心でそう念じながら受付で配馬を待つ。
「ariさん、今日はchun君です。」
当たった~~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_z.gif)
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2週間前に久しぶりにchunに跨った。
chunは最初、私を試すようにタカタカと並足で前に歩き、その後スイッチが切れた
ようにドタ~~~~っと動いた。
しかも両足で跳ねる、蹴る。あげく止まる…。
輪乗りの速足も内に内に入ってくるし、やりたい放題で。
ダメだ、おかしい!chunがおかしくなっちゃった!!
そう、chunのせいにしてみたりもした。
だけど、このblogのタイトルをよく見ると
「ari(私)とchun(奴)の楽しい馬生活」ってなってる。
そうそう、こんなにしっくりきた子は今までいない!そう思ってたじゃないか。
準備をしてると、なんとなく今日は上手くいくような気がした。
気合いが入ってたし、気分ものってたような気がする。
トラブルが起きる原因は私にある。
まずは拍車をきっちり定位置に。
chunに跨り、大きく動かすこと、そして脚への反応を確かめることをきっちり
やろうと思った。
chunがトラブルを起こす理由は一つ。chunが動きを止める事。そう決めてる事。
絶対にchunに負けない。今日は許さない。
並足では強い扶助を与えるとchunは焦る。わかってるけど私の意志も伝えないと。
「やるで!」そういう気持ちをchunに伝え、後は単独脚の反応を確かめるべく
横に押す運動も加えた。
chunはすでに私を意識してる。この関係を崩さないように、一定のプレッシャーを
かけ続ける。プレッシャーなんていっても力じゃないです。気合い!集中!!
肢を止めない。
並足、速足は良かったと思います。動きが良かったとは言えないですが、一定の
テンポで動いていました。
ただ、先生にも注意を受けましたが、馬の好きなような所を歩かせてる。
今日のchunは私の外に押す脚にもちゃんと反応して抵抗することなく外に。
6湾曲の速足。斜め横足をさせる要領で脚で押していきます。
あれで良かったのかどうかはわかりませんが、自分では私に反応するchun、
chunの馬体をしっかり押している脚に心地よさを感じました。
この運動は自分のためにも良かったように思います。
馬体に脚を当てる感覚が楽しい。
輪乗りの駈足に入り、案の定、最初の1回目は両後肢を跳ね上げたchun。
私も前にほられましたが、しっかり馬体をはさんだ脚は私を元の場所に収めて
くれます。
「chun、そんなことしても無駄だよ」
その後は、とにかく「chunの後駆よ、動いて~~」それだけです。
力でもない、刺激でもない、ただ念じる。
chunの『しつこさ』に勝るものは私の『ねちっこさ』。
chunはその間も右後肢で蹴ったりしてましたが、運動は途切れずに動きました。
そのうち、あきらめたのか普通に動き出しました。
私もchunと久しぶりに必死にならずに右駈足をしていました。
譲っても安定してる。楽しい…。
最後にシンプルチェンジの練習をしましたが、chunはちゃんと私を意識して
動いていました。移行時に少し頭位置が変わりますがそれはもういいです。
今日も案の定、跳ねたり蹴ったりしましたが、すごい手応えのある1鞍でした。