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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

集団的自衛権とテロ

2014年06月09日 11時28分14秒 | えいこう語る
イシバ現自民党幹事長の、集団的自衛権についての国会論戦は、戦争を想定しての論戦だ。
「誰が国家・国民を守るのか。そのためには何をなすべきか」とたたみ掛ける。憲法遵守の相手は、当然弱腰に見えるので、論戦は不利となる。
イシバ幹事長に対抗すればどうしたらいいかといえば、戦争を想定した状態から抜けたところで、議論しなければならない。
例えばこうだ。
集団的自衛権の行使が国会を通過したら、米国より我が国の方が、テロの可能性が出てくるという考えだ。
米国最大の助っ人を、テロ集団が黙っているわけはない。
日本は島国だ。どこからでも容易に侵入できる。拉致だってしたい放題だ。北朝鮮方式の採用だ。
さらに、今の過密状態の東京で、テロを防げるだろうか。
自爆テロなど数件も発生すれば、パニック都市になるに違いない。
次期東京オリンピックなど、開催不可能だ。
テロ集団は、開催数年前から日本に潜伏し、日常生活の中に紛れ込んでしまうだろう。
集団的自衛権の行使とは、テロを受けやすい国家になるということだ。
国民の生命を守るに一番有効なのは「憲法第9条」を遵守することだということが、戦後の歴史で証明されている。
こんな論戦を張ってみたらいいのではないかと、ユーチューブでイシバ幹事長の高飛車な論戦を観て、一人で興奮している。
※半世紀前と同じ釣りの風景だ。竿が竹からプラスチックやカーボンになっただけ。
この砂浜に魚雷が突っ込んで来て、水しぶきを上げていたと、先輩たちから聞いたことがある。


隣の一人暮らしのおばさんが入院しているので見舞いに行った。
地元の病院で4人部屋に入っている。
地元なので全員顔見知りだ。全員と話さなければならないのが、町会長の役割だ。
「もう家には帰れないので、終の棲家になってしまった」という声は、自分に言い聞かせているのか、誰かに届けいうとしているのか。
すこしは元気が出る話でもというので、昔はイカもイワシもブリもマグロも随分獲れた話をする。
「働いて働いて、毎日疲れたけど、昔の方がよかったね」と目を輝かせる。
ところで、皆さんの介護はどのくらいですかと聞くと「私は浄土真宗だけど、まだ戒名はもらっていないの」と答える。
介護という言葉が、戒名と聞こえる年齢なのだ。
でも、おばあちゃんからすれば、なぜ戒名を聞くのかと、変に思ったのかもしれない。
戦争時の話しになった。
昭和20年7月15日、我が村も米軍機の襲撃を受け、4人の犠牲者が出た。
その時、妹が足を打たれ数日後に亡くなったというおばあちゃんの話だ。
火葬は敵襲を受けるとして土葬にし、戦後、棺桶ごと掘り出して火葬にしたと、おばあちゃんがその時の状況を詳しく説明してくれた。
病棟の全員が「戦争は絶対ダメだ」と口をそろえた。
病院の消毒と独特のにおいが、映画で観た野戦病院の光景を一瞬脳裏に蘇らせた。
先の大戦で、兵士の犠牲者の大半が食糧不足による餓死だというのは痛ましい。
おばあちゃんたちの「病院の食事がうまいので楽しみだ」という言葉を聞き、私もうれしくなった。
病院の食事係には、私の同級生もいる。
ぜひ、そのことを伝えたいものだ。


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