craft WAKU 木ままな木工生活

ログハウスの地下工房で変形家具製作を楽しんでいます。

動画 「金井」

2013年03月14日 20時49分34秒 | 鉋 金井

今日は豪華! 2本立てです。(笑)

一番最初に入手した「金井」で、秦野の檜を削ってみました。

刃表側の研ぎをやや荒く仕上げることで、引きを軽くした結果、予想以上に調子が良かったです。

【動画①】 薄い部分で、8ミクロンの結果でした。

【動画②】 再挑戦して、なんとか薄い部分で6ミクロンです。
この檜で、7ミクロンを切るのは難しいと思っていたので嬉しいです。

毎回、同じような動画で、すみません。

相変らず、計測場面がイマイチです。(笑)

名人に見られたら、あそこが悪い、ここが悪いと、突っ込まれそうで、ヒヤヒヤしてます。(笑)

 


ヒノキ retry

2013年02月26日 23時05分42秒 | 鉋 金井

幾度か書いているかもしれませんが、未熟さゆえに秦野のヒノキに誤解があったようです。
引きが重いと思っていたのですが、初削り会場で、萩原さんの削り材を削らせて頂いたのですが、とても香りよく気持ちよく削れました。

気になって仕方がないので、初削りから帰宅後、工房にある秦野のヒノキを再度試してみました。

鉋は「金井」。
研いで初削りに持参したのですが、会場で使うのを忘れていました。
削る面を精度良く出して、やや湿らせてから、上の写真くらいの薄さで削ると、とても引きが軽くなることに気付きました。
少しだけ、ヒノキを削るコツが分かってきました。

気が付くと、周りは削り屑で一杯です。

徐々に薄い削り屑になってきました。
香りも良いし、ヒノキを削るのも楽しいですね。

 


2012年09月27日 23時02分22秒 | 鉋 金井

鉋をじっくり調整して、薄削りしたくなる季節になりました。

トップバッターは、好きな「金井」です。
最近では、6ミクロンが限界で、「金井芳蔵」に及ばないと思っていました。
ふと刃先角度を見ると、32°でチョッと立ちすぎでした。
治具を使った研ぎを適当に繰り返したのが原因です。(反対に手で研ぐと寝る方向になります。)いずれにしても、技術不足ということですね。(笑)

少し前、1日がかりで、刃先角度を29°まで寝かせた後、じっくり手で研ぎあげてありました。
今夜、早く削りたいのを抑えて、鉋台の下端をじっくり調整して、期待を込めて薄削りしてみました。

感触は良さそうです。

んっ!薄いけど、刃先が欠けてるようです・・・・

4~6ミクロンは行けそうだったけど、そうは甘くないですね。

研ぎ直して、出直します。悔し~っ!!


杉の白太

2012年09月22日 23時59分59秒 | 鉋 金井

半年ほど前にホームセンターで杉の白太(細い荒材)を購入し、置いてありました。

最近、米ヒバばかり削っていて、やや煮詰まってきたので、気分転換です。
(忙しいので気分転換ばかりしてるなぁ・・・)

実は、2~3年前、慣れない鉋で、杉の白太を削った際、ボロボロに撃沈したことがあり、杉の白太は、とても削れないという苦手意識を持っていました。

先ほど、「金井」で試したところ・・・・・・・・おおっ、予想以上に削れてくれそうです。

削り屑は、厚いのですが、WAKUにしては、艶があります。

調子に乗って、荒材を仕上げてみました。

杉の白太表面に光沢が出て、気持ちよいです。
少しは、研ぎが上達したかな?
いやいや、「金井」のお陰です・・・。

爽やかな気分になって、めでたく気分転換できました。(ニッコリ!)

たまに、杉を削ってみるのも面白そうです。


ひとり削ろう会

2011年09月24日 20時17分34秒 | 鉋 金井

昨日の夜、シックネスゲージをお借りしようと、伊勢のおやかたさんの工場を訪ねました。

おやかたさんから、「ビシッ!と削って計測している写真を期待するわ。そんなん、9や8では、あかんで~」と言われたので、「削れやんかったら、いつまでたってもアップせ~へんで、(事情を察して)笑っといてんか~」とあほな話をしながら、お借りしてきましたが、プッ、プレッシャ~が掛かってしまいました。

今日は、朝から台直し鉋を研ぎ、スクレイパーの刃を替えて、ひとり削ろう会を楽しみました。

まずは、最近調子が良かった「健明」。
何回か研ぎ、下端調整、削りを繰り返し、削り材も色々試しましたが、9ミクロンが精一杯。
午前の部、終了~

午後は、「楽仙」に変えて、3時間ほど格闘。
「健明」より、調子は良いものの、同じく9ミクロンが精一杯。

う~ん、これが、WAKUの実力かぁ・・・・
調子の良かった2丁が駄目なので、目の前真っ暗、ギブアップ寸前。

夕方からは、「金井」で、再挑戦していました。
下端調整に時間を掛けて、研いで、削ると・・・・

ふっ、ふっ、ふ~♪
生まれて初めての7ミクロンや~♪ (部分的にですが・・・(汗))

今日は、困った時の「金井」に助けられました。

自宅の工房で、ほぼ一日かけて出しましたが、こんな数字を削ろう会の会場で出すのは、至難の業と思います。

そういえば先ほど、「金井芳蔵銘」の古い刃が、手元に届きました・・・・・完全に感染しています。(笑)


動画

2011年09月06日 23時52分55秒 | 鉋 金井

先日、一間(約180cm)の米ヒバを削っていた時の動画です。
削り台に無造作に置かれた鉋や木槌が苦悩を物語っています。

そこそこは、削れていますが、問題は、湿度の高い地下工房から鉋を出すと下端が狂うことと、広い削り場で人が多いと、研ぎや削りの音が聞こえず調整しにくいことです。
また、人が多いと緊張してしまって・・・・・・ワヤになります(笑)

あれこれ考えず、楽しむのが一番ですね。


金井 裏の修正

2011年07月24日 21時43分54秒 | 鉋 金井

最近、裏が気になっています。

野暮用が多くて木工時間が少ないですが、金井を修正することにしました。

先日の動画では、刃の中央部分の削り屑が波立っています。
裏を研いでいる際、中央部分が砥石に当たっていないような気がしました。
チビた金井の刃、大切に使いたいけど、思い切って少し裏だしすることにしました。

裏出しは、不慣れで、ビビりながら叩いています・・・・(笑)

中央部分が少し出て予想通りの裏になりました。
金井は、綺麗な鉋ですね。

薄削りしないと気がすみません・・・・・・やってみました。<EMBED height=390 type=application/x-shockwave-flash width=480 src=http://www.youtube.com/v/cTR-QxyfW7A?version=3&amp;hl=ja_JP&amp;rel=0 allowfullscreen="true" allowscriptaccess="always">

面倒だったので、一人上手は使わずに、息を吹き掛けて削り屑を出す方法です。
片手で引いて、片手で削り屑を出したいですが、未熟なので・・・・。

結果は・・・・、ほとんど上達無し・・・・・・・
めげずに一歩一歩やります・・・・・・・・(笑)

</EMBED>

鉋削り動画

2011年07月20日 00時02分56秒 | 鉋 金井

久々の動画です。

刃:金井芳蔵 寸八
台:最近台打ちしたパープルハート 一枚刃 尺一寸
削り材:米ヒバ 三尺

最近は、製作した新しい削り台で削っています。
相変わらず恥ずかしい削り屑ですが、今日はこれが限界でした。
最後の一尺あたりに節があり、木目が乱れて、表面も凸になってしまっているので、削り屑が続きませんでした。
一枚刃でも、逆目は出ていませんが、もっと、スカっと削れるよう精進します・・・・


美しい鉋

2011年07月10日 00時15分18秒 | 鉋 金井

最近、パープルハートの台は、落ち着いてきまして、動きが少なくなってきました。

木工作品で使う、オスモカラー(ノーマルクリア)で仕上げました。

オイルを塗布することに迷いもありましたが、下端がややささくれてますので、決心しました。

僕の写真では、奥深い美しさが表現できませんけど、美しい台に仕上がっています。

製作当初に、想定した感じになりました。

とても異色な雰囲気を放つ鉋台で、存在感だけは充分あります。

きっと、初代の金井芳蔵さんも、目を丸くされていることでしょう。

これで、薄く削れるとカッコイイのですが、僕の鉋技術ではなかなか厳しいのです。


薄い鉋台

2011年06月29日 22時17分20秒 | 鉋 金井

暑いですね。

パープルハート29mmの薄い鉋台と、白樫35mmの鉋台を比較しています。

薄い台で削り始めて、3日目です。
慣れもありますが、薄い台が好きになってきました。

挽いている時、削り材のすぐ上に手がある感じですので、材の擦れる感じがよく伝わってきますし、下端へ加える力も伝え易い気がします。
通常の台で挽くと、削り材からやや離れるため、(比較すると)安定感が少ないことと、下端に力を伝えにくいように感じました。
言い換えると、刃先が手の近くにあるため、感触が得やすく、コントロールしやすい感じがします。

かなり変な例えですが、28年間愛して止まない車で、地を這うように走る Rothmans PORSCHE 956 と通じる所があります。
通常の一寸二分の台は、重心が高い乗用車のような感じです。(やや、意味不明か・・・(笑))

【Rothmans PORSCHE 956】

台打ちでは、薄い鉋台は、掘る量が少なくてすみます。
(概略計算で一寸二分厚と比較すると60~65%程度の容積で済みそうです)

デメリットとしては、反りやすいと思います。
良い白樫を選定したり、油台、ハイブリッド台など、工夫する方が良さそうな気がします。

なんだかんだ言ってないで、台だけでなく、削り屑も薄くせい!と言われそうなので、このへんで止めときます。(笑)


再・挑戦

2011年06月28日 00時13分38秒 | 鉋 金井

今のままでは、切れている金井の刃に、申し訳が立たないので、帰宅して再挑戦しました。

昨日は、熱くなって冷静さを失っていましたが、今日は反省して、落ち着いて、研ぎ直して、下端の調整ができました。
冷静に振り返ると、素人が、興味半分で白樫以外の材で台打ちして、刃を入れて、いきなり削れる訳がないですね。
僕のレベルは、時間を掛けて向き合って、鉋の癖、特徴をつかまないと、上手く削れないということを忘れていました。
逆に考えると、勢いだけで打った変な台に、簡単に研いだ刃を入れて、昨日くらい削れたのですから、やはり「恐るべし金井」ですね。

金井の刃は、研ぎやすかったです。健明のように硬くなく、楽仙のように繊細でなく、普通に研げるのが特徴のように感じました。
今のところ、切れは、健明、楽仙と同等のように感じていますが、削った木の表面は、一番光沢があって、しかもしっとりしています。
・・・・・・ということで、今日は、30分ほど気持ちよく研いで、削れました。

今日は、そこそこ台調整がうまくいって、(力を)「抜いて削る」ことができてきました。

切れ止んで最後に、台を見ると、やっぱり動いていましたけ・・・・・(涙)

台が落ち着いてくれないのは心配ですが、昨日よりは、落ち着いてきているような気がします。

もう少し、台の様子を見てみたいと思っています。


苦戦!!

2011年06月26日 23時14分14秒 | 鉋 金井

パープルハートで台打ちした、金井の試し削りで、悪銭苦闘しています。

金井の寸八の刃は、短いですが、想像していた以上に素晴らしく切れています。

問題は、パープルハートの台です。

最初、まったく削り屑が排出されず、泣く泣く刃口を約0.3mmから0.7mmまで広げて対処しました。

なんとか、普通に削れて、見栄えはカッコイイのですが・・・・

刃口を広げてからの普通削りです。
一部刃が欠けているものの、今まで経験したことがない滑らかな削りの感触で、削り屑はセロファンのような感じです。

ここから、薄削りに入っていくのですが、台が短時間で動いてしまい、上手く削れてくれません。
大げさですが、見るたびに台が動いている感じなのです。
今日だけで3回、大幅に下端を削って修正しています。
下端を修正した直後では、そこそこ薄削りが可能です。

薄く削れています。10ミクロン以下のような気がします。
正確な数値は、7月の合宿で削って、計測させていただこうと思っています。

更に薄く削ろうとして、刃の出具合を調整していると、急に上手く削れなくなります。(たぶん)刃を調整している間に台が動いてしまうような気がします。
上手く削れない理由を探すと、原因が一杯出てきて、訳がわからなくなってしまうのです。
その度に、下端を大幅に調整してチャレンジしていたのですが、今日は気力が続かなくなってしまいました。(今日は、削り材を削っているより、台を削っている方が多かったような・・・(笑))

根気だけは自信があるWAKUですが、弱気になっています。
あ~、最初から、白樫で打てば良かったかな~
あ~、台の打直しかなぁ~。参ったな。

台の打直しだけは回避したいなぁ。色々対策を考えて、リベンジしようと思います。
ふぅ~、今日は、疲れました・・・・・早く寝て、気分転換します。


金井 台打ち終了

2011年06月25日 23時01分41秒 | 鉋 金井

鉋「金井」寸八の台打ちが終了しました。

材:パープルハート 柾目(と思います)
大きさ:幅90mm、長さ327mm(約尺一寸)、厚さ29mm(一寸弱)
一枚刃
仕込勾配8分

写真では、表現できませんが、刃を見ていると引きつけられて、刃の中に深く入り込んでしまうような錯覚に陥ります。

写真

美しい木の台が、失敗なく完成して、とても嬉しいのですが、上手く削れるか?が、一番の心配事です。
明日、時間があれば、試し削りをやってみます。


台打ち中 (金井)

2011年06月24日 06時21分52秒 | 鉋 金井

台打ちは3回目ですので、気分的に若干余裕があります。

8分(24mm)のノミで掘っていきます。
もう少し幅広のノミが欲しい所ですが、これでもなんとかなります。
パープルハート材は、前回の写真と比べると、茶色から紫色に変化しています。

一気に掘りたいのですが、ノミを扱う技術が低いので、下の状態までコツコツ掘ります。
パープルハート材は、薄めに掘ると、刃の入りが良いです。
(特に板目方向に厚めに掘ると、割れるように削れてしまいます)

慎重に、鋸とノミで、押え溝を加工します。

ノミは、1分を使います。
2分ですと溝の側面に当たってしまい、そのまま打つと押さえ部分が割れたことがあります。

押さえ溝加工が、無事に終了してホッとしています。

刃は、ここまでしか入りません。
今後、表馴染みを削って調整しながら、刃を入れていきます。

あ~、金井で早く削ってみたいです。


パープル・タウン(PURPLE TOWN)

2011年06月21日 23時59分04秒 | 鉋 金井

「金井」の台が、パープルハートと聞いて、眉をひそめる方も多いと思います。

鉋が初心者のWAKUとしては、色々試したい気持ちが強く、趣味的要素を取り入れていますので、ご容赦ください。

ということで、八神純子さんのパープル・タウン(PURPLE TOWN)を口ずさみながら(古いですね)、台打ちしています。

厚さは一寸弱(約29mm)、長さは、尺一寸(約330mm)にしました。

墨(水性ボールペン)を打ちました。

道穴をΦ3mmの錐で開けます。
硬いので、ばさばさせず、スッキリした穴が開きます。
こんなに数多く開ける必要もないような気がします。

こっぱ返しから、彫ります。

掘り始めましたが、木が硬いです。

まぁ、時間を見つけて、ぼちぼちやることにしました。