craft WAKU 木ままな木工生活

ログハウスの地下工房で変形家具製作を楽しんでいます。

2丁の寸六鉋を楽しみます (2)

2011年08月21日 11時20分56秒 | 鉋 初風 福名人

寸六鉋 初風と福名人 試し削りしている動画です。

削りは従来と変わり映えしていませんので、初めてタイトルを入れてグレードアップを図ってみました・・・・・(笑)
未だに、動画をカットする方法が分からず、一発撮りで見苦しいです・・・

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以下は、前回からの続きです。

埋めた刃口の部分を小鉋で、平面にして、ついでに下端の透き部分もザックリ削ります。

刃を入れてみました。
2枚刃のこっぱ返しの角度にしたつもりでしたが、もう少し角度を立てないと裏金が入りません。
まぁ、このまま試し削りにいきます。

初風・・・これくらいが限界かなぁ

福名人・・・・少し、初風より切れているような気がします。

米ヒバは板目方向です。削った後は、つやがあって、鏡のようになります。

削っている動画を撮影した後、刃口の写真を撮影しました。
刃口は、極端に狭くなっていますが、左の福名人から、白い葉書が見えているのが、カッチョ悪いです(笑)

表馴染みに貼った葉書は、インクジェット印刷用の紙です。
初風は1枚、福名人は2.5枚(写真左側の台、表馴染み右側だけ3枚)貼りました。
どのように貼ってよいか分からなかったのですが、検索したら「木工ボンド」で貼ると書かれていたので試しました。
しかし、削っていた1~2時間で写真のように赤錆が一気に来ました。酢酸の影響でしょうか。
う~ん、木工ボンドを使わずに貼り直したいのですが、何で貼るのが良いのでしょうね。

最近、鉋は触っていたのですが、削っていなかったので感覚が狂っています。
そろそろ、寸八の鉋を調整して、試し削りに入りたいと思っています。
あっ、忠次の仕込みも終わらせたいし、新しい作品も作りたいし・・・・・・・

時間が無いけど、コツコツやっていきます。


2丁の寸六鉋を楽しみます

2011年08月20日 08時37分37秒 | 鉋 初風 福名人

「忠次」とセットで入手した寸六「初風」と「福名人」を使って楽しみます。

これまでに刃の錆落とし、裏の透き直しは終わっています。
「台直し鉋」と「2枚刃の平鉋」に仕立てて、普段使いする予定ですが、どちらを台直し鉋にするか迷っています。
どちらもボロボロの鉋台が付いていたので、一度刃を入れて削ってみて決めることにしました。
切れが悪い方を台直し鉋にしようと思います。

右の2つが、寸六の台です。

試しに刃を入れてみましたが、表馴染みがゆるいので(というか全然当たって無くて、刃が飛び出しました)、ハガキを表馴染みに貼って試すことにしました。
早速、手押し鉋と自動鉋で表面を削りました。

ビックリしたのは、この刃口です。
刃口が5mm位あります。今までは、荒仕込で使われていたかもしれません。

これは、こっぱ返しが無いのと同じ状態なのですが、どう削れるのか確認したくなりました。
この状態でハガキを1枚入れて刃を固定し、米ヒバ(柾目)を試し削りしてみました。

上から見ると、刃口が広いのため、刃の先端で材料を削っていく様子が見えます。(笑)
この写真は、薄く削っているので削り屑はなんとかまっすぐ出ていますが、最初、厚く削ったら、削り屑がカールして刃の上で丸まっていました。

刃口を埋めることにしました。
墨を入れた後、トリマーで6mmほど掘っています。

鎬鑿などで、仕上げます。

埋める木は、先日、切断した長台の頭側の樫を使います。
ホゾを作る治具で7~8mmの厚さに切ります。

掘った溝にあわせて、整形します。

嵌め合いは、ややきつい目、木槌で軽く叩いて入るくらいにしました。
木工ボンドで貼り付けています。

次回へ続きます・・・・