気のせいか、のりちゃん先生の下乗りも今日は特別な気がした。
気のせいかもしれないけど。
長きに渡り、ご指導をいただいたななちゃんの最後の定期レッスンで
もう考えただけで泣いていたけど、ついにこの日がきてしまい、
私も集中してきちんと乗りあげたいと思ってた。
気合いが空回りするわけでもなく、淡々とレッスンは進んで、
できるところはできるし、足りないところは足りないまま。
出来、不出来はいつもと変わりなかったかもしれないけど、
ブッキーがいつもよりも集中してくれていたように思う。
普段出来ない細かなことをやってくれるクラスで、一つ一つ、丁寧に
教えてくれた。
うまくできなくて、ワゴンの中でお腹が痛い日もあった。
号泣したり、闇から抜け出せないこともたくさんあった。
ようやく、先生がこのレッスンで求めていることは何か、そのために何をやればいいのか、
そんなことがシンプルにわかってきたけど、それもまだまだ。
自分の頭の整理ができないので、馬に上手く伝えることができなくて、
あれもこれも、できないこともいっぱい、一度に全部要求する癖が直らない。
そうなってると気づいたのが今で、ここからまだまだ横について言ってもらわねば
ならないことがたくさんある。
馬と関わるということ。
馬と会話するということ。
心を通じ合わせることで生まれる信頼関係。
その大切さと、その面白さを教えてもらった。
まだまだ感情が先行する時もあるし、大らかに乗れないことが多い。
自分を責めたり、馬を責めたり、
第三者の目を持つことができない。
勘違いも多い。
やってるつもり、できてるつもりも多い。
大いに不安だ。
良いタイミングでブッキーというスペシャルな馬に乗せてもらい、しっかりと
いろんなパーツの練習もさせてもらえて本当に良かったと思う。
馬が迷わず正解を持っているので、正しい事を体験させてもらえたと思う。
感謝。
今日も最後は戦友大号泣でもらい泣きして、何回泣くねんって感じだった。
ブッキーもびっくりやな。
なんか下馬したくない、、、そう思った。
いつまで乗れるかわからないけど、自分の馬人生も後半戦にさしかかっていると
思うし、これからも1鞍1鞍大切にしないとな。
最後の1鞍がいつか来ることを思うと怖い。