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craft WAKU 木ままな木工生活

ログハウスの地下工房で変形家具製作を楽しんでいます。

刃こぼれ

2012年05月03日 23時20分05秒 | 鉋 千代鶴運寿

時間をかけて下端を調整して、真剣に刃を研ぎ、気合を入れて削ってみました。

う~ん、削り屑が割れます。
おかしいなぁと思いながら、研ぎ直しましたが、別の所で割れます。
砥石を変えたり、力の入れ方を変えたり、WAを入れたり、相当な回数研ぎ直しましたが、良くなりません。

刃先を60倍で確認しても見つけられない程度の刃こぼれが発生しているようです。
刃返りの処理が上手くできていないかも。
研いだ時に刃こぼれするのか?、それとも削っている時に刃こぼれするのか?
まだ何も分かっていません。

8ミクロンを下回ると、顕著になります。

原因不明ですが、WAKUの技量では、10ミクロン以下の削りに対応できていません。

鉋の刃は、ひと裏くらい使わないと調子が出ない。と聞いたことがあります。
刃こぼれが直ってくれるか分かりませんが、もう少し我慢の削りが続きそうです。


千代鶴運寿

2012年04月30日 22時28分17秒 | 鉋 千代鶴運寿

自分の中の薄削りスイッチがONしてしまいました。
今日は、雨が降り出す前に、草刈りと種まきを早々に終わらせて工房に篭りました。

鉋身の裏は、裏透きと呼ばれる窪みがあります。
そこを機械を使用して透いた場合と、銑などを使用して手で透いた場合の見た目の違いをおやかたさんから、教えていただきました。
最近登場しない「千代鶴運寿」ですが、手透きのような感じです。

刃口は、持っている一枚鉋で、一番狭いです。

今まで削ってきた感想は、削っている時にガリガリ音がして薄削りには、ほど遠い状態。

なんとなく、一年ぶりに研いで削ってみることにしました。

今までと同じ結果かな、と思いながら削ってみると感触が全く異りました。

問屋名の鉋ですので、どなたが作られた千代鶴運寿か分かりませんが削れそうな鉋です。
恥ずかしながら、刃が欠けていますけど

8ミクロンくらいはいけそうです。

実は刃が硬いので研ぎにくいです。
刃返りを取る際、刃先が欠けてしまったような気がしますので、研ぎ方を考えてみようと思います。

今まで薄く削れなかったのは、技術不足だったかもしれません、
もう少し、細部を詰めてみます。


一枚刃の鉋 千代鶴運寿

2011年04月03日 22時31分11秒 | 鉋 千代鶴運寿

初めての一枚刃の鉋、千代鶴運寿を研いで削っています。
やっと、削り屑が出るようになりました。

一枚刃を使う理由は、台が薄くなっても、刃口が広がりにくいことです。
また、薄削りでは、裏金の調整も不要で、効率が上がります。
それから、上手く研げると、鉋屑がス~っと出て、最高の気分になれることです
あえて難しい鉋と向かい合うことで、楽しさが増すような気がします。


仕込み中

2011年03月26日 23時36分46秒 | 鉋 千代鶴運寿

千代鶴運寿を仕込んでいます。

丸刃になっていたので、治具を使って荒砥で28度位に研ぎ直しました。
研ぎ直し途中の写真です。

刃口のクリアランスが、0mm(刃を入れるときに刃口部分が削れてしまいました)なので、0.3mmを目安に削ります。
包み口でしたが、3分の鑿でギリギリ削れました。角度は8分です。
本来なら、幅広の専用鑿で一気に突きたい所ですが、道具がありません。

表なじみを削り、なんとか刃が出てきました。

下端をアバウトに修正して早速、試し削りです。
まだ、鉋台にマスキングテープが貼られたままです。
削り屑は、排出されてホッとしましたが、ご覧の通りで、ありゃりゃ~。

マイクロスコープで刃先を確認したら、3箇所刃こぼれしていました。
なぜか、刃こぼれしやすそうな気がします。(いや、研ぎが悪いだけか・・・・)

シャプトン刃の黒幕#2000で研ぎ直ししています。


一枚刃の鉋が欲しくて・・・・

2011年03月24日 23時28分41秒 | 鉋 千代鶴運寿

大震災前に購入していた「千代鶴運寿」寸八(作者不明)です。

初めて手にした一枚刃の鉋です。(一枚台が欲しくて欲しくて・・・一枚台が欲しかった理由は、後日書きます)
実は、千代鶴運寿に興味があった訳ではありませんが、刃は中古、台は新品一枚台の組合せで、お求め安い価格でしたので、ついつい心が動いてしまいました。

「千代鶴運寿」は、問屋銘ですので、沢山の鍛冶屋さんが刃を作られているそうです。
「千代鶴運寿」の写真をネットで見ていると、微妙に違いがあります。
元々購入された方は、購入当時、「富山の金山さんか、与板の田中昭吾さんの物だと思う」と言われ、この鉋を買われたようです。
しかし、道具屋さん個人的には、「東京の尾島巧大さんという方の造った物かな」、ということでしたが、結果的に作者は不明です。

現在、台に刃が入るように仕込んでいます。切れてくれると嬉しいな。
毎回、病気ネタばかりで、すみませんです(笑)。