▼最近目にする言葉に「SDGs」というのがある。2015年に国連で決議され、2030年までに世界全体で取り組む「持続可能な開発目標」=「国際社会の共通の目標」だそうだ。
▼「だそうだ」と言ったのは、私がよく理解していないということだ。ということは、国民にも浸透していない内容なのだろう。
▼役所の環境部の説明を受けたが、正直その重要性が身近に感じられなかった。私の地域は海に面しているので、海洋プラスチックの問題が身近に感じられたが「SDGs」が、17の目標があったのは、今日(5日)の北海道新聞で知った。
▼国ばかりではなく、地方自治体もこの目標に沿った政策を組み立て、実行しなければならないものだ。つまり今後の“まちづくり”に欠かせない目標なのだ。
▼私の村と近隣3町は、2004年に函館市に吸収合併された。その一つである、私の地域の隣の旧南茅部町の縄文遺跡群が、今月27日にもユネスコの世界文化遺産の登録に決定する。
▼縄文は「自然との共生」「1万年以上にもわたって大きな争いもなかった」という優位性が、私たちの誇りだ。「SDGs」そのものを世界に発信する場が、私たちが住む地域なのだ。
▼【縄文=SDGs】このコンセプトを函館市民全員が自覚しなければならない。それが新たな函館のまちづくりの在り方ではないかと、国宝の【中空土偶】が私に語りかけてくる。
▼27日登録決定の日の翌日、縄文文化交流センター前の垣ノ島遺跡が一般開放される。皆さんも【中空土偶】と【SDGs】の会話を楽ししみに来館してみませんか。
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