酒の飲み過ぎが続き、とうとう限界に来たようだ。
昨日目覚めると、すでに胃がもたれている。珍しく朝から胃薬を飲んだ。
しかし、午後5時近くになると、なぜか胃の状態も良好になる。
一杯引っ掛けるが、漁師見習の分際では、いつ出漁になるのかわからないので、深酒は慎まねばならない。天気と波の状態を外に出て確かめると、明日の朝のウニ捕りはないようだ。そうなるといつもの酒の量になった。
夜中に胃がむかつき、何年かぶりに嘔吐した。いつもは指を突っ込み無理やり吐き出すと、すっきりしてまた飲めるのだが、昨夜は相当気分が悪い。
こんなことでは海に出て船酔いをするかもしれないと、1週間酒を断つことにした。
今朝は快適な目覚めだ。魚売りの声が聞こえる。
妻がホッケを買ってきてほしいといったので、相変わらず急ぐ魚屋の後を軽4輪で追いかけた。
尻尾をつかんでも直立不動の、活きのよいホッケ。東海林太郎さんを思い出す。ホッケの横に、なんとミズイカがある。
これはやわらかくて甘味があり、イカの刺身の女王というところだ。
今夜はミズイカで・・・?いつもの邪な考えが脳裏を充満する。
しかし、体調を万全にしなければ、ウニ漁の初陣を立派に飾れない。
今晩はミズイカを前にして、相当悩むことになる。
酒を絶つための方法はただ一つ、ご飯を食べることだ。ご飯を先に食べてしまえば、私の場合ほとんど飲む気力が失われる。
ところがおにぎりにすると酒を飲めるのだ。そこがつらいところである。
ご飯にするかおにぎりにするか。
夕方5時までに決定を強いられる。
いつもの私だったら、イカを購入した時点でほぼ結論は出ているが、立派な海の男になろうと決意も固い我が身である。二枚板子は丈夫だが、二枚舌はいけない。
と言いながらも午後3時が近づいている。最終決定まで後2時間ある。
ミズイカを見つけなければよかったのだが、一目惚れの出逢いほど罪なものはない。
そんなことをつくづく思う午後3時である。
昨日目覚めると、すでに胃がもたれている。珍しく朝から胃薬を飲んだ。
しかし、午後5時近くになると、なぜか胃の状態も良好になる。
一杯引っ掛けるが、漁師見習の分際では、いつ出漁になるのかわからないので、深酒は慎まねばならない。天気と波の状態を外に出て確かめると、明日の朝のウニ捕りはないようだ。そうなるといつもの酒の量になった。
夜中に胃がむかつき、何年かぶりに嘔吐した。いつもは指を突っ込み無理やり吐き出すと、すっきりしてまた飲めるのだが、昨夜は相当気分が悪い。
こんなことでは海に出て船酔いをするかもしれないと、1週間酒を断つことにした。
今朝は快適な目覚めだ。魚売りの声が聞こえる。
妻がホッケを買ってきてほしいといったので、相変わらず急ぐ魚屋の後を軽4輪で追いかけた。
尻尾をつかんでも直立不動の、活きのよいホッケ。東海林太郎さんを思い出す。ホッケの横に、なんとミズイカがある。
これはやわらかくて甘味があり、イカの刺身の女王というところだ。
今夜はミズイカで・・・?いつもの邪な考えが脳裏を充満する。
しかし、体調を万全にしなければ、ウニ漁の初陣を立派に飾れない。
今晩はミズイカを前にして、相当悩むことになる。
酒を絶つための方法はただ一つ、ご飯を食べることだ。ご飯を先に食べてしまえば、私の場合ほとんど飲む気力が失われる。
ところがおにぎりにすると酒を飲めるのだ。そこがつらいところである。
ご飯にするかおにぎりにするか。
夕方5時までに決定を強いられる。
いつもの私だったら、イカを購入した時点でほぼ結論は出ているが、立派な海の男になろうと決意も固い我が身である。二枚板子は丈夫だが、二枚舌はいけない。
と言いながらも午後3時が近づいている。最終決定まで後2時間ある。
ミズイカを見つけなければよかったのだが、一目惚れの出逢いほど罪なものはない。
そんなことをつくづく思う午後3時である。