙 台打ち 5 完成

2011年04月30日 22時50分00秒 | 台打ち

楽仙の台打ちが終了したので、記念に撮影しました。
一枚刃の鉋三丁です。
台の厚さ、長さ、屑たまりの傾きなど、全て微妙に異なります。
やっと、薄削り練習用鉋が揃いましたので、刃口の広がりを気にせず、下端が削れます。

 

以下は楽仙の詳細写真です。
改めてじっくり見てみると、細かな所で、イマイチな部分もありますが、次回の課題にしたいと思います。

【全景】

【刃の収まり】
こちら側は、まずまずです。

こちら側の先の方が、隙間が開いているように見えます。
表面だけが、削れてしましたので、刃の押さえには支障がないと思います。
たぶん、刃口を調整しているときに、鑿で突いてしまったと思います。

【刃口】

【表なじみ】
両サイドが当たっていません。
表なじみを凸にしすぎて、調整したのですが、これが限度でした。


楽仙 台打ち4 試し削り

2011年04月30日 03時55分44秒 | 台打ち

楽仙の一枚台の台打ちが終わり、簡単に下端調整と刃を研いで、試し削りです。

刃口の幅は0.3mmの予定でしたが、0.4~0.5mmと広めになってしまいました。
これくらいですと、鉋屑は詰まりにくいです。

薄く削れるよう調整していますが、これくらいが限度でした。
まぁ、そこそこ削れたから満足かな。

もっと下端の調整と刃の研ぎを詰めないといけませんね。
でも、これから詰めていくのが難しいんだよなぁ・・・・

ボチボチ頑張ります。


楽仙 台打ち 3

2011年04月28日 22時12分14秒 | 台打ち

3分以下の鑿が、机の上を転がって落ち着かないのと、コンクリートの床に落ちれば刃が欠けますし、危ないので楢の端材で小物を作りました。

こんな感じで使っています。

楽仙 台打ちを続けます。
表馴染みを削りながら、鉋刃を入れていきます。
ここで、ミスがありました。
刃の耳で台を削りながら入れていきます(写真の青丸)が、気づいたら、耳で台を削りすぎていて、屑たまりの側面が欠けてしまいました。(写真の赤丸)

ショック!ですが、仕方がありません。
欠けた木を、地面に這いつくばって、探しました。(コンタクトレンズを探すように・・・)
ありました!! 後で木工ボンドのお世話になります。

少しずつ入れていき、ここまできました。

あと、3mmの所で止めて、馴染ませます。

表馴染みは、まだまだです。

明日から、GWなので、楽しみながら頑張りま~す!


楽仙 台打ち 2

2011年04月26日 22時06分46秒 | 台打ち

前回の「健明」と同じようにΦ3mmの貫通穴を開けます。

刃口部分の荒堀をします。

今回は、時間を短縮するため、ボール盤を使って途中まで穴を掘りました。

このように掘りますが、ボール盤加工の手間を考えると、時間的違いは無いように思います。
鑿加工に自信が無い方には、有効かもしれません。

地面で掘ります。

荒堀り、とは言うものの、へたくそです。

穴が貫通しました。

溝を入れる時、真剣になったこともあって、写真を撮り忘れました。
まぁ。このへんから、鉋刃を入れて、表馴染みの調整に入ります。

 


楽仙 台打ち 1

2011年04月26日 06時43分08秒 | 台打ち

寸八 「楽仙」 の一枚台を打ってみます。

先日、書いたように、木取りで失敗して、厚さは34mm弱になってしまいました。

少し落ち込んでいたのですが、萩原さんから、以下のコメントをいただき、俄然やる気になりました・・・(笑)
「今、台の薄いのは結構流行っています。
仕上がりで9分5厘くらいでしょうか。
それと、屑たまりの角度を立てるのも多くなりました。
あと少し台の長め(1尺くらい)も数多くなりました。」

そのような意識で台を拝見したことがないのですが、「薄い台、屑たまりの角度、長めの台」 をキーワードに勝手に想像して墨を付けました。
やや屑たまりの角度を立てすぎたかも・・・・・・(笑)

今朝は、書いている時間が無くなりましたので、次回に続きます。


鉋 台打ち (その7)仕上げ~完了

2011年04月22日 22時50分11秒 | 台打ち

台打ちが、なんとか完了しました。

自分で言うのも気恥ずかしいのですが、鉋がこんなに「美しい!」と思ったことはありません。
上手く削れるかどうか?自信はありませんが、美しいので大満足です。
何度も眺めては、ニヤニヤしています。

左側に予想通り、隙間ができていますが、今のところ気にしていません。

心配していた刃口もギリギリでセーフ。
お~~~~神様、ありがとう!と叫びました。

手前が打った台です。
表なじみは、これくらいの感じですが、まだ刃はキツ目です。

肝心の表なじみで失敗してしまいましたが、はじめての台打ちとしては、自己採点で85点と高得点です(笑)

早速、下端を調整して、刃を研いで、試し削りしたいのですが、台打ちの感触が残っているので、更に続けて 「楽仙」 の一枚台を作ることにしました。

毎日、マニアックな内容になってしまいます。・・・・反省


鉋 台打ち (その6)押え溝の加工

2011年04月21日 20時46分37秒 | 台打ち

押え溝の加工をします。

鋸を入れます。
この工程で失敗することが多いと聞いていましたので、慎重に作業します。

専用の鋸が欲しかったのですが、もったいないので、アサリが無い竹用の替え刃が良さそうと考えて切りました。
(実際は、切りにくかったです)

入れる位置を失敗して、2回入れたりしています。

こちら側は、成功しました。

1分と2分の鑿で突きます。

早速、鉋身を入れます。
予想通り、ここまでしか入りませんでした・・・・

表なじみの凸部が当たっています。

これからコツコツと、表なじみを調整します。
もう少し頑張ります!


鉋 台打ち (その5)荒堀り完了

2011年04月20日 18時22分42秒 | 台打ち

練習のつもりで、「手打ち」に挑戦しています。

鑿は、木工を始めた頃にホームセンターで購入した、1分、2分、3分、8分、1寸4分を使います。
白樫は硬いですが、刃がす~っと入って加工しやすいので、1~2丁なら僕の鑿でも大丈夫です。
鑿の研ぎは難しく、丸刃になっていましたので、治具を使って研ぎ直しました。

僕の作業台は、脚も天板も貧弱で、鑿の力が台に加わりにくいので、地面で掘ることにしました。

このあたりまで適当に掘って、鑿を入れる線を鉛筆で書いてみました。

ほぼ、荒堀りが終わりになりました。
写真上側ににボール盤で開けたΦ3mmの穴が縦につながって見えます。
この案内の穴は、垂直方向の目安にもなり、大変助かりました。

左右の壁?も掘り終えました。
表なじみの部分に鉋身に合せてアールを付けたのですが、中央が出過ぎているだけでなく、左右を掘りすぎてしまいました。
表なじみを掘りすぎると、刃口は開く方向になり、何のための一枚刃かわかりません。どうしよう・・・
まぁ、初めてですし、最後に刃口が広すぎたら、刃口を埋めるか。
ということで、このまま進めることにしました。

下側はこんな感じです。アール付けすぎ!(笑)


鉋 台打ち (その4)荒堀り開始

2011年04月19日 23時59分59秒 | 台打ち

手柴さんの「大工道具の曼陀羅屋」ホームページを参考にさせていただき、荒掘りします。

角のみを使用せず、手打ちでいきます。
まずは、ボール盤で鉋台下側から道案内の穴を掘ります。
一枚台ですので、鉋台下側から上側に貫通できるスペースは実測3mm強です。
従って、Φ3mmの錐で掘りますが、屑はけを考慮して錐を上下に動かして慎重に開けます。
(屑が詰まると、錐が折れると思います。折れた取り出すのに大変苦労します。)

下側から、3mmの穴を頼りに、8分の追い入れ鑿で掘ります。
1枚台なので、V字ではなく片側だけしか掘れません。
白樫を加工するのは初めてでしたので、8分勾配のガイドを使って慎重に掘りました。

次に上側から、8分の追い入れ鑿で、3mmの道案内の穴を頼りに掘っていきます。
あれっ?鑿の方向が逆かも・・・・? こちらの方が掘りやすそうだったので・・・・・