まずは招待状から。
ベンボス(ファーストフード店)の招待状。
もらえますので買う必要はありません。必要事項を書いて、お友達に配ります。
メールでお知らせできる人にはお知らせしましたが、
ペルー人的にはちゃんと招待状を渡すのが筋だし、念押しにも効果的だそうです。
開始時間は16時だったのですが、時間にルーズなこの国のこと、
少し早い時間を書いておいたほうが良いのでは、と思い、カアサンに相談したところ、
「15時と書くべきでしょう」
とのこと。
「誰も時間通りには来ません。15時と書けば、みんな16時ごろ来ます。
ペルー人ってそんなものです(Asi somos peruanos.)」
と言っておりました。
なるほどねぇ~。
ちなみに、日本人のお友達には、15:30と書いて、
16時に開始だからその時間を目安にお越しください、と説明を加えました。
次にピニャータ。
ピニャータは、中に小さなおもちゃがたくさん入ったくす玉。
誕生日の子が壊し、落ちたおもちゃをみんなで競い合って拾います。
ラテンの誕生日会の代表的イベントといえます。
去年はかなり大げさなピニャータにしましたが、
今年は、シンプルな紙製にしました。
持ち運びが便利だし、どうせすぐ壊されるからね。
王冠の形をしています。ヒメの大好きなディズニーのプリンセッサ柄。
なお、ベンボスでは、中に、PICAPICA(紙ふぶき)を入れるのは禁止されているので
純粋におもちゃだけです。
最後はソルプレッサ。
パーティの最後に渡すおみやげです。
女の子用。
パズル、特大しゃぼん玉スティック、お菓子の3点。
男の子用。
パズルのかわりに、車のおもちゃを入れました。
本当は、おもちゃ1品だけにするつもりでした。
なるべく使えるものをと思って選んだ品。
ところが、セントロにピニャータを買いに行ったとき、特大しゃぼん玉スティックを見てほしくなってしまい(これ、私、好きなんです)、
せっかく来てくれるんだし、1品じゃさみしいよねと考えを改め、まさかの衝動買い。
数が多いとかなり重いです、これ。
そして、パーティの前々日、
2品だと偶数だし、やっぱり奇数にすべきだよねと思い始め(結婚式の引き出物か?!)、
ベンボスでは甘いものが出せないからと思って、とお菓子を購入。
もしものために買っておいたポップコーン用の袋に詰めました。
結局、三品になりました。
植木等の声がまたもや聞こえてくるかのようでした(前回、聞こえてきたときの記事は
こちら)。
私も名古屋人のはしくれだと実感しました。
あとはゲーム用の景品を女の子3つ、男の子3つ。
事前に言われませんでしたが、当日、このほか、小さいお菓子も景品として必要でした。
(ソルプレッサの余りを持っていっておいてよかった)
今回、セントロではなく、なるべくデパートやスーパーで、セールを利用するなどして品物を買いました。
乳児連れで、セントロに長時間いるのは無理だと思ったし、ダンナも機嫌悪くなりそうだったし。
(セントロへは1度だけ家族で出かけて、ピニャータやおみやげ用の紙袋などを買いました。)
こういうとき徒歩圏にデパートやスーパーがあるのはありがたい。
オウジを連れて、毎日でかけ、少しずつそろえました。
おかげで、けっこう楽しく買い物できました。
パーティ景品購入代行とかそんな商売でもしようかしら、なんておバカなことを考えたりしました。
それから、誕生日会に必須のバースデーケーキは、ベンボスに依頼しました。
ほかで作ってもらおうかなとも思いましたが、できるだけ自分で準備するものを減らしたかったので。
さすがパーティ好きのこの国、かわいいケーキを作ってくれる職人さんがけっこういるようです。
今回、お誘いしたお友達。
日本人の友達はパーティの連絡をしたところ、みんなすぐに「行くね!」とか「誘ってくれてありがとう」と
快いお返事をくれて、本当にうれしかったです。
あと、来れない子も、きちんと連絡をくれたので、事前に人数を把握するのに助かりました。
ヒメは、幼稚園の友達は2人しか呼ばないと言っていたのですが、
事前の出欠状況を見て、後から、数人を追加で招待しました。
誰を呼ぶかは、ヒメの担任の先生に相談して、ヒメと仲の良い子の名前を教えてもらって決めました。
それから、ペルー人の場合。
招待状を渡したり、パーティーの連絡をすると「ありがとう。行くわ」とうれしそうに言ってくれるのです。
そして、はっきりと行けない用事があるときは、ちゃんと「行けません」という返事が来ました。
私はラテン人は返事も来ないのかと思っていたので意外でした。
ただし、当日、実際に行くかどうかは「本人にもわからない」ということなんでしょう。
でも、当日はともかくとして、誘われたときは素直に行くと思ってくれる、
お祝い事を大事にする人たちなんだな、というのをあらためて感じて、
ラテン気質、ちょっと好きになりました。
それに、国籍に関係なく、どこの国にも、礼儀正しい人もいれば無礼な人もいるもの。
私は自分に合う人たちを大事にして付き合っていければそれでいい。
ヒメのために開いた誕生日会ですが、私もいろいろ学ばせてもらいました。
それに、日本にいたらきっと、こんな大掛かりなパーティを開くことなんてなかったと思います。
~次回へ続く~
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