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斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

行ってきました!TOYOTA75展 その1

2013年04月22日 | イベント訪問記
入場料と結構な交通費を掛けて行ったので、費用回収のため(?)ネタ切れ感が出るまでちょくちょく

すべてはここから始まりました。

初の量産車である、トヨダAA型です。
この車のエピソードは、産業技術記念館の時にでも。。

世界進出の飛躍はここから?
3代目のトヨペット・コロナです。

それは、クラウンやティアラ(二代目コロナ)の失敗を糧にして、品質と耐久性の向上を開発段階から強く盛り込み、世界に通用するモデルとなりました。
国内でも商業的に成功をおさめ、初めてダットサンのBに販売台数で上回りました。(Bのデザインが自滅気味というアシストありですが。。)

国内における、マイカー元年として、ライバルのSと合わせて紹介される、初代カローラです。

スポーティーかつ高級感のあるという、良くも悪くもなトヨタ車らしさは初代カローラの時からなんですよね。

当時のこのクラスにしては珍しく、フロア4速MTを標準で設定し、メッキモールのはしらせ方は、同社の上級モデルに倣ったものを採用し、ライバルよりもちょっとだけ高性能・高品質であることをアピールするのは、ある車の失敗を糧にしたものでもあります。

それは、政府が提言した国民車の施策にトヨタが答えて開発した、パブリカです。

これは、政府の要求仕様を素直に満たしたと思われる前期型。
でも、家の次に高額な商品の購入する、ユーザーの要望に応えるものではなく、販売は苦戦しました。
後期型では、バンパーを大型化し、グリルを立体的なものに変え、ライトリム・フェンダーアーチ・ロッカーモール・レインガーターモールにはメッキを走らせて、今日の目で見ると取って付けたような部分もありますが、メッキで加飾しました。
それがウケ、販売台数の飛躍につながりました。まぁパッケージングが間違っていなかったことは証明されましたが、それ以上に市場が求めていることに応えないと、売れる車にはならないのだなぁっと。

ここで、一気に時代は下がりまして、80年代になります。
FF化し、セリカの名前が外れたカムリです。
国内市場では、FR時代と同様にマーク2兄弟とコロナの間を埋める車という微妙な位置付けになってしまいましたが、もうひとつの顔としては、FF化時代のトヨタの国際市場における基幹車種という面もありました。

愚直なパッケージングの3BOXセダンのデザインは、時代が経っても極端に時代遅れにならなかったい故に今日でも通用すると思います。

30年以上前に登場した、FF第一世代のカムリのリヤシートをご覧ください!

日本仕様では最上級グレードだけだったと思いますが、すでに後席に3点式のシートベルトが装備されております。
たしか、シートバックも分割可倒式でしたよね。。

またこの車自体は後で話題にしたいのですが、違う展示車のところから振り返った時に見えた、初代ハイラックスサーフ。

その佇まいが、自走式の立体駐車場に停まっているようで。。
ちょっと前までなら当たり前に見られた光景で、この型のサーフが出たあたりから、こういった都市部の施設に四輪駆動車が停まっていても、違和感のない時代になって行ったんだよなと。。感慨深くなってみたり。。

だいぶ長くなってきたので、取り敢えずここまで!!

補足
ざっと振り返ったというか、そういう面を強調しているという面もありますが、「失敗はいつか必ず取り返す。」という姿勢は一貫しているような気がします。
パブリカは話題がありそうなので、いつか独立したエントリーで書こう。。

ここ最近の更新が滞った理由

2013年04月21日 | イベント訪問記
とある講習会(資格更新に必要なCPD稼ぎに必須!)の東京会場と仙台会場の申し込みを忘れてしまい、名古屋会場で受講しました。

会社では、この手の講習の場合は仙台会場相当までの交通費しか負担はしてもらえませんが、名古屋の場合だと片道分の交通費で行くことが出来ます。

講習日は木・金だったので、金曜日は一泊自腹で宿泊しまして、土曜日は「産業技術記念館」と「トヨタ博物館」に行ってきました。
これを目論んでの申し込み忘れではないことになっております。(公式見解です!邪推は禁止です!!)

今回は、土曜日に講習のついでに何故か立ち寄ることの出来た、トヨタ博物館の写真をちょっと紹介してみたいと思います。

ゆっくり入れたのは初めてでしたので、常設展も含めて楽しめました。

まずは新館当時の世相や風俗と重ねて展示しているコーナーで非常に気になったもの。。

このボードゲームがものすごく気になります。
きっと、下町のおもちゃ屋さんで“もやさま御一行”が発見したら絶対購入してしまうようなタイトルと絵柄です。

レプリカですが、輪タクもいました。。

まったく別行動な方々も含めて、意外と喰い付きが良かった展示物です。

ここにきた主たる目的は、現在の企画展である、特別企画展「TOYOTA 75」です。

いろいろありましたが、まずは世界に生産拠点を展開し、需要に合わせた専用モデルの登場として紹介されていた、BUVのタマラオでも。。

車名を知る前から、フィリピンの映像で見切れる、謎のトヨタ車でした。
インドネシアのキジャンのほうが有名なような気がしますが、こちらの方が歴史は古かったのですね。
機関は、1166ccの直列4気筒OHVと書かれていたので、3K型エンジンが載っているようです。

新幹線を利用すればですが、宇都宮~名古屋は日帰りでも結構たっぷり楽しめるし、移動も余裕があるような気がするな。。
午前5時30分出発23時40分到着というのをどう思うかによりますが…

長久手市は愛地球博(当時は長久手町)時代から、車でしか行ったことがなかったので、意外と名古屋駅から遠いことを万博時の懸念点をいまさら味わってみました。名古屋駅周辺のホテルから会場入りは結構大変だったろうな。。

補足
日本国内でそこでしか開催されないとか、会社都合でそこしか申し込めなかったという理由であれば、福岡でも北海道でも全額負担していただけますが、当人のうっかりがあるとだめであったりします。

今回は結構名車を並べているつもりです

2012年09月21日 | イベント訪問記
まだまで、先週末に行われたCARS5thの展示車両を紹介してみたいと思います。

じつは、国産旧車界のキングと思われる車が来ておりました。

トヨタ2000GTです。こういう車も来るイベントでもあるのです。

フォグランプが大きいから、後期型でいいんですよね?

ブルーバードの名を初めて名乗った、ダットサン310です。

こちらはシングルナンバー車でした。
地元にはこれ以外のシングルナンバー車があります。
このことからでも、ブルーバードがいかに名車だったかが分かると思います。

初代プレジデントもいました。

新しい経営陣は、日産のショーファードリブンをこちらではなく、シーマにしてしまったのが悔やまれます。
それとも、ストレッチフーガ(もしくはフーガL)が襲名するには重すぎる名前と判断したからか。。
そうそう、西部警察ネタだとリキの殉職シーンにも登場する車ですね。

雑誌で見たことのある個体もいました。

現車を見たら、もっときれいで驚かされました。
Rカットなしで、車高を落とした後輪の格好よさ。
そして、絶妙なボディカラーとGTXならではの豪華装備が似合う事に会う事。。

時代はぐっと下がりますが、安定して人気のある商用車は、新幹線ハイエースのトラックです。

未再生現車(だとおもう)ならではの美しさ、ロングボディ(普通貨物登録)の一方開きというのも珍しいような気がします。

本日、エコカー補助金の申請が締め切られたそうです。
はした金に目を眩ませて買い替えを焦ることはないと思いますし、せっかく買った車は大切に長く乗ってあげてください。
長く乗れば、それはそれで素晴らしいことがあります。

補足
今週末に会う方のために、撮影した写真をスライドショービデオを作成し、その動作状況を今のテレビで確かめていた時。。
たまたま両親もいたのですが、リアルタイムを過ごしてきた方の話は面白いですね。
父親は初代プレジデントに社有車のB210サニーバンを追突されたことがあり、プレジデントはグリルがゆがんだ程度だったのに、サニーはニコイチ修理されるぐらいに大破したとか。。

ゴルフではなく

2012年09月19日 | イベント訪問記
タイトルに続きまして、「キャディです。」

また、CARS 5thの展示車両写真を話題にしてみたいと思います。

前から見ると、ヘラフラ仕上げなゴルフⅠにも見えます。

三角窓が開き、樹脂製バンパーなので、極初期のモデルではないことが分かったあなたは、相当なゴルフマニア。
当方は、現地で合流したこの前コロナのフィルムを張り替えていただいた方に教わりました。

後姿が特徴です。

見慣れない(?)ピックアップです。
ペイントされた、“VOLKSWAGEN”はあおりにプレスされております。
そして、リヤバンパーは完全ではないもののステップバンパーになっております。

個人的にモノコックの乗用車をベースとしたピックアップトラックは好きなのでとても気になります。

コイツはゴルフⅠベースなので、当然FF車です。
リヤサスがとても気になったのですが、車高が素晴らしすぎてちょっとわかりませんでした。

こういう車を見ることで、こういったことを考えて見たりもします。
ゴルフⅠのバリエーションは、以下の5タイプになります。
・おなじみ2BOXの3ドアと5ドア
・3ドアをベースにカルマン社によって架装された、「カブリオレ」
・実質的にはゴルフの3BOX4ドアセダンとなる、「ジェッタ」
・同様に2ドアクーペの「シロッコ」
・そして、今回話題にしたピックアップの「キャディ」
ビートルの代替として、FF&水冷化という一大改革を行ったゴルフⅠシリーズはフォルクスワーゲンの屋台骨を担うに相応しい、フルラインのモデルだったんだなと。。

FF化したからバリエーション展開がしやすくなったのではなく、それまでと変わらないぐらいのバリエーション展開をしたことを痛感しました。

補足
確か、ジェッタ顔のピックアップもありましたよね。。
VW社の本国サイトをのぞきますと、現在でもパサート顔のピックアップが生産されているようです。

これは珍しい

2012年09月18日 | イベント訪問記
去る9月16日に宇都宮市内のみずほの公園駐車場で開催された、CARS 5thの会場に展示されていたとても希少な車を見つけました。

主催者の都合上、クラウンやが強いイベントなんですが、地元では大きなイベントなので、地元に残っている意外な車が出ていたり、北関東自動車道の宇都宮上三川インターからアクセスも良いので、遠方からのエントリーも多く見られる、とても素敵なイベントです。

余談ですが、Nox・PM法の登録規制を受けないところなので、駐車場も含めて首都圏では見かけなくなってしまった商用車やディーゼル車を見ることのできるイベントでもあります。

タイトルにもあるように珍しいと銘打った車は、現在はR35型GTRのトランスミッションを造っていることで有名で、かつては日産のキャブオーバー車の完成車体を製造していた、愛知機械工業の自社製造販売をしていた、コニー360ワイドシリーズです。

キャブオーバーで前進4段のフルシンクロのミッションを搭載していたのがウリな車種です。

まずはトラックの顔つき


トラックの後ろから

ベッドスペースは三方開きのあおりを持っております。

続いて箱バンモデルを顔つきから

基本的にはトラックと同じ顔つきですね。
個体差としては、ラジオアンテナがきちんと残っているあたりは程度がいいのかもしれません。

写真ではとても分かりにくいのですが、箱バンのほうは当時っぽい下駄山なバイアスタイヤを履いていました。

箱バンを後ろから

テールレンズ類はトラックと共通の部品を使っていますね。

リヤウインドには、この車のウリである「4速フルシンクロ」というバナー(オリジナル品ですよ!!)が大きく貼られていました。

この頃の商用車は3速や1速のみノンシンクロというミッションが多数派だったので、ちょっとした売りになる頃です。
そして、ハンドルチェンジではなくフロアチェンジ(母親の言い方を引用しました)だったことも手伝って、往時はライバルと比べて、とてもギヤ鳴りの少ない車だったのではないでしょうか。

写真の在庫一掃ではありませんが、もう少しこのイベントのネタを続けます。

補足
コニーワイドの写真を見ていたら、団塊の世代な両親恐るべしといったところでしょうか?
当時の女性としては158cmと比較的身長の高かった母親は、高校1年生の時に軽免許を取得し、祖母の実家の金物屋さんの手伝いをしていたそうです。。(冬休みに免許が間に合う誕生日なのでとても重宝がられたとか)
手伝いを始めた当初は、くろがねベビーという軽バンを使っていたそうですが、女学生が運転するならという事でフルシンクロのコニーワイドに買い換えたという逸話がありまして。。
とても運転しやすく乗り心地が良くなった半面、冬の指導は大変だったという事を今でも覚えているそうな。
その後は積載量を上げつつ小回りの利く、トヨタミニエースに買い替え、ミニエース以降はライトエースを乗り継いでいたようです。