Lee's Diary

ドラマが好き。
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八日目の蝉  第4回 *感想*

2010-04-21 | 春ドラマ(2010)感想
* 八日目の蝉 「恋」 *

「普通の生活が始まった。」と喜ぶ希和子(檀れい)。
そんな彼女の言う「普通の生活」を営む 希和子と薫(小林星蘭)の様子から 
ずっと見てみたかった二人の関係を やっと見ることができたことが嬉しい。

自然あふれる小豆島で エンジェルの家の頃よりも小奇麗な服を身に着け
ようやく始まった薫と二人っきりの生活を楽しむ希和子は 本当に幸せそう。
海で遊ぶ様子や お祭りを楽しむ様子を見ていると その映像の美しさから
ついつい彼女の犯した罪を忘れて つかの間の二人の幸せな暮らしを見守る気持ちになってしまうのは不思議。

それにしても 希望通りの職場、あれこれと世話を焼いてくれる人物、仄かな好意を抱くようになる男性・・・と
希和子の逃避行の生活に 随分と盛大に幸せを用意したものだなぁ などと思う。
ラブホテルで仕事をしていた時の辛さや厳しさなどはサラッとしか描かれていないこともあって
相変わらず希和子の逃避行には どこか現実離れしたファンタジーのような印象を感じてしまう。
彼女の逃避行そのものが 彼女の現実からの逃避だと考えると 
リアリティのあまり感じられない演出は わざと狙っているというコトなのかもしれないけれど 
どうしても厳しい目で希和子を見てしまう私としては 
逃避行の先で彼女を待ち受ける厳しい生活 といったものを もっと見てみたかったという思いがする。

今回 最も時間をかけて描かれていたのは 希和子と文治(岸谷五朗)の関係ね。
不器用な文治の優しさに次第に心を開いていく希和子の様子が ゆっくりと丁寧に描かれていたため
二人が抱き合うシーンを見ても 嫌悪感を抱くことなく見られたことは良かった。
そのシーンで流された希和子の語りも とても良くって 
文治に心の拠り所を求めたくなる希和子の心情が理解できるようなシーンとなっていたと思う。  

ただ気になる点がひとつ・・・。
今回は文治が 子供を失くした夫婦の辛さについて語っていたりと
逃避行の先々で 喜和子には 彼女の犯した罪を省みる機会が与えられているというのに
その時の希和子の心情は 全く描かれていないというのは何故なのだろう。
彼女が体験してきた経験が 彼女の心に影響を与える日は訪れるのかしら?
残り2回の放送で そんな彼女の様子を見るコトができるということなのかなぁ?(少々不安・・・・。)
次回はいよいよクライマックスに向けて事態が急展開する様子。
どうかどうか 見続けて良かったと思えるような 満足のいく展開になっていますように・・・。

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