craft WAKU 木ままな木工生活

ログハウスの地下工房で変形家具製作を楽しんでいます。

秦野の檜を片手で削ってみました

2013年03月17日 00時00分01秒 | 鉋 金井 貞正

【追記】

いつも右腕にビデオカメラをゴムで付けて、撮影しながら削っています。
第三者から見ると、結構笑える姿です(たぶん)。

そうか、片手で鉋を引けば、片手でカメラを持って、余裕で撮影できるかも・・・

10年早いと言われそうですが、「貞正」で、果敢に挑戦しました。
今日もチャレンジャーWAKUです!!

予想以上に難しかったです。
右手で鉋を持って、左手でカメラを持って、映像を通じた削り屑を見ながらの削りは、至難の業でした・・・・そして、最後は、撃沈しました・・・・(笑)

いつかは、最後まで綺麗に引いて、バッチリ決めたいものです。

 まだまだ、懲りずに頑張ります。


動画 「貞正」 

2013年03月16日 17時52分09秒 | 鉋 金井 貞正

調子が良いときは、色々な鉋を試しても、そこそこ上手く削れてくれます。

調子が良いと言っても、あくまでWAKUレベルの話です。
「もっと薄く削らんかぁ~!」って、叱咤激励の言葉がチラホラ聞こえてきます・・・・・(汗)

今日は、金井芳蔵作と信じている「貞正」で秦野の檜を削ってみました。
金井の鉋については、ネットで色々調べたり、教えていただいたりしているのですが、不明なことが多いです。
最近、気になっているのは、2代目の「芳雄」と刻印された刃を見たことが無いことです。
出回っている数量が少ないのでしょうか?それとも刻印は「芳蔵」しか無いのでしょうか?
よく分かりません。

今日は薄い!と思いましたが、計測結果は、相変らずの7ミクロンで残念でした。

どの鉋でも、削れてくれるのは、砥石の調子が良いことと、暖かくなってきて、静電気が少ないからと思っています。

だんだん良い季節になってきましたね。 


苦戦中

2013年01月19日 16時53分54秒 | 鉋 金井 貞正

「貞正」を薄削り用の鉋にしようと、苦戦中です。

裏押しから、やり直しました。

刃は切れているように思いますが、削り材の割れが、治まりません。


もう少し、刃を引っ込めても削れそうな感じで、5ミクロン。
削り屑の割れがなければ、超薄削りを狙えそうな雰囲気だったので、残念。(・・・と思っておきます)

ただ「貞正」で、削り屑が割れる原因が分かっていません。
拡大鏡で見ても、刃の欠けは無さそうですので、どこをどう直したら良いか分からず、厄介な状況です。

そうこうしている間に、

数字は4ミクロンですが、刃は切れ止んでしまいました・・・

また、やり直します。

タイトルは苦戦中と書きましたが、実は、毎日、楽しんでいます。

 


薄削りと超薄削り

2013年01月13日 09時59分01秒 | 鉋 金井 貞正

台が完成した「貞正」で、削り始めました。

上の写真は、苦戦しているヒノキを削って様子を見ているところです。

米ヒバで「超薄削り」を目指して、チャレンジです。

写真では、調子良さそうに見えますが、それほど調子は出ていません。


静電気は発生するし、途中で削り屑が引き千切れるし、刃の欠けも発生しています。

3回研ぎ直して、チャレンジしましたが、同じような結果でした。

悩みながら、ふと「一人上手」を見ると、鉋屑を引っ張るオモリが、こんなに付いていました。

ヒノキを削っているときに、大きなオモリを1個増やしてテンションを上げたことを忘れていました。(汗)
今後は小さいオモリ2つに戻すことにします。

「超薄削り」を目指すために、刃の研ぎの精度、下端の精度、削り材の精度、湿度・・・・・・・それぞれの精度を更に少しでも上げるように努力してみようと思います。
って、いつも言っている言葉ですけど・・・・(笑)

 

最近、「薄削り」と「超薄削り」を頭の中で使い分けようと思っています。

言葉の定義などは無いと思うので、自分で勝手に、
2、3、4、5ミクロンを「超薄削り」
6ミクロン以上を「薄削り」
と考えています。(間違っていたら、ご教授願います)

もちろん、毎回「超薄削り」を目指して削るわけですが、結果的に「薄削りに」なっているだけの話ですけどね。(笑)

 


自画自賛

2013年01月12日 13時36分38秒 | 鉋 金井 貞正

「貞正」の台打ちが終わり、使えそう感じがしたので、オスモカラーを塗って仕上げてみました。
下端と表馴染みは、塗らないようにしました。

刃を入れて、記念撮影です。

杢目が入り組んでいることもあって、予想以上に紫色が深く輝きました。
伝統的な鉋台とは異なりますので、眉を顰められる方も多いかと思いますが、自分的には良い感じ・・・って、自画自賛しています。

下端側は、一分厚さの白樫を貼り付けています。

最近は、4点で当てることを試みています。


上と左右に貼ったパープルハートは1~2mm厚です。

台尻側から、下端を見た様子です。

あとは、台が狂いにくくて、薄く削れれば、最高なんですけどね。

なかなか簡単には、行かないでしょうね。

 


貞正の再生 2

2013年01月06日 08時45分00秒 | 鉋 金井 貞正

一気に「貞正」を再生しました。

刃の裏を修正後、ダイヤモンド荒砥~刃の黒幕#1000~刃の黒幕#2000で研ぎ直しました。

台は、以前に製作した「なんちゃって積層台」に入れてみます。
「なんちゃって積層台」は、製作したものの、入れた「東道心」の刃が、ハイス鋼らしく、(私の腕が無いので)研ぎにくいし、薄く削れなかったことで、最近登場する機会がありませんでした。


作業台の様子です。右側の3箇所穴が開いた鉋が、久しぶりに登場した「なんちゃって積層台」です。

下端は、1分厚の樫に張り替えます。

その後、刃口、こっぱ返しを加工します。

ここまで来て、折角下端を貼るなら、包み口にすれば良かったことに気づきましたが、どうにもなりませんでした。(笑)

両側に薄いパープルハートを貼り付けて、台が完成しました。

金井のパープルハート台が4丁になりました。

左の「貞正」は、茶色で、まだ紫色に発色していないです。

これから、表馴染みを修正して、試し削りに入ります。


金井と思います

2013年01月02日 22時12分44秒 | 鉋 金井 貞正

昨年末に、新しい刃をオークションで入手しました。

色々な鉋を見てきたので、ようやくこれが、三条の鉋に見えるようになってきました。

ずいぶん前から、「金井ではないか?」と鉋仲間から質問を受けたりして気になっていた刃です。

今持っている金井芳蔵の花押とは若干異なりますが、金井の花押と思います。
また、いつもお世話になっている外栄金物さんのホームページにあるNo4341の天狗の写真を拝見すると、天狗の刻印以外は、同一と思われます。
金井と信じていますが、どうなんでしょうね。

刻印のNo4349について、推察しているのですが、昭和43年4月9日とすると、金井芳蔵は63歳頃になりますので、2代目の金井芳雄が打った刃かもしれないです。
金井芳雄の刻印は、見たことがありませんので・・・・・

裏をすき直して、刃も荒砥で研いでありましたが、薄削り向けの精度ではありませんし、拡大してみると、ピンホールも点在していました。
これまた、使うまでに苦労しそうな刃です。

まぁ、そんな刃の方が、楽しいといえば楽しいです。

最近、病状が悪化してきたかもしれません。(笑)