11月8日、9日は、全国削ろう会 小田原大会に行ってきました。
全国大会は、4回目の参加になります。
1回目:川越大会 鉋の刃を落としたら欠けてしまった大会
2回目:宇和島大会 初計測 9-9-13ミクロン
3回目:清水大会 計測所に持っていく途中で、ぶつかって削り屑が壊れた大会
ということで、今までの結果は振るいません。(あたりまえか・・・(笑))
今回のチームB参加メンバー:西口さん(伊勢のおやかた)、萩原さん、賢太郎君(西口神具店4代目)、WAKU、別の車で、北村さん、山下さん 合計6名の参加となりました。
朝、6時にWAKU宅に集合し、出発しました。
新東名高速道路を経由して、富士山を見ながら、小田原へ向かいます。
10時30分頃に開場(小田原アリーナ)に到着しました。
とても広い開場で、雰囲気にのまれて緊張してしまいました。
鉋を整備する時間がなかったので、「金井鉋」5丁のみ持参しました。
(金井、金井芳蔵1、金井芳蔵2、かね庄、貞正)
5丁とも刃の欠けがなく、気持ちよく削ることができました。
刃返りをなるべく出さないように心がけて研いだことが良かったかもしれません。
結果は、8~10ミクロンと惨敗でしたが、全国大会では、自己ベストです。
また、全国大会で初めて、削り華を掲示していただくことができ、満足しています。
チームBの中で、一度も計測せず楽しくタイムアウトされた1名以外は、全て削り華が掲示されるという前代未聞?の結果となりました。
おやかた6~6ミクロン、萩原さん7~9ミクロン、山下さん5~7ミクロン・・・・・
一番嬉しかったのは、賢太郎君が、7~9ミクロンを出して、学生の部で、見事に優勝したことです。
ダントツの一位でした。
賢太郎君、おやかた、おめでとうございます。
(う~ん、WAKUよりも、薄い結果かぁ~・・・・(笑))
会場では、沢山の方から、「ブログ見てるよ~」とお声を掛けていただきました。
なかなか薄削りも上手くなりませんが、これからも宜しくお願い申し上げます。
ありがとうございました。
【毎回恒例となりました反省点と今後の課題について(汗)】
(思いついたことを適当に書き留めておきます)
①鉋5丁では、やや少ないかな。
2日間削る時間があると、会場での研ぎが必要になるため、削っていない時間も多くありました。
WAKUの技術で会場で研ぐのは大変と思うので、鉋を多くして会場での研ぎを無くすことも考えています。
②削り華のツヤ
上位の方の削り華を見ると、ツヤが半端ではありませんでした。
いわゆるセロファンでした。
薄く見えても、毛羽立っていては、数字が出ません。
また、ツヤが出ない刃では、削るだけ無駄と思います。
さっさと諦めて、研ぎ直したほうがよいと思います。
③研ぎのあと、削れるのは10回くらいまでかもしれません。
切れ止んで、毛羽立つと結果は出にくいと思います。
④計測は3回まで
2日間で、計測してもらえるのは3回のルールでした。
これが、一番の悩み所であり、難しい所でした。
今回は、最終の3回目の計測で失敗してしまいました。
エース鉋「金井芳蔵1」の調子が良く、持参したチームBのシックネスで計ると6~7ミクロン。
もう少し綺麗な削り華にしたくて、再度削って持っていったが、結果は10を切ってませんでした。
切れ止んでしまったのか、持っていく途中で削り華が丸まってしまったのか 原因は良く分からりません。
そのときは、なぜか焦ってしまい、計測に持っていく前に、持参したシックネスで測定しなかったので、少し悔やんでいます。
⑤大会前は鉋を触って練習しないといけない
全ての鉋の調子を同じように仕込めればよいが、技術が無いので鉋によって癖が出てしまいます。
鉋の癖(特に表馴染み)をつかんでおかないといけません。
今回、表馴染みがきつい鉋があり、刃の微妙な調整ができず、失敗しました。
調整しているうちに切れ止んでしまいました。
個人的には、表馴染みをゆるめに調整しないといけません。