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斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

小細工なしの直球勝負

2014年09月16日 | 私乗記
ランクル70試乗記の続きをもう少し。。

バン、ピックアップとも130Lという容量のガソリンタンクを持っておりますが、JC08モードで6.6km/Lということになっているので、単純計算ではフルタンクで858kmとなります。

で、アホな質問として「実燃費ではどの程度走るのか」訪ねてみましたら、「800km前後ですが、使い方によってはカタログよりも走りますから、900kmを超えることもあります。」との事です。
燃費計測試験に合わせたような極端なセッティングをしていないので、走行シーンが多少変わったところで大きく影響することはないとのこと。

それに、「そもそも、マニュアル車には不利な計測方法ですしね。」と返したら…
「大きな声では言えませんが、そういった傾向はありますよね。あんな乗り方はまずしないでしょうから。」と返ってきました。

まぁ、燃費が多少悪くても気にならないような車だからできることなんでしょうが…
燃料タンクを小さくすれば、カタログ値を稼ぐことも出来るそうですが、それがナナマルの魅力につながるかどうかと聞かれたら、疑問が残ります。
リッター10キロ走るランクルも見てみたい気もしますが、リッター6.6キロだからといって魅力が薄れるわけではない。
でも、社用車の3.5リッターディーゼルモデル(NOX/PM不適合)は、PTOや4Lを使わなければ、リッター8キロ程度は走るので、もう少し燃費は伸びてもいいと思います。

ランクルの魅力にディーゼルが大きなウエイトを占めていると思っていたのですが、ガソリン&MTも悪くないどころか良かったです。1速、2速そして後退といった、クロール走行で多用するギヤでの、アクセルコントロールが遣り易くてて驚きました。
60までにあった、F型の直列6気筒ガソリンエンジンには何とも言えない魅力があると聞いていた事にも納得できました。

昨今の燃費競争は実際の走行時ではなく、JC08モードに勝負をかけ過ぎていて、実際に走らせてみると、イマイチ燃費が伸びないような車種が増えているような印象が強いです。
ひと頃の実用域での出力や燃費を無視してまで最高出力(馬力)に拘っていた時にありがちな、強引なリッター100psオーバー車や280ps規制値到達車と同じに見えてしまいます。
それだけ、最近の車選びの中では燃費というのは重要なことになっているのでしょう。

近頃では実燃費はリッター6キロ台前半と聞くと、とても燃費の悪いように聞こえますが、当方が免許を取った頃に中古で流通していた、2リッターガソリンの4WDターボ車の実燃費はこんなもんでしたし、4.5Lのフーガの燃費だって、変わらないので、大きく気にすることではないのかなと思ってみたり。

補足
ナナマルシリーズがデビューした頃に現行車であった、FFコロナで試乗に行ったのが、非常に受けが良かったです。

試乗してみました

2014年09月15日 | 私乗記
父親のエスティマ購入先に、ピックアップ(CBF-GRJ79K-DKMNK)の試乗車が来ているとのことなので、予約して乗ってきました。

人気車種ですが、意外と運転の難しい車種らしく、現車に座った段階や展示スペースから場内を動かす程度にとどめ、公道での試乗を断念される方も多いようです。

はじめに、場内で駐車の練習をさせられたのには驚きました。(そのぐらい大柄で扱い難い特殊な車ってことなんでしょうけど。)

試乗の際に同行したスタッフさんは、購入先店に所属されている方ではなく、栃木トヨタの本社に所属する詳しい方でした。
おかげで、いろいろ面白い話が聞く事が出来ました。
現在のナナマルは今回日本でも販売されることとなったバンとピックアップのボディにV6-4.0Lのガソリンエンジンを組み合わせたモデルが主流で、全体の8割近くを占めるそうです。

試乗車は、ピックアップボディに電動デフロック、電動ウインチ、寒冷地仕様が装備されたフルオプション車でした。
しかし、オーディオレス車でしたので、パワーアンテナを試すことは出来ませんでしたし、バックガイドをはじめっとしたカメラ類はありません。
空調コントロールパネルの左右にある謎のスペース分だけ室内幅も広がったのでしょう。。

運転席に座った時に思ったのは、透過式メーターになっていることに羨ましく思いました。

さすがに最近のガソリン車らしく、短いクランキングで静かに目が覚め、シフトやトランスファーのノブが震えることなくアイドリングするあたりに驚きながら、1速に入れアイドリング回転でクラッチを繋ぐと、ゆっくりと動かします。(1速と後退はクラッチ&ブレーキで動かすことを考慮されたセッティングになっていました。)

ステアリングフィールは舗装路ではこの程度と不満のないものでしたが、辛らつな意見を呈されている方もいました。ボールナット式のステアリング機構にチューブ入りのバイアスタイヤを組み合わせた車であればこんなものだと思いますが、どっかの悪路を走ることの出来ないSUVと比較されたのかもしれません。

EFIのガソリンエンジンとなった事で、アクセルコントロールがかなりしやすくなりました。舗装路を走るにはいいかもしれませんが、不整路に持って行ってもこの印象のままでいられるかどうか。。
そして、シフトフィールはかなり良くなりました。舗装路では多用する2,3速の操作性が向上したので、かなり乗り易くなった印象が強いです。

再販売された70は、ハード面やボディサイズという点ではフロントがコイルリジットになった60という方がしっくりくるかもしれません。
PZJ77(20年落ち、約30万km)と較べるとかなり静かで、乗用車のように運転できると思います。(あくまで、“70シリーズの中では”ですよ!)
78プラドよりも静かだし、トルクもあるので扱いやすいかもしれません。(150プラドorFJクルーザーと乗り較べるとマヒした感覚が現実に戻りますから。)

ただ、ピックアップは小回りが利かないですね。
実質的には2トンのワイドロングが入れるところは入れるはずですが、鼻先があるので、余計にそう感じるのかもしれません。

停車状態では4Hへの切り替え、デフロックスイッチの操作はしましたが、四輪駆動状態での試乗はありませんでした。(駆動系の負担を考えるとお断りしているそうです。)
ドライの舗装路を四輪駆動で走らせる車ではないので、当然のことなんですが、不満に思われる方は多いそうです。

四輪駆動を試せないんじゃ意味がないのではなく、試乗コースは四輪駆動である必要がないルートでした。
同乗したスタッフの方には、当方はかなりスムーズにナナマルを動かした方とのことです。

機会があれば、舗装路ではないところでも市場をしてみたいです。

補足
いつの間にか公式サイト上では、ビジネスカーのカテゴリーからスポーツユーティリティビークルのカテゴリーに移動していた、ランドクルーザー70シリーズ。。

自分でやるのはいいのだけれど

2014年08月14日 | 私乗記
ダウンサイジングターボで話題になった、V37型スカイラインにも試乗をしておりました。

試乗したグレードは、最上級になる200GT-tタイプSPでした。

車の印象が薄いのは、ハズレ営業(当方基準)との同乗試乗であッ田野が良くなかった。

フロントグリルやステアリングホイールのインフィニティエンブレム(コストダウンの都合で造り分けられなかったなれの果て)を“国際基準車の証”と謎のアピール。

メルセデス社製のエンジンを載せても、スカイラインのほうが(多分Cクラスかな?)よりも安くて質の高い車に乗ることが出来る。(それは、向こうは開発費の回収分も含んでいることでしょうし。。)

先進メカニズムのアピールをした結果、V37型スカイラインの魅力を完全に味わうことが出来るのは、ハイブリッドモデルを買わないとデマみたいな説明。

トランクスルー(ターボモデルに設定されたオプション)に興味があったので、試乗車には装備されていなかったので、訪ねてみたら…
リヤシートの座り心地が悪くなるのにどうせ使わない装備になるから、価格分の魅力はない。とまで言われてしまいました。
ハイブリッドモデルを至上とされる彼の言い分からすれば正しいことなんでしょうが、これがあれば、セダンでも車中泊も可能にする魅惑の装備でもあるのに。。

これから後は、無言でディーラーにそそくさと帰ったので、どんな車だったのか細かく覚えておりません。
とっとと帰ってしまったので、展示車を見て、スペアタイヤを置くようなスペースがあるのかとかを確認してきませんでした。

燃費的には非常に不利な使われ方をする試乗車ですが、平均燃費計の記録はレヴォーグの1.6GT-Sよりもいい値を指していたのが、意外な感じがして覚えております。(共にヒト桁をでした。)

まぁこいつからはスカイラインに限らず、車を買う事はお日様が北から昇るようになってもあり得ないと思います。
お客さん(になるかもしれない)が興味を持っているモデルにダメ出しするような輩からは絶対に買えない。

中途半端に取り付けられたインフィニティエンブレムが、型落ちの中古車を買ってドレスアップ途上の車のように見えてしまいます。
これも、自分でやるのはそこまで嫌いなんじゃないのですが…
ラインオフ状態でやられていると腹立たしさを感じるのは何なんでしょうね。天邪鬼なのかな?

仕立ての良さとか座り心地とかはさておき、実質的な後席の広さはインプレッサG4のほうが勝っていると思う。
狭いとは言わない、でも包まれ感があるとは言えないような、なんとも不思議な空間でした。
包まれ感が強くなったV36よりもさらに強調されたような気がします。

世界最速のハイブリッドよりも、自然吸気2.5Lモデル以上の走行性能がありながら、自動車税の納税額が抑えられるという点でのメリット大きいかもしれません。

補足
ここまで言っておいて何なんですが、今回のスカイライン自体はそんなに嫌いなスタイリングではないので、VQ25HR+7速ATの組み合わせがあれば、それは価格面も含めて充分な魅力のあるモデルになるような気がします。
リヤシートの使用頻度がそこそこであれば、分割可到バックレストによるトランクスルー(アームレストスルーもある!)付きで、500Lあるトランクルームも含めて、使い倒すパーソナルセダンになるかもしれません。

これ以外の感想が見つからなかった

2014年08月13日 | 私乗記
夏休みの宿題的に、試乗したままココで話題にしていなかった車について書いてみましょう。

第一弾は、ダイハツ・コペンローブです。

試乗した個体は、ブラックインテリアパックと純正ナビ・オーディオ装着用アップグレードパックがメーカーオプションで選択され、DIATONEの専用チュー任がされたオーディオ一体型のナビが付いた、CVTモデルでした。

コペンに乗った感想は、「軽自動車という言い訳なしに、とても素晴らしい走り。」でした。

厳しくなる一方の騒音やエミッションの規制に適合させながらも、気持ちが盛り上がるような音と力になるようにセッティングしているのが良くわかります。

走る以外の感想はたぶんないですよ。それ以外何にこの車を使っていいのか悩みますし…
オープン&2人乗りというくくりを付けてしまうと、バイクのツーリングにd背掛けるのと同じぐらいの荷物しか持てなくなります。
背もたれがあるので、ヒップバッグやデイバックを背負ったままの運転とか、キャリアにひと工夫して積載量を稼ぐなんて言うことも困難なので、出掛ける範囲は限られると思います。

もう少し、新型に対して気付いたことを書いてみますと…

電動トップの動き方は、先代で作りなれたこともあるのでしょう。
かなりスムーズな動きになり、横で眺めていても不安になるようなことはなかったと思います。(先代の初期型は何度も調整してやっとうまく動くようになったという話を聞きますしね。)

外装は色々な好みがあるので、従前のモデルと比較してどうこう言うのはやめて、あの頃より厳しくなった保安基準に適合させながらも、比較的低いノーズというか薄いボンネットに出来たスタイリングには相当な苦労があったのだと思います。

センターコンソール後端部に2名分のドリンクフォルダーを設けた影響が、シフトレバーの位置にしわ寄せが来ていて、着座位置からするとかなりダッシュボードに迫った位置にあるような気がします。
CVTモデルだとPレンジから操作するときや、車庫入れ等で切り替えしをする際にRレンジとDレンジを細目に操作するときにちょっとエアコン操作パネルとの離隔が少ないような気がしました。
MTモデルだとシフトストローク量も含めてもっと気になることが出てくるかもしれせん。
個人的にはNかDレンジぐらいの位置にPレンジがあるともっと、自然な位置関係でシフト操作ができるような気がします。

本当にオプションを付けないと、規格品のオーディオユニットを取り付けるスペースすらないのですから。
かといって、メーカーオプションの2DINスペースを確保するための後付け感バリバリのオーディオクラスターはどうなのかと。。
こういう車にこそ、規格寸法を無視した専用デザインオーディオを採用するべきでしょう。
まぁ、オプションのオーディオクラスターを用意するのも分かりますが、2DINだけでなく1DINのモノも用意して主良いと思います。
過半数を大きく超える個体に装着されるであろうオプションですから、もうひと工夫あっても良かったと思います。

手荷物を置くスペースは、ハイゼットトラックの方があるかもしれない。。

補足
オープン時の積載性は、エコノミー通勤用に利用しているリード110といい勝負だと思います。(リードのメットインは、入れた荷物に汚れが付かない。)

72.38L

2014年08月01日 | 私乗記
タイトルは、代車フーガ450GTを借りている間に使用したガソリンの量になります。

オーバーヒートで急きょ持ち込まれた車が溜まったため、カリーナの車検外整備がまだ終わっていないと言われまして、もう1日納車が伸びることになったので、木曜日に調子に乗って、日光有料道路を使いいろは坂を登り中禅寺湖湖畔まで夕食を食べに出かけた結果、フーガは369.2kmほど乗ることになりました。

満タン法で、5.1km/lというなかなか素晴らしい燃費でした。
センチュリーより排気量もシリンダー数も少ないのに燃費が悪いな。(比較対象がおかしい?)
フーガの4.5リッターモデルは、エコランが出来ると言われている瞬間燃費計をみると、車に乗るのを躊躇してしまいます。

クルコンで80km/h設定して、日光道を一定速度で緩やか走ってもあまり燃費は伸びるようなことはなく…
それどころか、いろは坂を普通のペースで上るときの瞬間燃費は目を覆いたくなるような値が出ておりました。

いろは坂を登ると、姿勢変化が大きかったり、フロントへビーなことが顕著になってきたり、軽快に運転できるという性格の車ではなかったようです。
パワフルですが直線番長的に楽しむパワーユニットでもなかったし、ハンドリング楽しむというものではなく、バランスの悪さから悪癖もうまく抑え込んでいる程度でした。。

この強いクセを手懐づける楽しみがありのかもしれませんが、個人的には勘弁願いたいです。
結構下り坂は怖かったですよ。
フーガの方が洗練されており、走行性能も高いのですが、似た様な雰囲気の車は…
130系クラウンのV8ロイヤルサルーンですかね。
大きめの排気量で、重いエンジンが、加速性能と始動時の音以外は、あまりいい方向に作用していない感じがしました。

内装も仕立てはいいのですが、革シートの革部分の少なさとあまり良いなめしではないような気がしました。
Y32シーマからY33レパードで本革仕様を見た時に、だいぶ本革の部分が減ったなと思いましたが、フーガをY33から見ても減ったような気がします。
その革も、他のFMプラットフォームを使用した車種に特別仕様で設定された、スタイリッシュ○○レザー仕様並みのものです。

セルフスタンドで1万2千円用意して、リッター172円のハイオクガソリンを入れたのですが、満タンになる前に投入資金が切れてしまいました。
さらに千円追加して注ぎ足したところ、2.2Lぐらい給油したところで満タンになり、0.5L程度注ぎ足したところで、給油を終了しました。
12,449円のガソリン代が掛かりました。

カリーナGTなら、950~1000km走れる量のガソリンを使ってしまった。

フーガは、3.5Lがバランスが良く、維持費も安く最低限の動力性能があり、ハッタリの効く2.5Lの動きがいいのが分かりました。

補足
ガソリン代が凄すぎてショックを受けましたが、カリーナの車検は思いのほか安く上がってきたので良かったかな。
約17万円で、24ヶ月点検、クラッチオーバーホール、上下ラジエタホース、サーモ、O2センサの交換ができるあたりは素晴らしいと思います。(下回り洗浄、パスタ施工とかをケチらない車検でこの金額!)