日々のこと ふたたび南米チリにて

~南米生活はや11年。子供3人のママ。6年住んだリマを離れ、再びチリへ。育児、お仕事など日常生活を綴ります~

子連れ&妊婦旅行 ~カハマルカ インカの温泉~

2015-05-13 08:37:49 | 子連れ&妊婦旅行 カハマルカ
今週、オウジの幼稚園はお休み。
うちの周りの学校もお休み。おかげで朝の渋滞が無い!

普段なら家を出て3km足らずの大きな交差点に着くまで20分は絶対かかるのに、今朝は5分足らず。
いつもこうだといいのに。

リマの道路を走っていて気づくのは、急な車線変更をしたり、無理に割り込んでくるのはたいていがタクシー。
左手を窓からだらっと運転しているのもだいたいタクシー。

タクシーの運転マナーが悪すぎる!

あきらかに向こうが悪くてもとっさに「お前が悪い。ああこうだから、ああだから」
と大声で言い訳して人のせいにできる頭の回転の速さはある意味、すごいと思うけど。

そういう車に限って、「神様が守ってくれる」という類の文章を車体に貼っている。

めちゃくちゃな運転をしても神様が守ってくれるからオレは大丈夫、ってことですかね。

そうかと思うと、「お前の車、タイヤの空気圧下がってるよ」とご親切に教えてくれるタクシー運転手がいたり・・・。

リマの道路はわいわいがやがや賑やかです。

オウジがいつも見ている「カーズ」の映画で、主役のライトニング・マックイーンが
お巡りさんの車とカーチェイスを繰り広げるシーンがあるんだけど、そのときにお巡りさんが

「あんな運転をするやつはタクシーに違いない」

って言うんです。

オウジが見ているのはスペイン語ラテンアメリカ版なので、
オリジナルの英語がそうなっているのかわからないけど、
少なくともラテンアメリカ諸国はどこもそうなんだろうなと妙に納得しました。

ついでに日本の吹き替えがどうなっているかも気になる。

日本だとタクシーはあんな運転はしませんよね。柄の悪いのもいるだろうけど、南米ほどひどくないと思う。
だから、あのセリフを聞いても「???」となるから変えてあるんじゃないかなぁ。

ちなみに、日本国内では運転が荒いことで有名な名古屋、
上記に書いたような行儀の悪い運転のしかたを「名古屋走り」と呼びます。


はい、そろそろ本題。
旅行紀はこないだのクンベ・マヨで書き終えた!と思っていたのだけど、ひとつ忘れていました。

ここのこと。

カハマルカ郊外の温泉街、バニョス・デル・インカにある公衆浴場、その名もバニョス・デル・インカ。
インカ最後の皇帝、アタワルパも利用した温泉です。
このカハマルカに滞在中にスペイン人に捕まってしまったけれども。

今回泊まったホテルからは徒歩で行けます。
個室風呂やサウナなどもあります。お風呂を利用せずに見学のみも可。
利用するサービスによって入場料が異なります。
私たちは見学のみにしました。





ここは個室風呂。

そしてここが皇帝専用のお風呂。



立派な石造りのお風呂ですね。


いつも、ホテルからほとんど出ずにだらだら過ごすのが私たちの旅行スタイルですが、
今回はお酒が飲めないのが幸い(?)して、めずらしく観光も少しした旅となりました。


次、旅行に行けるのはいつだろう。
子供が生まれるまでにできればイキトスに行きたいなと思うけど、難しいかなぁ~。




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子連れ&妊婦旅行 ~クンベ・マヨ~

2015-05-06 13:49:53 | 子連れ&妊婦旅行 カハマルカ
妊娠6ヶ月になりました。先月のエコー検査では女の子だろう、と言われました。

オウジに「赤ちゃんは弟、妹、どっちかな?」と聞くと常に「妹(エルマニータ)!」と答えるので、実際そうなのかもしれません。
小さい子はそういうの、わかるみたいですね。

私は、できれば男の子のほうがいいなーと思っていたので、ちょっと残念だったけれど、
そればかりは選べないしね。

で、女の子だからなのか、今回はあまりおなかが出ません。なのでバスで誰も席を譲ってくれません(笑)。
リマのバスは運転が荒く、急停車、急発進で、かなり揺れるので、席が空いたら即効座ります。
ずうずうしいデブなオバサン、と周りは思っていることでしょう。

オウジのときはけっこう早い段階からおなかが大きくなったものですが・・・。
男の子のほうがおなかが前に張り出るというのは本当だな、と思いました。


さて、旅行紀の続き。

カハマルカの街からホテルに戻り、プールも満喫。

すっごいいい笑顔だけど、オウジはなぜかプールに入りたがらず。

周りでぐるぐる遊んでいるだけ。

旅先ではのんびり過ごすのが好きな私だけど、
お酒が飲めないとなんだか一日が長い。手持ち無沙汰というか、ちょっと物足りなくてそわそわする(アル中か!)。

翌日は曇り。雨もポツポツ降ってきた。
寒いからプールも長くは楽しめない。

標高が高めの場所だし、ホテルからあまり出ずに過ごすつもりだったけど、
外に出たくなってきた。

そこで、タクシーを呼んでもらって、クンベ・マヨに行くことに。
ホテルから23kmほど離れたところにあり、石の森と呼ばれていて、景観が美しいとのこと。


軽い気持ちで行くことにしたのだが、クンベ・マヨは標高3500m、妊婦の私が行っても大丈夫なのかな、
と車に乗ってから思い始めた。

移動中にネット検索(遅いわ!)。
あるページには、
「標高2000mを越すペルーのマチュピチュや、スイスの山をハイキングなどもやめましょう」

どうしよう、とっくに2000m超えている。

他のページには
「3000m以下の場所に数日いる程度は問題ないが、それを超える場所に行くのは避けたほうが無難。」と書いてある

でも、「個人差があるので一概にはいえない」とも書いてあるし、大丈夫・・・かな。

GOOGLEマップで見るとホテルから所要時間40分ほど、と出たのだけど、
実際には、雨だからもっと時間がかかると言われ、結局1時間ほどかかりました。

クンベマヨへ着くまでの道もなかなかスリルあり。
デコボコ道をずーっと登っていきます。雨でスリップしたら車が落下しそうな道。
4駆じゃなくて大丈夫なんだろうか・・・。
が、周りを見ると、モトタクシーも走ってる!

地元の人はたくましいなぁ。

脇の畑に紐でつながれた動物がいる。

犬かなと思ったら黒豚でした! 豚が身近すぎる。

都会と田舎とではこんなにも生活様式が違うものかとあらためて感じました。

そしてクンベマヨ到着。
車を降りて、もしフラフラしたり頭痛があったりしたら、入り口で待機していようと思ったけど、
体調に特に変化がなかったので、そのまま入場しちゃいました。

残念ながら雨が本降りになってきた。
でも、これまで降ったり止んだりだったので、また止んでくれるかな~と期待しつつ、出発。

まずは写真真ん中の岩山を目指します。トンネルがあるんだって。

トンネルせまっ!!! 人一人がやっと通れる幅です。

真っ暗でオウジが怖がっています。

先に出てきたヒメが、後から来るオウジとパパのために懐中電灯で中を照らします。

ヒメがかぶっているのは地元の人たちが雨合羽にしている分厚いビニール。

オウジ用にも買いましたが、断固としてかぶらず。

このあたりまで調子のよかったヒメ。
が、この後、滑って転び、靴が泥だらけになり、最低のテンションに。

終始、泣きながらのハイキングとなりました・・・。

わかるよ、テンション下がるよね。
私も子供のころ行ったキャンプで、雨ばかり降って靴も靴下もびちょびちょになって、それでも歩かねばならず、
つらくて泣いたことあるもん。

景色は独特で美しい。

雨だったけど、たしかに絶景。

紀元前に作られた水路もあり、興味深い。





オウジはトンネルこそ怖がっていましたが、
その後は抱っこもせがまず、元気に歩きました。さすが男の子!

結局、最後まで雨は止まず。

ここは晴れていたらすごくいい散歩になると思う。

が、雨だと・・・滑るので、なかなかスリルある道のり。


晴れてたら行くべし!




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子連れ&妊婦旅行 ~カハマルカ市街~

2015-04-27 13:47:53 | 子連れ&妊婦旅行 カハマルカ
2日目の朝。
お部屋の前のプールはまだ入れません。お湯を冷まさないといけないんだって。
ヒメはお部屋から離れたプールで少し遊びましたが、やはりせっかくなのでお部屋の前のこのプールに入りたい!

我慢できず足湯。

こんなに気持ちいいのになー、日本人的にはものすごくいい湯加減なのになー。

天気もいいのになぁ。


夕方までプールには入れなさそうなので、カハマルカの町まで行ってみました。
宿のあるバニョス・デル・インカの街からは約6km。
モトタクシーで8ソル(2.7ドル)でした。帰りはタクシーで10ソル(3.3ドル)。

街の中心、アルマス広場。

カテドラル。

坂のある町です。

ヒメは丘の上まで行きたいと言っていましたが、雨も少し降ってきたし、断念しました。

市場も歩いてみました。

珍しいフルーツがあるかな、と思って探したけれど
あるのはりんご、みかん、ぶどうくらいで果物の種類自体が少なかった。そうだよね、山だもんね。


バナナ専門店。


友達がブログで紹介していたCHOCHOという豆。

リマでは(私が買い物に行く範囲では)、見かけないのだけど、
カハマルカでは道端でおばちゃんが売っていたので買ってみました。

味付けは塩とレモン、トマトとコリアンダーが入っています。大豆みたいな食感。
和の味にも合いそうです。

今回の旅で食べた料理をいくつか。

カハマルカの街で食べたなすのコンポート(Compota de berenjena)。

なすのデザートって珍しいですね。
このオレンジ色のなす、こちらではけっこう売られていました。

味は・・・うん、なすそのままです。甘酸っぱいなす。
もう食べないと思います。

食事はほとんどホテルのレストランで取りました。

いろいろ食べましたが、その中で美味しかったもの。

大麦のミルク入りスープ(Chupe de trigo)。

初日の昼に食べました。
大麦のほかに、そら豆、コーン、卵などが入っています。
写真だと全然おいしそうじゃないけど、美味しかった~。

スパゲティー サンピエトロ風(spagetti San Pietro)。

サンピエトロ風って聞いたことがないのだけど・・・。
にんにく、トマト、アヒ・アマリージョ(黄色の唐辛子)が入っています。
ペルー版ぺペロンチーニといったところでしょうか。
麺もアルデンテで美味しかったです。
標高の高いところでパスタをゆでるのって難しいんだよね、たしか。

セシーナ(豚の干し肉)の卵とじ。

セシーナは北部でよく食べられているようです。

私は標高のせいか、肉をあまり食べたいと思えず、野菜や豆ばかり食べていました。

あと、チーズやバターが美味しかった。カハマルカの乳製品は有名らしいです。




~次回へ続く~

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子連れ&妊婦旅行 ~カハマルカ~

2015-04-24 13:55:33 | 子連れ&妊婦旅行 カハマルカ
せっかくの休暇、初めはチリに行こうかなと思っていた。
永住権は1年に1回、チリに入国していないと失効してしまうのです。

でも、サンティアゴ・・・そんなにやりたいことも買いたいものもないし。ブエノスアイレスだったら毎年行きたいけど。
じゃあ、飛行機でペルーの国境の町、タクナまで行って陸路でアリカへ渡るか?

でもアリカ、さら行く用事無し。

ゆったり過ごせるところに行きたいと思い、今年はチリへは行かず、
領事館で永住権延長手続きをして、国内のカハマルカへ行くことに。


目的は温泉。

カハマルカの標高は2750m。
妊婦だけど大丈夫かな、とちらっと考えましたが、
今回もホテルから出ずにだらだら過ごすから問題ないだろう、と思い、あまり気にせず決めました。

日本だと標高が高い街というのは少ないと思いますが、
ペルーはそういう街がけっこうあり、そういう場所でも普通に人々が暮らしていて、子供も生んでいるわけで。

そういうところで育った人と私のように平地で育った人では違うのかもしれないけど、
ゆったり過ごせば標高はそんなに気にしなくても大丈夫なんじゃないかな~という感覚になってきます。

(かといって、妊婦がみんな高地へ行っても大丈夫かどうかはわからないし、
普通の人でも高山病にならないように対策は必要だと思いますけどね。)

さて、前置きが長くなりましたが、出発当日。

リマ空港で飛行機に見入る子供たち。

飛行機に乗ってからも離陸までにけっこう時間がかかり、
ヒメは「まだ飛ばないの?まだ?!」「この飛行機、遅すぎるよ!」とうるさかったです。

ラン航空のお姉さんが子供たちにグミをくれました。

いつも子供と飛行機に乗るときは、離陸着陸時の耳抜き用に飴かグミを買っておくのですが、
今回すっかり忘れていたので、助かりました!

乗る前にあれだけはしゃいでいたから機内で寝るかなと思ったけど、
2人ともずっと起きていました。

カハマルカに到着。

空が・・・高い。 緑が美しい!

空の青が鮮やか!

そしてホテルへ。
カハマルカのホテルは、宿泊予約をすると空港⇔ホテル間の送迎もついているところが多いから便利。

私たちが泊まったのはLAGUNA SECAというホテル。
カハマルカ市内ではなく、バニョス・デル・インカという温泉がある隣町にあります。

このホテルのいいところはホテル内に温泉が引かれていることと、お部屋に浴槽があり、お部屋でも温泉を楽しめること。

部屋内のお風呂。けっこう大きいです。
海外の温泉って、水温が低くて物足りないと思うことが多いけれど、
内風呂なら自分で温度調節できるからうれしい。

お部屋内。建物は古いですが、清潔感があってきれいにしてありました。

敷地内を散策。

小川からも湯気が。

噴水もお湯!

温水プール。

こちらはお部屋のすぐ前にあった温水プール。

私たちが着いた日はお湯を入れ替えていて入れませんでした。

いたるところにお湯。


広い敷地内にひつじやヤギ、あひる、うさぎ、くじゃくなどが飼われています。
馬もたくさんいて、馬の販売もしているらしい。

動物が苦手なヒメが珍しく、羊を触りたいと言ったリ、くじゃくやあひるを追いかけたり。

子供も私たちも頭痛もなく、元気に過ごせました。


なるべく水分を取るようにして、特に初日の食事は軽めにスープなどを中心に取りました。


~次回へ続く~


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