久しぶりに寸六の鰹節削りで削りました。
本枯節が小さくなっています。
やや厚めに削りました。
冷奴が美味しい季節になってきましたね。
いまどき、鰹節削り器を自作するのも、変わりも・ 珍しいと思いますが、完成しました。
通常は、上写真の寸六の鉋で削りますが、寸八の鉋も使用できます。
「忠次」寸八を置いてみました。
削っていません・・・置いただけです。
寸四の鉋も楽しめるようにしてあります。
鉋の刃、寸六の「房三」で、試し削りをしてみました。
鰹節削り器の大きさは、幅116mm、長さ345mm、高さ145mmと無茶苦茶大きいです。
存在感あります。(笑)
家内からは、邪魔と言われそうです・・・
大きいだけに安定して削れるんですけど・・・・
先月から作っている自分用の鰹節削り器(↓)の刃を選びました。
http://pub.ne.jp/craftWAKU/?entry_id=5210242
種々、鰹節削り器を作っているので、ややこしくなってきた・・・。
オークションで一緒についてきた刃(笑)の中から、寸六で長さが短いものを探しました。
グリンテックK2を使って、ダイヤモンド砥石で研いでみました。
両端が当たって光りました。
さらに研ぎます。
裏も適当に透き直して、仕上げました。
「房三」と刻印されていました。
台を打ちました。
最近、よく打っているので、慣れてきました。
刃を入れて、表馴染みを合わせて完成です。
薄削り用の寸八の鉋ではないので、リラックスして台打ちが楽しめます。
刃口も(WAKUにしては)上出来です。
木工の頼まれ物が増えてきたので、チャッチャと片付けていきます。
刃が完成したので、台を作ります。
台は、赤樫で、左右2枚貼り合わせた積層台です。
最近、台を打つ機会があったので、慣れたことと、寸四と小さいためスムーズに進みました。
表馴染みは、時間を掛けたかったのですが、鰹節用なので、一気に進めました。
下端を整えて、米ヒバを削ってみることにしました。
やらなくてもよいのに、一人削ろう会に突入してしまいました。
鉋と比べて、刃の位置を中央に配置したので、バランスが悪いです。
13ミクロン程度でした。(笑)
削り器に置いてみました。
刃口が少し狭くて、屑が詰まります。
少し刃口を広げました。
肝心の鰹節は、上手く削れています。
鰹節を買いに行ってきました。
鰹節削り器とセットにして、母にプレゼントしてきました。
鰹節店主に、鰹節について、色々教えていただき、ついつい長居してしまいました。
楽しい時間をいただきまして、ありがとうございました。
実家に立ち寄って、鰹節の話をしていたら、昔使用していた鰹節削り器を使えるようにしてほしいと母から頼まれました。
実家から持ってきた削り器です。
刃を研げば、使えると思っていたのですが、とても薄くて研ぎにくい・・・・
何度か研いで、鰹節を削ってみたのですが、全く削れません。
この刃をあきらめて、台と刃は新調して、再生することを楽しむことにしました。
早速、先日「金井」と共に送られてきた刃から探しました。
寸四の「村行」が大きさとしては、使えそうです。
それにしても、状態が悪いです。
刃の再生をしました。寸八の鉋より、小さいので再生しやすいです。
さっくり、裏を当てると、
どうして、こんなところが砥石に当たるのか?って所が当たります。
全てが丸い刃になっています。
なんとか、修正を繰り返して、完成しました。
久しぶりに、天然砥石で研ぎました。
まだ、研ぎは下手です。
ここで、気付いたのですが、刃が長いと、下の引き出しに当たってしまいます。
どうも、刃が長すぎるようです。
刃を60mm程度まで短くすることにしました。
頭の部分を金切り鋸で切ります。
すんなり切れてくれました。
頭の部分を仕上げます。
鉋の刃を切ったのは、初めてですが、上手く行きました。
今度の休日は、この刃を入れる台を打ってみます。
いつまでも大切な寸四の鉋で、鰹節削るわけにもいかないので、鰹節削り器を自作することにしました。
幸い鉋の刃は、たくさんあるし・・・・・(汗)
以前から、置いてある材料を使います。
杢よりも、こうゆう木目の方が鰹節削り器に似合うなどと考えて、2枚に割ります。
以前に購入した樫材も取り出しました。
実はこの樫、虫食いが多くて、鉋に使えそうな部分が少なかったため放置してありました。
鰹節削り器として、活躍してもらえそうです。
今回の鰹節削り器製作にあたり、寸八の鉋「健明」を直しました。
「健明」を削り器の刃にすれば、超高級な鰹節削り器になりますが、そうもいかないので、2枚刃の台に入れ替えたのと、送り鉋しやすいようにケチリンを入れ、普段使いを視野に入れた鉋にしています。
ただ、この木(なんていう材木か不明)むちゃくちゃ堅いです。
鉋で削っていても楽しめません。(笑)
タモ材かナラ材にしておけばよかったと思うも、時すでに遅しです。
タブテイルの治具などを使って加工し、組んでいきますが、仕上げは、鉋を使って楽しみます。
こんな感じになってきました。
蓋になる部分をテーブルソーで切り取ります。
ただ、完全に切ってまうと、箱の内部歪があった場合、キックバックが発生して危険と思い、材料の厚さ方向で1mmくらい残して、切っています。
最後は、手鋸で分離します。
ボチボチですが、鰹節削り器を製作していきます。
寸六または寸八の刃が、組み込み可能な寸法です。
本日の鰹節の様子は・・・・
グッドです!
花にツヤも出てます!!
次回、計測に出してみよう。(笑)
ハッ、思い出した。明日は、京都で初削りの日だった。
夜、刃を研がなきゃ~
寸四の刃の状態を確認するため、米ヒバを削ってみました。
刃が欠けていて、まったく削れません。
鰹節を削ったときに欠けたのか?それとも最初の研ぎが下手だったのか?分かりません。
研ぎ直して、再度米ヒバを削りました。
これくらい削れる刃で、鰹節削りに戻ります。
刃の出し方で、色々な削りになることがわかりました。
左側の赤っぽいのが刃を出しぎみにして削ったものです。
どうすれば、上手く鰹節が花になるのか?
ホームページやブログ、動画などを検索して、勉強させていただいた。
・今回購入した鰹節は、雄節
・鰹の頭の方から削る
・削る方向は、尾から頭へ(これが順目とのこと)
・刃が出すぎていると削り花にならず、粉になる
・一定のリズムで削ると、削り面の温度が上がり、削りやすくなる
・鰹節をあまり濡らしたりしては、いけない
・鰹節の面は平面でないといけない
・鰹節は、尾から頭(最初から最後まで)まで引ききる・・・など、
薄削りに通じることが多いのも面白いです。
夜、コタツの上で、削ることにしました。
面が広くなってきました。
少しずつですが、鰹節が花になってきて、楽しいです。
削りたては、風味が良いので、つまみ食いが絶えませんでした。(笑)
あと一歩。
薄削りをしていると、見ている人から、「削り華は、鰹節みたいですね」と言われることがあります。
「そうですね」と会話するのですが、実は、鰹節を削ったことがありません。
美味しい鰹節を食べてみたい。
ということで、鰹節削りにチャレンジしていました。
薄削りの調子が出ないと、余計なことばかり考えてしまいます・・・・
鰹節削り器を作ろうと思いましたが、最初は、簡単な削り器を作って試すことにしました。
こんな形です。
市内の鰹節屋さんで購入してきました。
このように使います。
鉋は、寸四のものです。
早速、削ろう会仕様に刃を研いで、下端(上端か(笑))を調整して、削ってみました。
・・・・・。
粉にしかならず、撃沈。
削り材の平面も大切なことを思い出して、面を作り直しました。
順目になる方向で、再度挑戦しました。
・・・・・・・・・・・・。沈
少し改善した感じですが、理想の花になりません。
これは難しいです。練習が必要です。
削った面を見るのではなく、削り花(華)を見るのは、薄削りと同じ感覚です。
夜な夜な練習しても、翌朝、食べれる鰹節ができるので、家内にも喜ばれて実用的です。(オイオイ)