craft WAKU 木ままな木工生活

ログハウスの地下工房で変形家具製作を楽しんでいます。

補足メモ

2008年05月31日 10時45分06秒 | 籐椅子の張替え

先日、一連の流れを書きましたが、一杯飲みながら書いたので、抜けがありました。自分のメモを兼ねて補足しておきます。

①網戸張り用のローラー
ホームセンターで売っていた一番安価なもの(200円くらい)です。
ローラー面は網戸のゴムと合わせるため、凹面となっていますが、籐に当たる部分が鋭角なので、籐を傷つけて切れてしまうのを防ぐため、カッターナイフで平面(やや凸ぎみ)にしました。(下の写真左側)

②木工ボンド
酢酸ビニル樹脂系エマルジョン形
手持ちの木工ボンドを使おうと思いましたが、ノズル先端が太いため溝にボンドを入れにくく、大半がはみ出てしまいました。(1脚目は苦労しました)
ノズル先端が細い小型の容器に入っている木工ボンド(100円くらい)を購入し、更にノズル先端に肉厚部分を適当にカッターで削り、更に細くしています。
 

③丸芯
かごめ網と同時に購入。溝の幅は5mm、深さを測定するのを忘れましたが、たぶん5mmくらい。
これに見合った丸芯ということで、長さは1.5m、Φ4.5を予備を含めて6本購入しました。グニャグニャしているので、水に漬ける必要はありません。
購入した福島工業さまでは、他の径も販売しています。
紹介されているHPのURL
http://cart05.lolipop.jp/LA07564884/?mode=CATE&c_id=CA00100134885

ということで、籐の椅子張替えは、無事に完了です。せっかく慣れたので、あと数脚くらい張り替えたいのですが、僕は籐家具を持っていないので、次回張替えはいつになることやら・・・・・。

遠くから「次の宿題が待っているよ~」って声が聞こえました・・・・・・・まだ宿題地獄から抜けれません。ガクッ。


完成しました。

2008年05月29日 22時15分20秒 | 籐椅子の張替え

籐椅子4脚の張替えが完了しました。

材料を購入先である福島工業(株) 福嶋様のアドバイスがなければ出来なかったでしょう。ありがとうございました。助かりました。
まず、教えていただいた内容を紹介します。

注意点とよくある質問
1、張る前に籐を少し大きくカット。
2、水または、ぬるま湯に2,3分漬ける。
3、余分な水分を振り飛ばし、溝の上におく。
4.目が曲がらないように、注意しながら、籐の上からローラで籐を溝におしこむ。
5.溝の跡がつきます。
6、家具屋さんは溝にステープルを打ちますが、当社では、この方法はおすすめしていません。
7、5で出来た溝に木工ボンドを流し込み、抑え用の丸芯をたたき込みます。
この時、籐の溝より少し太めの丸芯を使うとピンと張れます。
8、打ち込んだ後、余分なところをカッターナイフで切り落とします。
9隙間にボンドを塗り、ぬれた布で余分なボンドをふきとります。
10、必ず、日陰で乾燥うしてください。直射日光やドライヤーで乾かすとボンドより籐が
早く乾き、籐が縮んで溝の押さえが浮き上がる場合があります。
 
この方法だと次回張替えの時、籐を取り外すのが楽になります。
なお、塗装または、着色はおすすめしません。
理由
1、籐うの強度が弱くなりやすい。
2、はけ塗りの場合、むらになりやすい。
3、木部の塗料と合わず、きれいに仕上がらない。
 
以上のアドバイスに沿って、製作しました。

少し大きめにハサミで切りました。
 
約10分洗面台に入れて、柔らかくしました。

水を切って、背もたれ部分に置き、網戸貼り用ローラーで溝に押し込みます。
難しいかと思いましたが、やってみると以外に簡単。やや引張り気味にして溝をに入れます。溝が深くて、一度入れたら籐は動きにくいです。
 
この時点で、余分な籐をカッターナイフで切取ります。
 
溝に木工ボンドを入れます。
 
丸棒で、たたいて入れます。
以上で、完成です。
貼った時点で多少籐の緩みが出てしまった場合でも、籐が乾燥すればピンと張りが出ました。
いつか籐を使った椅子を作りたくなってきました。

籐が届きました

2008年05月28日 23時11分41秒 | 籐椅子の張替え

籐が届きました。

注文先は、福島工業株式会社 http://www.fskk.com/  です。
①丸芯4.5mm 1.5M  150円 6本
②かごめ編み 1050円 3m 

椅子のステープルも外し終えて、溝を仕上げました。

籐を購入した福島工業様から色々と教えていただいたことを頭に入れて、1脚、籐を貼ってみました。上手くいきそうです。
教えていただいた内容やコツは、残りの3脚に籐を貼る時、写真を撮影して記載しようと思います。

新しい分野なので一生懸命作業していて楽しいのですが、今回は、木工とは言えないし、まして作品とも言えないのが悩みの種です。(笑)


ステープル

2008年05月26日 22時18分36秒 | 籐椅子の張替え

先日、鑿がゴッ・・・・と当たったのは、ステープルでした。

篭目編みの籐は、周囲の丸芯の籐で固定されているだけと思っていたのですが、ステープルとボンドで留められていました。
ボンドは、場所により多くつけられていて篭目編みの籐がきれいに外せないし、ステープルは約3cm毎に打たれていて、1脚あたり約50個も使ってあります。

溝の中のステープルを外すため、100均で「千枚通し」を買ってきました。
厚さ0.5mmのトタン板で、カバーしながら、コツコツと外す地道な作業。

4脚もあると、結構大変だわ。


う~ん

2008年05月25日 23時56分47秒 | 宿題

この週末は・・・土曜日は仕事で出勤。日曜日は、親戚の家元襲名披露ということで両親を車に載せて、名古屋までドライブ。
朝のうち雨が降っていたので、息子のクラブもお休みと想定して、息子も車に載せて名古屋まで出かけました。

ずいぶん前から、息子を名古屋の楽器店に連れて行くと約束していたのですが日程が合わず、やっと約束が果たせホッとしました。

洗面台のスノコ。いきなり家内から頼まれました。桐とファルカタ材の端材を見つけてきて、適当にチャッチャと作り、完成。
納期優先の今回は結構、評判が良く褒められました。

これで、しばらく出来てなかった家族サービスができたように思います(思っているのは僕だけかもしれません・・・(笑))
さぁ、今度は頑張って木工、宿題に取り掛からないと。

 


覚悟を決める

2008年05月20日 23時59分59秒 | 籐椅子の張替え

覚悟を決めて! というと
大げさですが、篭目編みの籐を取り去った。
あまり先のことを考えず、このまま行くしかありません。

周囲を押さえている丸芯の籐を外します。
一分(3mm)の鑿を打ち込みます。
コンコン、コンコン・・・・ゴンゴン・・ゴッ・・・・
や、やばい、何かに当たった。
恐る恐る見てみると鑿の刃が欠けてる・・・(ショック!)
急に気力がなくなり、今日はここまで。(かなり弱気・・・(笑))


籐椅子の張替え2

2008年05月19日 22時36分28秒 | 籐椅子の張替え

3月に書いた籐椅子。http://pub.ne.jp/craftWAKU/?daily_id=20080311

4脚、工房に置かれたまま、2ヶ月過ぎて・・・・。
これをなんとか片付けないと次の作品に取り掛かれないし・・・・。

ということで、次の宿題にチャレンジしてます。
工房の中央に持ってきた1脚の椅子。
どうやって張り替えましょうか?にらめっこ。
重い腰を上げて、さぁ頑張ろうっと!
(今、工房内は、「なんでも屋さん」状態です。ハァ~)


久しぶりにHPを更新

2008年05月18日 22時38分13秒 | その他

法事などで名古屋に出向き、帰ってきました。
叔父様に広葉樹斜め輪切り材も見てもらって、そこそこOKとのことで、宿題が1つ完了しました。

家の近くに1円パチンコというのがあって、店の前を通った時、「暇つぶしをする人で賑わっているんだよね~」などと会話をしつつ、ログハウスに到着。

「暇つぶし」という言葉にハッ!とした。そういえば、ここ2、3年木工に没頭していて、暇をつぶすことなど考えたことがありません。WAKUにとって「暇つぶし」は死語と化しており、久しぶりに聞いた言葉の響きに懐かしさを感じてしまった。・・・・そんなに暇があったら、WAKUに少し下さい(笑)

さてさて、久しぶりにHPを更新しました。

変形本棚蝶番の製作過程

熱中生活フェスタ2008 日本橋高島屋

またまた、別の宿題に取り掛かりましたが、今、強烈な睡魔に襲われて頭がクラクラしているので、後日報告することにします。すみません。
では、おやすみ~なさい~。


広葉樹の斜め輪切の丸太 2

2008年05月17日 23時59分57秒 | 材木

自動鉋を掛けてみました。

逆目もなく、樹皮も粉々にならず、一安心しましたが、自動鉋の刃が欠けており、広葉樹だと何本かの線が見えてしまいました。

しかたなく、手鉋を適当に掛けて、線を無くして仕上げ完了。このような仕上げは、どこまでやったらよいか・・・キリがありませんので、適当なところで打ち切りました。(結構、いいかげん)

明日は、これを持って、名古屋へGO~。ココのところ雑用が多すぎます・・・。


広葉樹の斜め輪切の丸太

2008年05月16日 21時19分37秒 | 材木

7種類の広葉樹 斜め輪切りの丸太が届きました。

手前左から、桜、ミズメ、欅、栃
奥側左から、キハダ、ミズキ、ホウ

この輪切り材、自然乾燥なのですが、樹皮が付いていて、しかも割れが入っていないという素敵なものです。

帯鋸で切断した荒材なので、これらを明日中に仕上げないといけませんが、上手くいくかな?


全体が見えてきました

2008年05月11日 22時36分19秒 | 変形本棚

蝶番を作って扉を取り付けました。
仕上げは、オスモカラーのナチュラルです。
取っ手とアクリル板を取り付けて、全体の形が見えました。
昨日、今日は一気に作業を進めました。

一番嬉しかったのは、扉が無事にフワッと開いたこと(笑)。
ここまでくれば、ホッと一息。
あとは、コチョ コチョと仕上げて、もう少しで完成です。


『ドゥーパ!EX』 総集編

2008年05月10日 23時39分41秒 | 木工雑誌・展示会

4月10日発売の「ドゥーパ!EX」に私の工房が紹介されていると聞いたので、本屋さんへ見に行ってきました。

なるほど、総集編ということで、過去に紹介された「ドゥーパ!EX」Vol.4と同じ記事が掲載されていました。同じ記事だし、本の価格も高かったので、チラッと見て帰ってきました。学研さん、一冊送ってくれませんかぁ?

内容は、
男の快適マイ工房を訪ねて
「自作サイクロンを備えたクリーン工房」なのですが、今更・・・・という感もあります・・・・サイクロンは今も流行っているのかな?


扉のリカバリー

2008年05月09日 23時17分49秒 | 変形本棚

中桟でシッパイした扉を修正。

この中桟は、強度を確保する目的は無くて、①デザイン的なもの、②大きなアクリル板の手持ちが無くなったので2分割して小さくするものなのです。

そこで強度は考えず、ホゾ穴の部分を無理やり割るという大胆且つ無謀な方法に打って出ました。
ホゾ穴に、ホゾを少し挿して、コジますと、ペキッと割れました。うひひひひ・・行けそうだぞ~。

中桟は同じものを再度製作して、写真の右側を挿し込み、左側を上から圧入した後、割った破片を木工ボンドで固定する作戦です。
割った後の破片は大切に扱い、固定した痕も少なくなるように心がけました。
(katsuさんにアドバイスいただいたアリ溝で嵌め込むってのも良い方法ですけど、アリ溝の自信がありませんでした・・・すみません~)

この方法は、邪道と思っています。割る時に良く木目を見て予想して実施しましたが、広葉樹などではリスクが大きすぎますので、あまりお薦めできないでしょうね。


取っ手にこだわりたい

2008年05月08日 23時32分42秒 | 変形本棚

東京から、無事作品が戻ってくるのか?
扉の中桟のシッパイはどうやってリカバリーするのか?
色々、気になることがあるのですが、それは、横に置いておいて(笑)、木工再開します。

気分を新たに「取っ手」の製作。
適当なウォールナットの端材を探し出しました。たぶん、 「TA-NA」 の柱部分で出たもの。
適当に、鉛筆でイメージしながら、形を書きます。

後は、超安価な糸鋸盤で加工したかったけど、自信が無いので、ドリル、バンドソー、頼みのスピンドルサンダー(こうゆう加工仕上げには超便利)、反り台鉋、小刀を使って形にします。
この端材から、2個取りました。

実は、微妙に曲がって、微妙に反って、しかもできる限り細くして、スッキリした「取っ手」にこだわりました。
いい感じの「取っ手」だなぁ~(いつものように自画自賛ですみません)。
ポイントは、扉に取り付く面を精度良く加工することでしょうか。置いた時、グラグラせず、ぴたっと置けるように加工しました。