ariとchunの楽しい馬生活

馬に乗る事よりもお手入れが好き。こだわりの馬具、こだわりのお手入れ、楽しい馬生活。

この位置!

2007年04月04日 | chun
今日は月1回のプライベートレッスンでした。
お相手はchun。
たまに友人達が

「ariの脚、動かないよね~~。」

って、言ってくれます。うれしい褒め言葉ではあるのですが、その動かない脚位置は
間違った位置でも動かない融通のきかない脚だったのです。
先生に脚位置をもう少し引くように言われるのですが、気持ちはあれども頑固な脚は
動かず…。
見かねた先生が、そんな私を一旦止めて「脚はココ!」って移動させてくれました。
最初はそんな位置を忘れてしまった私の体、股関節が痛い…。
が、すぐに慣れました。
バネが入ったように元の位置(前の方に)もどるかと思いきや、頑固な私の脚は
融通がきかず、いい位置にジッとしていてくれました。
なかなかいいぞ、chunをビッチリ挟んでる。
蹄跡の準備運動はなかなか順調。
拳を静定し、基本姿勢を忘れない。基本的にchunはとっても乗りやすいんです。
だから下を向かず、前を見て姿勢を正して乗ることができます。
輪乗りに入り、並足。
そして左手前、速足の扶助を送るとchunは急にピタッと止まって後ろ蹴り。
え~~~、何もしてないのになんで???
そう思ったのですが、何もなかったように推進脚を。
今のchunに乗るには何もしない瞬間はないと思わないといけないようです。
蹴るとか、鞭とかという刺激ではなくて、私が乗ってるっていうことを意識させねば
ならないようで(どの馬でもそうだけど)、私はchunの反抗には動じないよって
いう態度を示さねばならないのです。
そして一つ一つ見逃さないこともすごく大切で、これができないとほんのちょっとの
失敗が大きな問題になってしまいます。
肩を張った時では遅いんです。肩を張る前に、chunの頸に、背中に力が入るのは
わかります。だからその瞬間を見逃さない、感じる事が大切です。
なかなかそれができなくて、2歩も3歩も肩を張られてしまいます。
そして脚、イレギュラーが起っても常に同じ場所で圧力をかける面の脚。
大げさに反応して、刺激を与えるのではなくて、脚から私の意志を伝えるのだと
思います。
「それは違う」
chunに考えさせる時間をとってもいいと先生に言われました。
chunは調教された馬です。してはいけないことはわかっています。
納得して私を受け入れる事、その状態を根気強く作らねばなりません。
まだまだ私はいろんな事に時間がかかりすぎて、chunを迷わせて、嫌気をさそう。
今日も何度も跳ねられて、肩を張られてしまいました。
レッスンのほとんどはそんな状態でしたが、最後は普通に駆足も発進し、推進脚にも
反応して大きく動くことができました。
力強く動くchunは本当に気持ちが良いです。
最後まで納得して私を受け入れた感じはなかったものの、なんとなく満足。
脚の感覚はとても良かったですし、拳の静定に関しても、ただジッとする事が
静定ではないとわかった一鞍。
いつもchunには跳ねられ、蹴られていますが、やっぱり癖になる子。
どんな反抗があってもなんとなく楽しい気分でした。
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