goo blog サービス終了のお知らせ 

函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

田舎生活のひとこま

2013年06月27日 14時04分48秒 | えいこう語る
昨日の夕方、店が終わってから竿を担いで海岸に出た。
カレイを釣るためだ。
時化が来る気配を感じてか、カレイが沖合に出たようだ。
なかなか釣れない。一匹釣ったところで、村のお寺の若住職が竿を持ってやってきた。
若住職は子供のころから魚釣り好きで、近くの川で釣りをしている姿をよく見た。住職になってからも、船に乗り沖で釣っている姿を双眼鏡で見ることがある。
私より10メートルほど離れて釣り竿を投げていたが、すぐ3匹ゲットした。
彼は法華宗で、私は浄土宗だ。
負けてはならないと「南無阿弥陀仏」を唱えた。でも住職の方が釣れているようだ。私は節操もなく「南無妙法蓮華経」と唱えたら、私の竿に当たりがあり、良い形のカレイが釣れた。
「南無阿弥陀仏」より「南無妙法蓮華経」の方がリズム感があり、明るい感じがして、カレイに伝わったのだろうか?
お経を熱心に唱えれば、願いはかなうといわれたが、釣りでもそうなのだろうか。


ある仏教大学の試験で、解答用紙いっぱいに「南無阿弥陀仏」とびっしり書き、「南無阿弥陀仏」は、私を合格にしてくれるだろうかと書かれていた。
その教授は、授業では念仏を唱えれば何事も叶えられると教えていたそうだ。
その教授は何と判断したかは聞いていないが、その生徒はきっと世の中を理解できる、立派な住職になられたに違いないと思う。
ちなみにその教授は、梅原猛さんだ。
釣りをしているすぐそばでは、日没近くにやってきたサーファー2人が、暗くなるまで波乗りを楽しんでいた。
明日の嵐の前の静けさというのか、波待ちの時間が多いが二人の笑い声が聞こえてくる。
近くに顔見知りのサーファーがいたので、あの二人はと聞いてみたら、日本海の江差町から来たサーファーだという。
蕎麦屋の主人で、昨日は午後2時で営業が終わる日なので、車を飛ばしてやってきたという。江差からは3時間はかかるだろう。
椴法華銚子ビーチのロケーションを、満喫してくれているのだろう。
波待ちの間に「江差追分」を歌ってほしいものだと思った。
「江差追分」が流れる銚子ビーチ、近くでは住職がカレイを釣る。
ホッケがカレイを釣って江差追分が流れたら、どんなに心が洗われるかなどと考えてもみた、そんな田舎暮らしのひとこまだ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。