craft WAKU 木ままな木工生活

ログハウスの地下工房で変形家具製作を楽しんでいます。

楽仙 台打ち 5 完成

2011年04月30日 22時50分00秒 | 台打ち

楽仙の台打ちが終了したので、記念に撮影しました。
一枚刃の鉋三丁です。
台の厚さ、長さ、屑たまりの傾きなど、全て微妙に異なります。
やっと、薄削り練習用鉋が揃いましたので、刃口の広がりを気にせず、下端が削れます。

 

以下は楽仙の詳細写真です。
改めてじっくり見てみると、細かな所で、イマイチな部分もありますが、次回の課題にしたいと思います。

【全景】

【刃の収まり】
こちら側は、まずまずです。

こちら側の先の方が、隙間が開いているように見えます。
表面だけが、削れてしましたので、刃の押さえには支障がないと思います。
たぶん、刃口を調整しているときに、鑿で突いてしまったと思います。

【刃口】

【表なじみ】
両サイドが当たっていません。
表なじみを凸にしすぎて、調整したのですが、これが限度でした。


楽仙 台打ち4 試し削り

2011年04月30日 03時55分44秒 | 台打ち

楽仙の一枚台の台打ちが終わり、簡単に下端調整と刃を研いで、試し削りです。

刃口の幅は0.3mmの予定でしたが、0.4~0.5mmと広めになってしまいました。
これくらいですと、鉋屑は詰まりにくいです。

薄く削れるよう調整していますが、これくらいが限度でした。
まぁ、そこそこ削れたから満足かな。

もっと下端の調整と刃の研ぎを詰めないといけませんね。
でも、これから詰めていくのが難しいんだよなぁ・・・・

ボチボチ頑張ります。


楽仙 台打ち 3

2011年04月28日 22時12分14秒 | 台打ち

3分以下の鑿が、机の上を転がって落ち着かないのと、コンクリートの床に落ちれば刃が欠けますし、危ないので楢の端材で小物を作りました。

こんな感じで使っています。

楽仙 台打ちを続けます。
表馴染みを削りながら、鉋刃を入れていきます。
ここで、ミスがありました。
刃の耳で台を削りながら入れていきます(写真の青丸)が、気づいたら、耳で台を削りすぎていて、屑たまりの側面が欠けてしまいました。(写真の赤丸)

ショック!ですが、仕方がありません。
欠けた木を、地面に這いつくばって、探しました。(コンタクトレンズを探すように・・・)
ありました!! 後で木工ボンドのお世話になります。

少しずつ入れていき、ここまできました。

あと、3mmの所で止めて、馴染ませます。

表馴染みは、まだまだです。

明日から、GWなので、楽しみながら頑張りま~す!


健明 一枚台の削り

2011年04月27日 22時40分12秒 | 

今夜は、飲み会で先ほど帰ってきましたので、昨日のことです。

「健明」一枚台で削りました。
一枚台で削るのは、難しかったです。
薄く削ろうと思い、刃をギリギリ出すと、削り屑が刃と木端返しの間に詰まり、その後、削ると次々と削り屑が詰まってしまい削れなくなります。
刃を一度抜いて、削り屑を取り去るしかありません。
一発の調整で刃を出して、削れないと上記の繰り返しになります。
少し、刃口を広げて、厚めに削れば、削り屑が出てくれるのだけど・・・

厚めですと、刃幅一杯の削り屑が出て、気持ちよく削れます。
もう少し、詰めれば薄くなりそう・・・・ということで、

自分としては、過去最高レベルで綺麗に削れています。
自ら打った台ですので、気持ち良いです。

ここで、分からなくなったことがあります。
一枚刃台のこっぱ返しの寸法です。

気になっているのは、こっぱ返し寸法は、斜めに約7mmです。
8分勾配ですので、下端からの高さは5.6mmです。

長すぎて削り屑が詰まっている可能性もあります。

どれ位の寸法が適切なのか分かりません。どうなんでしょうね。

もう少し短くすれば、刃口を詰めれたかもしれません。

う~ん、悩むなぁ。


楽仙 台打ち 2

2011年04月26日 22時06分46秒 | 台打ち

前回の「健明」と同じようにΦ3mmの貫通穴を開けます。

刃口部分の荒堀をします。

今回は、時間を短縮するため、ボール盤を使って途中まで穴を掘りました。

このように掘りますが、ボール盤加工の手間を考えると、時間的違いは無いように思います。
鑿加工に自信が無い方には、有効かもしれません。

地面で掘ります。

荒堀り、とは言うものの、へたくそです。

穴が貫通しました。

溝を入れる時、真剣になったこともあって、写真を撮り忘れました。
まぁ。このへんから、鉋刃を入れて、表馴染みの調整に入ります。

 


楽仙 台打ち 1

2011年04月26日 06時43分08秒 | 台打ち

寸八 「楽仙」 の一枚台を打ってみます。

先日、書いたように、木取りで失敗して、厚さは34mm弱になってしまいました。

少し落ち込んでいたのですが、萩原さんから、以下のコメントをいただき、俄然やる気になりました・・・(笑)
「今、台の薄いのは結構流行っています。
仕上がりで9分5厘くらいでしょうか。
それと、屑たまりの角度を立てるのも多くなりました。
あと少し台の長め(1尺くらい)も数多くなりました。」

そのような意識で台を拝見したことがないのですが、「薄い台、屑たまりの角度、長めの台」 をキーワードに勝手に想像して墨を付けました。
やや屑たまりの角度を立てすぎたかも・・・・・・(笑)

今朝は、書いている時間が無くなりましたので、次回に続きます。


木槌 420g 製作

2011年04月23日 22時33分53秒 | 木工工具

使っている木槌(写真中央)は、210g=56匁です。

1寸4分位の幅広の鑿を使うには、もう少し重い木槌が欲しいと思い、作ることにしました。

屋外の廃材置き場で捨てきれず、放置していたニャトーが使えないかと考えて持ってきました。
手前の柄は、以前、買い置きしていたものです。

それにしても、節やら割れがあって、使えそうにない材ですね。
プロなら、リスクが多くて使わないと材かと思います。
(塵埃で、機械の刃が損傷するかもしれないし、まともな材が取れない可能性が高いです)

アマチュアの僕は、費用節約するため、あえて使ってみました。
写真のように一気に作ります。

420g=112匁の木槌ができました。
材が悪すぎて、一部に割れが入っています。
まぁ、木槌は消耗品と考えて、そのまま作りました、

その後は、鑿を研ぎ、「楽仙」の台打ちの準備をしています。
写真は、最近、登場しなくなった昔から使用しているキング#1000。
僕の研ぎの原点かもしれません。
これで鑿を荒く研いでいますが、砥石が薄くなってきて、割れそうで心配しています。

これで、台打ちを始める準備が整いました。

いくよ~。


鉋 台打ち (その7)仕上げ~完了

2011年04月22日 22時50分11秒 | 台打ち

台打ちが、なんとか完了しました。

自分で言うのも気恥ずかしいのですが、鉋がこんなに「美しい!」と思ったことはありません。
上手く削れるかどうか?自信はありませんが、美しいので大満足です。
何度も眺めては、ニヤニヤしています。

左側に予想通り、隙間ができていますが、今のところ気にしていません。

心配していた刃口もギリギリでセーフ。
お~~~~神様、ありがとう!と叫びました。

手前が打った台です。
表なじみは、これくらいの感じですが、まだ刃はキツ目です。

肝心の表なじみで失敗してしまいましたが、はじめての台打ちとしては、自己採点で85点と高得点です(笑)

早速、下端を調整して、刃を研いで、試し削りしたいのですが、台打ちの感触が残っているので、更に続けて 「楽仙」 の一枚台を作ることにしました。

毎日、マニアックな内容になってしまいます。・・・・反省


鉋 台打ち (その6)押え溝の加工

2011年04月21日 20時46分37秒 | 台打ち

押え溝の加工をします。

鋸を入れます。
この工程で失敗することが多いと聞いていましたので、慎重に作業します。

専用の鋸が欲しかったのですが、もったいないので、アサリが無い竹用の替え刃が良さそうと考えて切りました。
(実際は、切りにくかったです)

入れる位置を失敗して、2回入れたりしています。

こちら側は、成功しました。

1分と2分の鑿で突きます。

早速、鉋身を入れます。
予想通り、ここまでしか入りませんでした・・・・

表なじみの凸部が当たっています。

これからコツコツと、表なじみを調整します。
もう少し頑張ります!


鉋 台打ち (その5)荒堀り完了

2011年04月20日 18時22分42秒 | 台打ち

練習のつもりで、「手打ち」に挑戦しています。

鑿は、木工を始めた頃にホームセンターで購入した、1分、2分、3分、8分、1寸4分を使います。
白樫は硬いですが、刃がす~っと入って加工しやすいので、1~2丁なら僕の鑿でも大丈夫です。
鑿の研ぎは難しく、丸刃になっていましたので、治具を使って研ぎ直しました。

僕の作業台は、脚も天板も貧弱で、鑿の力が台に加わりにくいので、地面で掘ることにしました。

このあたりまで適当に掘って、鑿を入れる線を鉛筆で書いてみました。

ほぼ、荒堀りが終わりになりました。
写真上側ににボール盤で開けたΦ3mmの穴が縦につながって見えます。
この案内の穴は、垂直方向の目安にもなり、大変助かりました。

左右の壁?も掘り終えました。
表なじみの部分に鉋身に合せてアールを付けたのですが、中央が出過ぎているだけでなく、左右を掘りすぎてしまいました。
表なじみを掘りすぎると、刃口は開く方向になり、何のための一枚刃かわかりません。どうしよう・・・
まぁ、初めてですし、最後に刃口が広すぎたら、刃口を埋めるか。
ということで、このまま進めることにしました。

下側はこんな感じです。アール付けすぎ!(笑)


鉋 台打ち (その4)荒堀り開始

2011年04月19日 23時59分59秒 | 台打ち

手柴さんの「大工道具の曼陀羅屋」ホームページを参考にさせていただき、荒掘りします。

角のみを使用せず、手打ちでいきます。
まずは、ボール盤で鉋台下側から道案内の穴を掘ります。
一枚台ですので、鉋台下側から上側に貫通できるスペースは実測3mm強です。
従って、Φ3mmの錐で掘りますが、屑はけを考慮して錐を上下に動かして慎重に開けます。
(屑が詰まると、錐が折れると思います。折れた取り出すのに大変苦労します。)

下側から、3mmの穴を頼りに、8分の追い入れ鑿で掘ります。
1枚台なので、V字ではなく片側だけしか掘れません。
白樫を加工するのは初めてでしたので、8分勾配のガイドを使って慎重に掘りました。

次に上側から、8分の追い入れ鑿で、3mmの道案内の穴を頼りに掘っていきます。
あれっ?鑿の方向が逆かも・・・・? こちらの方が掘りやすそうだったので・・・・・


鉋 台打ち (その3)墨付け

2011年04月17日 23時59分59秒 | 台打ち

一気に台を掘って・・・・・と意気込んでいましたが、こんな時に限って、今日は一日仕事で、木工時間がほとんどありませんでした。

それでも、根性(笑)で時間を見つけて、墨付けをしていました。

今回の台は、8分勾配、普通口、一枚刃 とします。

墨付けといっても、何で線を引けば良いのか分かりません。鉛筆?マジック?
最初から、疑問が出ましたが、たまたま手元にあったという理由で水性のボールペンを使いました。

材木の木目を見て、台頭側、台尻側を決めたあと、口切線からスタートしますが、口切線の位置が分かりません。(汗)
考えても仕方がないので、現在の健明の台と同じ位置にしました。

後は、手柴さんのHPや、ぽーるさんの写真を穴があくほど拝見して、一気に墨付けしました。

線の上から、白柿や毛引きで線を入れました。

いいかげんな墨付けとなった感もありますが、このまま進めます。

実は、勢いで堀り始めているのですが、今夜は眠いので次回、記事にします。


鉋 台打ち (その2)

2011年04月17日 00時47分48秒 | 台打ち

手押し鉋、研いだ刃に交換しました。
樫材を削るのは、初めてでしたが、よく切れて気持ちよいです。
2面の平面を出して、直角に仕上げます。

自動鉋で残りの2面を仕上げます。

「健明」用と「楽仙」用の2枚加工して、テーブルソーで2枚刃の台と同じ長さにしました。

左が「健明」用、左から2番目が「楽仙」用です。

実は、加工ミスしています。
楽仙用の厚さが36mmにするつもりでしたが、最初、手押し鉋の刃のセッティングが悪くて、調整しながら何回か削ってしまい、気が付いたら34mmになっていました。
将来、短い鉋刃を入手したときに使用するか、このまま「楽仙」に使用するか考え中です。
まさか、こんな所で加工ミスするとは・・・・・・・


鉋 台打ち (その1)

2011年04月16日 11時15分29秒 | 台打ち

寸八 一枚刃の台打ちを開始します。

今まで教わったことがないので、先輩方々のホームページやブログを参考にさせていただき、見よう見まねの我流台打ちになります。
失敗で終わる可能性もありますが、しばらくお付き合いください。
また、間違ったことをしているかもしれません。
その際は、心暖かいアドバイスを宜しくお願いいたします。

注文してあった樫材が届きました!
左から3枚は、寸八用で1尺5分用(約318mm)の白樫です。
全て乾燥済で、柾目を選びました。
(一番右は、以前、譲っていただいた赤樫ですが、初回の台打ちに使う自信がなくて、眺めつつ置いてあるだけです(汗))

帯鋸で切ったままの粗材ですので、これから外形を仕上げて、墨付けに入る予定です。
ドキドキしますが、楽しみです。


手押し鉋の刃

2011年04月13日 22時00分48秒 | 木工工具

研ぎに出していた「日立工機製 F 40P」 の手押し鉋の刃を受け取りに行ってきました。
当初、手押し鉋に取り付いていた刃を今回研ぎに出して、現在使用している刃と交換する予定です。
自分で研ぐことも考えましたが、刃こぼれもあったので、あきらめました。
研ぎ代を払って研いでもらったのは、初めての経験です。

研いでもらった刃を確認していたら、兼房製であることがわかりました。

兼房の刃に出会うとは思っていなかったので、嬉しいです。

早速、次回休日に刃の交換をしようと思います。

「台打ち」に向けて、手押し鉋を整備しています。