夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

合宿終了…

2012-08-24 20:59:57 | 日記
5日間の日程を終えて、無事帰ってくることができた。疲れたけれど、生徒たちの成長と笑顔が何よりの報酬だ。また、毎晩、生徒を寝させてから、「深夜の教員研修」と称して、ビールで一杯やりながら教育談義を交わすことができたのも、こういう機会ならでは。学校の話だけでなく、他の先生の留学体験や海外旅行での出来事などを聞いていると、本当に勉強になり、教養がついたように思った。


それにしても、久しぶりに市内に帰ってくると、「下界に来た」という感じがする。

昨日まで、夜は満天の星空に心を奪われ、天の川を眺めて時間を忘れるくらいだったのだ。

山全体が響いているかのように感じた蝉の声。

夕焼けの赤から夜空の群青までの、微妙で多彩な色調の変化。

早朝、起きて窓から外を見ると、雲の波に山が浮かんでいたこと。

毎年来ているはずなのに、今年は特に自然の美しさが身にしみた。

また来年も、この合宿に来たい。そう思わずにいられなかった。


写真は昨日、空き時間に研修施設の裏山に登ったときのもの。ユリの花がとても可憐で、きれいだった。

  山路には秋とおぼえて吹く風に知られずにほふ白百合の花