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craft WAKU 木ままな木工生活

ログハウスの地下工房で変形家具製作を楽しんでいます。

好調です

2013年03月22日 13時42分04秒 | 鉋 金井 かね庄

久しぶりに米ヒバを削ってみました。
秦野の檜とは、削った感触が異なります。
養成ギブスを外したように、とても軽く引けます。

カネ庄で、部分的に4ミクロン。
自分で言うのもなんですが、絶好調です。


ビデオカメラにも少しづつ慣れてきました。
17日、息子の高校生活最後の定期演奏会があったので、ビデオ撮影してきました。
動画からキャプチャーしても、美しい画像で嬉しいです。
ここから更にズームして、顔がアップで撮影できるのは驚きでした。

最近、鉋も砥石も変えていませんが、以下の調整方法を全て変更して、安定して削れるように心がけています。
・砥石の面直し
・研ぎ
・台の下端
・削り材 

 


動画 「カネ庄」

2013年03月10日 08時22分04秒 | 鉋 金井 かね庄

愛用していたコンパクトデジカメの液晶画面が、割れてから半年が過ぎました。
http://pub.ne.jp/craftWAKU/?entry_id=4506199
ブログやホームページの写真は、家内のコンパクトデジカメを借用していました。
面倒なので、先日デジカメを買いに行ったのですが、衝動的に安価なフルHD対応小型デジタルビデオカメラを購入して帰ってきました。
もともと動画は、嫌いでしたが、そうも言っていられない情勢か・・・・・・・。

 
ブログに掲載する写真は、動画からもキャプチャできそう?、動画も少しは綺麗になるかも?
・・・などなど期待して、テストしています。

【動画】
金井(かね庄)で、いつもの秦野の檜を削ってみました。
いつもと違うアングルです。
右腕に小型ビデオカメラをゴムバンドで付けて撮影してみました。(笑)
秦野の檜、少しづつ慣れてきましたが、刃が少し切れ止んでいて、10ミクロン程度です。

【写真】
上の撮影した動画から、キャプチャしてみました。
いいとこ撮りのWAKUに、ピッタリです。(恥)

今回の「かね庄」は、研ぐ方法を少し変えています。
引きは軽いですが、やや切れが犠牲になっているような気もしています。
もう少し、あれこれ研ぎを試してみようと思います。

 


刃の黒幕#2000での削り

2013年02月11日 21時40分30秒 | 鉋 金井 かね庄

なかなか体調が戻りません。
日頃の運動不足が影響して、体力の衰えを実感しています。
体調が良くなったら、何か運動してみることにします。

今日は、薄削りをしようと、「カネ庄」と「貞正」をシャプトン刃の黒幕#2000で、やや多く刃返りが出るまで研ぎ、休憩していました。
仕上げ研ぎをしようと工房に戻った時、頭の中がボ~ッとしてたこともあり、研ぎ終えたものと勘違いして、そのまま「カネ庄」を台に入れて削ってしまいました。(笑)

2回ほど、30ミクロン以上の厚さで削った後、薄削りに入りましたが、切れが少し悪く、削り屑がバサバサしていたので、研ぎに失敗したかな、と思った時、ようやく仕上げ研ぎをしていないことに気付きました。

最近、絶好調だった「カネ庄」。
刃の黒幕#2000の研ぎだけで、薄削りを見せてくれました。


写真は、8~11ミクロンでしたが、撮影中に7ミクロンに変わってしまいました。
(実際は、削り屑が毛羽立っているので、やや強めにシックネスゲージを当てています。)

削りにくいヒノキも削ってみましたが、引きが軽かったです。

結果的に刃の黒幕#2000だけでも、条件が揃えば、10ミクロン以下で、引きも軽く削れることが分かりました。

今後、刃の黒幕#2000の研ぎだけで、薄削りをすることは考えていませんが、実際に削った結果に驚いています。

 


新しい発見

2013年01月14日 21時23分47秒 | 鉋 金井 かね庄

今夜は、昨年末に再生した鉋、「カネ庄」で削りました。
4点で当てた下端の調子が良くて、ようやく理想の下端に近づいてきたような気がします。

ただ、削りを薄くしていくと、毎回、削り屑の同じ所が割れてしまいます。

左から7mm位の所が、薄く削ると割れます。

指で削り材を触ると、切れた部分に僅かな段差があったので、最初は、錆のピンホールが影響した刃先の小さな欠けと考えて、数回研ぎ直しましたが、いつもここが割れてしまいます。
拡大鏡で見ても、刃先の欠けは見当たらず、原因不明の状態が続いていました。


刃口の写真です。
現在、使用しているデジカメのマクロ(接写)は、10cmまでで、刃口が上手く撮影できなかったのですが、虫眼鏡を併用する方法で撮影してみました。これは新しい発見です。

ネットで検索していて、偶然見つけた方法です。

刃を少し抜いた写真です。
これも虫眼鏡を使って撮影しました。
木っ端返しを見ると、削り屑が割れる箇所に、小さな削り屑が引っ掛かっています。
どうやら、刃との距離が狭いのに加えて、この部分の樫の導管のバリがあり、削り屑が引っ掛かかりやすいようです。
指で木っ端返しを触わって確認しても、ここに何か小さなバリがあるように感じたので、オイルを塗布して#1200のペーパーで磨いてみました。

研ぎ直しせずに同じ刃で削ります。

削り屑が割れていた部分だけ厚くなっていますが、問題ありません。

おそらく、刃先が欠けていたのでは無くて、木っ端返しのバリに削り屑が引っ掛かり、この部分だけ削れなくなり、削り屑が割れていたように思います。

更に、同じ刃で研ぎ直さず、薄く削ってもつながっています。

ここまで削ったら、刃が切れ止んでしまいました・・・・

これから、研ぎ直します・・・・

 


かね庄の再生 9 初削り

2013年01月03日 18時02分17秒 | 鉋 金井 かね庄

かね庄を使って、一人、初削りしていました。

苦労していたヒノキも薄く削れるようになってきました。


今までと比べて、削り屑を触った感触も薄いです。

米ヒバで、薄削りに挑戦しました。

良く切れて、台の感触はバツグンでしたが、削っている途中で、刃先が欠けてしまいました。

マイクロスコープで見ても細かく欠けています。

あ~、参ったなぁ。なんで?
もう少し色々やらないと、薄削りには使えないと思います。

 


かね庄の再生 8 削り納め

2012年12月31日 16時42分08秒 | 鉋 金井 かね庄

今日は大晦日。

削り納めとして、かね庄の刃を研いで削ってみました。
最初からヒノキを削る自信がないので、米ヒバを使います。

こんなボロボロの状況でも、鉋屑が、出てきてくれたので、嬉しくてホッとします。

刃を研ぎ直して、再度削りました。

なんとか、削れてくれました。

時間も技術も無いので、今日の薄削りは、これが限界でした。

削った感触は良かったので、ヒノキも最後に削ってみました。

10~13ミクロンと超薄削りには、ほど遠い状態ですが、来年じっくり仕込んで再挑戦したいと思います。

今年もあと僅かになりました。
無事に一年間、鉋や薄削りを楽しむことができました。
また、今年も多くの方々と巡り合うことができまして、とても幸せな一年となりました。
ありがとうございました。

来年も、鉋や薄削り、木工を楽しもうと思います。
それでは、良いお年をお迎えください。


かね庄の再生 7 鉋台再生

2012年12月30日 21時26分50秒 | 鉋 金井 かね庄

朝から一日中、雨降りでした。
予定していた大掃除も家族全員の気分が乗らず、明日に延期となりました。

・・・・と言うことで、地下工房に篭り、鉋台の再生をしていました。

コバ部分にもパープルハートを貼って、いつものパープルハート台のように見せています。

台の幅ができるだけ狭くなるように、コバ面のパープルハートの厚さは、1.0~1.5mm程度です。


下端の様子です。


刃口は、デジカメ写真に写らないくらい狭くしてあります。
今まで台を何度か打ちましたが、いつも鉋屑が出なくて、広げてしまいます。

明日は、下端を調整して、試し削りの予定です。
時間が取れない場合は、年を越してしまいますが、焦っても仕方ないので、ボチボチやります。

 


かね庄の再生 6 鉋台再生

2012年12月29日 22時34分38秒 | 鉋 金井 かね庄

年末で時間がとれず、製作が思うように進みません。

現在の状況です。

上面はパープルハート、中央はプチ積層台の再利用、下は白樫です。


表馴染みの調整を失敗していまして、ユルユルです。(笑)
エポキシのお世話になる予定です。


下端の様子です。


刃口の幅は、0mmとクリアランスがありません。
刃口を仕上げるときも失敗しそうな予感がしています。

こんな台で、削れるのかなぁ・・・・・(笑)


かね庄の再生 5 鉋台再生

2012年12月27日 23時17分42秒 | 鉋 金井 かね庄

毎晩、工房内が寒いです。
ここの所、年末で忙しいのですが、思い立ったことを兎に角、やってみることにしました。

まず、パープルハート、白樫を1分の厚さに挽きました。

左から、なんちゃって積層台、プチ積層台、パープルハート1分厚4枚、白樫1分厚2枚、良い発色をしたパープルハート台の材料です。

この中で、プチ積層台、パープルハート1分厚、白樫1分厚を使います。
パープルハートは化粧用、白樫は下端用です。

下端用の白樫をプチ積層台に貼っているところです。

上の写真では、何やっているのか分かりませんね。

すみません・・・・。

ボチボチ焦らず進行中です。


かね庄の再生 4 鉋台

2012年12月24日 18時24分59秒 | 鉋 金井 かね庄

刃を再生した「かね庄」ですが、一緒に送られてきた2枚刃の古い鉋台に入れて削っても、全く上手く削れない状態が続いていました。
削っていてもザラザラした感じで、軽く引けないので、台を変えることにしました。


新しく台を打とうと、右側のパープルハートの材料を切り出していましたが、ひょっとすると以前に打った台が使えそうな気がしたので、持ってきました。


左が「かね庄」で、右が以前に打った「廣道」です。

2枚の白樫を張り合わせた、プチ積層台です。
http://pub.ne.jp/craftWAKU/?entry_id=4496661

「廣道」が、全く切れてくれず、最近はお蔵入りしていました。(笑)
ただ、下端の狂いは少ないので、なんとかしたいと思っていました。

この台に「かね庄」を入れると、少し表馴染みのカーブが合わず隙間が開いていますが、どうにか削れそうです。

早速、苦戦している桧を削ってみました。


いつもの事ながら、切れ止んできていますが(笑)、引いた感触は向上しています。

新しく台を打とうと思っていましたが、「廣道」の刃をあきらめて、このプチ積層台を「かね庄」に合うように改造して楽しむことにします。

早速、樫の木を加工しようとしたら、バンドソーのゴムローラーが出てきてしまいました。

以前、上のゴムローラーが劣化して切れたのですが、今回は下側のローラーです。
http://pub.ne.jp/craftWAKU/?entry_id=3985497

ゴムが相当劣化して、バキバキになっていました。
ハァ~、、下側のゴムも直さないと・・・・・なかなか思うように進みません。

 


かね庄の再生 3

2012年12月20日 23時25分07秒 | 鉋 金井 かね庄

やはり削りたくなって、かね庄と一緒に送られてきた台に入れて、試し削りしてみました。
台は新しく打つ予定ですが、年末で忙しく時間がありません。


下端をササッと調整しました。
刃口は、約2mmと開いているのが気になりますが、試し削りということで続行します。


まずは米ヒバを削りました。
引いていると、ドンドン食込んでいく感じで、厚くなります。


薄削りにも挑戦しましたが、今二歩の感じです。


米ヒバの光沢も、金井らしさが今一歩出ていないような気がします。


檜も削ってみましたが、これくらいが限界でした。

もう少し、じっくり研いで、下端も調整しないといけませんね。


かね庄の再生 2

2012年12月18日 21時02分23秒 | 鉋 金井 かね庄

裏出しと裏押しを繰り返しました。

少しですが、裏が出てきました。
錆の跡が写っています。


鎬面をダイヤモンド砥石で研ぐと、裏出しした部分は、砥石に当たらず最後まで残ります。


裏出しを繰り返します。


やっと、一本の裏が出てきました。

気のなるのは、錆の跡ですが、先日の写真から拡大写真を定点で撮影してみました。






少しづつですが、錆の跡が無くなっていきます。

ボチボチやっていますが、年末は忙しくて、思うように進んでいません。


かね庄の再生 1

2012年12月16日 12時35分24秒 | 鉋 金井 かね庄

刃の汚れを取って、裏すきをミニルーターで修正しました。
その後、#2000で裏を軽く研いでみました。

予想通り(って言うか、分かっていましたが)、刃の中央部分が完全に裏切れています。

更に上の写真では分かりにくいのですが、裏切れしている部分には、錆によって侵食された穴が沢山あります。

拡大するとこんな感じです。

右上の光っている辺りが、裏が切れる部分です。
コレハヒドイです。
こんな刃が使い物になるのかよく分かりません。

WAKUの腕で、再生できるか不安もありますが、まずは、裏出しからやっています。

いつものことながら、裏出し、ヘタやなぁ・・・・・(笑)

まっ、気長にボチボチ楽しみながらやってみます。


金井 かね庄

2012年12月15日 23時10分58秒 | 鉋 金井 かね庄

先日、オークションを見ていて、年末のドタバタに紛れてポチッとしてしまいました

切られた、「大和かね庄」は聞いた事がないのですが、初代「金井」と信じて、思ったより高かったのですが、年末の勢いで、つい・・・・・・(笑)

届いた刃を紹介します。


刃の長さはあるものの、裏の状態は、錆と裏切れで予想していた以上に厳しそうです。


昭和37年6月26日とすると、金井芳蔵さんが57歳頃でしょうか。


左下の芳蔵の刻印です。


上の写真は現在使用している「金井」の刻印ですが、少し異なるように感じます。


登録の刻印です。


これも、現在使用している「金井」とは、異なるように思います。

これから、この刃を再生します。