craft WAKU 木ままな木工生活

ログハウスの地下工房で変形家具製作を楽しんでいます。

悪夢

2012年01月30日 01時10分48秒 | 鉋 忠次

息子の演奏会から帰宅後、鉋「忠次」を触っていました。

台を変えて、削りがどのように変化するか試したくて仕方がありませんでした。
下端を適当に仕上げた後、削ってみると、ビビリが軽減していて、良い感触でした。

刃は切れていて、10ミクロン程度まではいけそうです。

下端の精度を上げて、刃を丁寧に研いだら、一桁の中ごろまでいけそうな勢い・・・・
一人でニンマリしながら、刃を研いでいたら・・・・・

刃をコンクリートの床に落としてしまいました・・・・・・・しかも、刃先側から・・・・(涙)
右側がボロボロに欠けてます。

一箇所ひどい欠けがります。
元々、糸裏に近かったので、欠けを修正すると裏切れします。
裏も出さないと・・・・・

あ~ぁ、一桁中盤を夢見ていたら、一瞬にして悪夢を見ることになってしまいました。

まぁ、切れそうなことが分かったので、荒砥から研ぎ直して頑張ります。
また、調子狂うでしょうね・・・・・

この欠けを修正する場合の手順としては、
1.裏出し、2.刃先を潰す、3.研ぎ

それとも
1.刃先を潰す、2.研ぎ、3.1.裏出し

どちらが良いのでしょう。


フェスティバル

2012年01月29日 23時59分59秒 | その他

久しぶりに音楽です。
息子が出演する吹奏楽フェスティバルを隣町の市民文化会館へ見に行ってきました。

普段は、学校の吹奏楽部で、コントラバス(ウッドベース)を一人で孤軍奮闘して弾いているのですが、今日は4校の合同バンドで演奏していて、コントラバス奏者は3名。意気投合して演奏を楽しんでいました。

ホールに於いても、社会人の方や別の学校の仲間で、コントラバスは3名。
これまた、水を得た魚のように楽しんでいました。

素晴しい仲間との合奏は、心に響くものがあり、脳裏に焼きついています。


「忠次」と遊ぶ

2012年01月28日 23時12分44秒 | 鉋 忠次

調子が悪くて上手く削れないことから、話題が少なくなった「忠次」。

今日も裏を押して、刃先を研いで、台の下端を調整したのですが、良くなりません。
あららら・・・・、鉋を見るのも嫌になります・・・・

鉋がびびったり、途中で削り屑がスパッと切れたりして、シットリした削りができません。

刃の研ぎも、台の下端も他の鉋と同じなのに、何が悪いのでしょう?
自分なりに考えて、トライしてみます。今日は「忠次」と共に過ごすことになりました。

まずは、刃の切刃角。測定すると30°になっていたので修正することにしました。
仕込勾配が7.5寸(約37°)で、逃げ角を12°とすると、切刃角は25°になりますが、27°を目指して研ぎ直します。
WAKUの場合、手で研いでいると、切刃角は小さくなっていきます。
グリンテックで研いでいると、刃先を当てに行くため、徐々に大きくなってしまっていました。
逃げ角が少ないです。

研ぎ直しで、角度を立てたことはありますが、今回は反対に角度を寝かせていきます。

時間を掛けて、研ぎ直した後、台に入れて削ってみましたが・・・・結果はほとんど変わらず・・・・・

今井忠次の刃が、これほど切れないのか?そんなことは無いと思いたい。
やはり、台が悪いのかも・・・・・・

大鉈を振るってみようと思います。
台を短くして、下端を手押し鉋で削って、台をリセットしました。

はぁ、表なじみもゴソゴソにしてしまったし、「忠次」は「泥沼に入っています。

直らなかったら、あきらめましょう・・・・・・


樫の木

2012年01月26日 23時37分39秒 | 台打ち

先日、鉋台に使う、赤樫、白樫を購入しました。

写真だけで選んだため、思っていたよりも割れたり、節があったり、木目が素直でなかったり、届いた木を見て、少しガッカリしています。

まぁ、安価な樫なので、しかたがありません。少し寝かせた後、楽しみながら使ってみましょう。

いよいよ、積層台に挑戦か・・・・・・・

その前に、気に入った鉋刃を調達しないといけませんね。


好調を維持しています

2012年01月24日 23時37分16秒 | 

薄く削れると嬉しくて、今夜もやってしまいました。

削り始めに出てくる鉋屑が、こんな感じだと調子が良いです。

「一人上手」に手伝ってもらいながら、軽く引けています。

今日は、6~11ミクロンでしたが、長切れしていて、楽しかったです。
途中、上手く掛けられなくなったので、下端を見たら、わずかに狂ってきていました。
薄くなると、台の動きが気になります。
少しだけ薄削りのコツが分かってきたような気がしますが、この調子を秋まで維持するのは難しいでしょうね。

あと、2ミクロン薄くしたいけど、僕の技量では、これが限界です。
どこをどうしたら、良いのか?・・・・・見えてきません。

皆さん、教えて~!

これは、初削りの時のオジサン4人組のスナップ写真です。
許可を得てないので、サングラスをかけましたが、皆さんムチャ怖いです。
(ウソです。皆さん、ニコニコ優しいです)
悪戯して、すみませんm(__)m


穏やかな日

2012年01月22日 21時45分26秒 | 一人削ろう会

今日は、暖かくて穏やかな日になりました。
工房内は、室温16℃、湿度66%と昨日までの雨で、湿度が高い。
鉋の薄削りで、一桁が出そうな予感がしたので、一人削ろう会を開催しました。

山本さんの講演で、今でも耳に残っている事があります。
下端の話だったと思うのですが、「2ミクロンに削るなら、2ミクロンの精度が無いといけない。」のような意味だったと思います。
ということは、5ミクロンで削るなら、5ミクロンを下端の精度で感じないといけないことになります。
5ミクロンにしても、今までのように、適当にやって削れる薄さではないことは確かです。

そんなことを思い出しながら、長台を調整して、削り材を整えました。
削ってみると、今日は長台の調子が良い。

調子に乗って、長台で薄削りもしました。

薄い薄い、長台で9ミクロンと一桁です。
長台の重さが丁度良くて、ほとんど下に押す力を入れなくても削れてきます。

我が家のエースは、「金井芳蔵」。
下端を3点付に変更していますが、もう少しひねりを修正しないといけませんね。

ちょっと、鉋屑が美しくないけど、薄い薄い!
部分的に6ミクロン。写真を撮影していたら、5ミクロンに変わっていました。

最近、調子を上げている準エース、「楽仙」。

7ミクロンでしたが、これまた撮影中に6ミクロンに変わっていました。

今まで自分の適当な削り材で、ここまで薄く削れたことは無かったので、着実に進歩しています。

研ぎは、従来通りの刃先研ぎですので、下端の精度と、削り材の平面精度によって、1~2ミクロン薄くなったような気がします。
でもなぁ~、2とか3ミクロンって、どうしたらそんなに薄くなるんやろうな。

今日は、久しぶりに自己満足度が高い日になりました。


基本から見直しています

2012年01月17日 23時37分38秒 | 

興奮冷めやらぬうちに、山本氏研ぎを試したくて、金具一式を買って帰ってきたのですが、WAKUの寸八は一枚刃が多く、適当な裏金が無いことに気付きました。

しばらくは新しい研ぎをあきらめて、基本から見直すことにしました。

まずは、長台の3点付を再調整して、削り材を整えます。
(4点付は、まだまだ無理です)

下端の精度を上げた長台で、削り材を平面にするのは、薄削りにとって、重要な意味があることに気付いたのです。
削り材の平面度が上がると、台が安定するため、鉋を下に押し付ける力が非常に少なくても削れます。
鉋を下に押し付けて削ると、木を剥ぐように削るようなので薄くなりにくいとのことです。

次に、やや時間を掛けて鉋の下端を変えていこうと思います。
京都で、下端が悪いと散々言われました。
2点付で、隙をやや大きくとっていたため、削り材の上に鉋を置いて左右に振った時、材に当っている刃口部分を中心にして、グラグラ回転していました。
薄削りするには、台を左右に振っても、簡単に動いてはいけないとのことです。
ということは、3点付で、更に、隙を極端に少なくして、ほぼベタに近いことになります。台頭は2ミクロンほど隙く程度とのことです。
今までは、2点付で、刃口部分を当てている面積を少なくしてきましたが、考え方を変えます。

下端の写真は、恥ずかしいのですが、ガラスに貼ったペーパーで軽く削った跡です。
刃口と台尻の白っぽい部分が当てている部分になります。これからは台頭も当てて3点にしていく予定です。

また、削った時、削り屑に発生する静電気が大敵とのこと。
あくまで想像になるそうですが、刃先で静電気の放電があり、刃がすぐに切れなくなるとの考えです。
これを回避するには、削り材を湿らせるのが効果があるそうです。

これら基本的なことを、実践して、削ってみました。

良い感触で削れて、ホッとしています。
実は、初削りの会場では全く駄目で、何が原因なのか、密かに悩んで落ち込んでいたのです。
やはり、基本に忠実が大切なのですね。


初削り

2012年01月15日 23時20分51秒 | ミニ削ろう会

町家発ほんまもん 第三回 新春初削りに参加させていただき、京都から無事に帰宅しました。

会場では、何人もの方から、お声掛けしていただきまして、ありがとうございました。

それにしても、会場内は、人、人、人で、おなじみの凄い方も沢山いらっしゃいました。

今回の目的であった山本氏の講演・実演は、真剣に受講しました。
鉋の講演を初めて受講させていただきましたが、うなずく内容あり、驚きの内容ありで、有意義な一日になりました。

今まで一生懸命やってきた、研ぎや台の調整方法を一旦否定するような、全く異なる内容でしたので、今夜は、恍惚状態になっています。
その他にも、沢山のことを教えていただき、頭の中が飽和していますが、感謝感謝です。

最近、調子が上がらず、行き詰まり感があった薄削りですが、少し道を作っていただいたような気がします。
今すぐにでも、新しい調整方法を試したいくらい気分が高まっていますが、これから、ボチボチ試してみて、安定一桁を目指そうと思います。

本日は、初削りを企画・実行いただきました事務局の方々、講師の山本氏に改めて感謝申し上げます。

あっ、薄削りの結果は、全く駄目で、話題にもなりません・・・・ (恥・・・・)


初削りの準備

2012年01月14日 18時45分52秒 | 

明日、開催される初削りの準備をしています。

何をどれくらい持っていったら良いのか分かりませんが、駐車場からの移動が大変そうなので、できるだけ少ない荷物にしようと思いながら準備しています。

忘れ物があっても、そのときに考えます。

今回は、鉋の準備方法を変えました。
今までの経験から、地下の工房と削りの会場では、湿度差がありすぎて、いくら調整しても現地で下端をガンガン削らないと駄目なことが分かってきました。
前日の削りも控えて、刃を軽く研いで、下端を確認するだけで挑みます。(笑)


 


一人予選会

2012年01月09日 21時40分08秒 | 

来週、京都で開催される、新春初削りに参加させていただく予定です。

持っていく鉋を決めるため、今日は、研いで、削って、一人予選会をしていました。
最近、薄削りがスランプ気味で、20ミクロンを切るのが精一杯の状態が続いています。

まずは、裏が重要と思い、裏を整えます。
裏は、天然砥石が良いのか、人造砥石が良いのか、分からなくなっています。
左は人造砥石でピカピカの裏、右は天然砥石で曇っている裏です。
色々、試していますが、どちらもパッとせず、甲乙付けられません。

7枚の刃を研ぎました。

台の下端を調整して削ってみました。
この2丁が候補かなぁ。

まだまだ、厚いんですよ・・・・
この2丁をもう少し調整して、来週に備えます。

なかなか上手くならないので、研ぎの講演が今から楽しみです。