夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

花火大会

2012-08-04 21:01:54 | 日記
今日は岡山市の花火大会。毎年、後楽園より旭川の下流側にある京橋辺りで花火が打ち上げられる。

もう何年も行っていないが、私の職場からも眺められるので、さきほど写真に撮ってみた。

やはり望遠レンズで撮影すると、かなり露出不足になるなあ。

来年は近くで撮ってみよう。

「ル・アーブルの靴みがき」その2

2012-08-04 09:01:13 | 映画
ある日、マルセルが町の喫茶店で、卵1つのオムレツとグラスワインだけの昼食をとっていると、そこにモネ警視(写真右)が入ってくる。モネ警視は、「脱走少年をかくまっておれば、君にも罪が及ぶ」と、友人として忠告に来たのだ。

少年を逃がしてやるためには急がなければならない。マルセルは少年から両親や苗字など、知りたいことの全てを聞き出し、フランス北部の町、カレーに向かうバスに乗る。少年(イドリッサという名前)は近所の懇意にしているパン屋(いつもツケにしてくれる)、イヴェットに預かってもらう。

カレーからさらにタクシーで40キロ、ダンケルクの難民キャンプで少年の祖父、マハマット・サレを探すが、今はカレーの難民収容センターにいるらしい。マルセルは、自分はマハマットの弟だと係員をだまして(当然「肌の色が違う」と咎められるが、「自分は白子(アルビノ)だ」と主張して押し通す)、面会に漕ぎつけ、少年の母のロンドンでの住所を聞き出す。

その頃、イドリッサはル・アーブル駅前で靴みがきに立っていたところを、当然、通行人にバレて、警察に通報される。マルセルの靴みがき仲間、チャング(彼はベトナム難民の出身)が逃がしてくれる。

ある日、マルセルが病院へ妻を見舞いに行くと、妻に怒られる。「あなたが来ると、治る病気も治らなくなる。2週間経ったら来て。あの黄色の服を持って」。

一方、モネ警視は、ル・アーブルの知事から、少年脱走事件の迅速な解決を依頼される。警視は、マルセルの近所の八百屋やパン屋、酒場にまで様子をうかがいに来る。

マルセルは知り合いの漁師に、なんとか少年をロンドンに逃がしてやれないか、相談を持ちかける。漁師は、ポーツマス(イギリス南部)のいとこがトロール漁船を持っている、3千ユーロあれば取引きしようと答える。

3千ユーロ(約30万円)は、靴みがきのマルセルがすぐに用立てることのできる金額ではない。困ったマルセルがいつもの酒場の仲間に相談すると、「リトル・ボブ」(知り合いの、往年の人気ロッカーらしい)に頼んで、復活のチャリティ・コンサートをしてもらおうという話になる。