1月18日、好天が約束された天気図と、少雪によるラッセルの少なさをもとに行き先を考えた。
「飛行場を越えて、余市岳へ行こう!」
パウダーを求めるUくんが、この案に乗る。
先にコース概要。細かいところはあてになりません。
行動開始から1時間ちょっと。
ようやく谷間に朝日が差し込んでくる。
このころにはすでに気付いていた事実。
「少雪とラッセルの量は関係ない!」
計画段階では白井のピークも踏む予定だったが、そこそこきついラッセルに阻まれて、この時点で白井はあきらめる。
沢本流のすぐ東の尾根を詰めて、朝里岳台地(通称「飛行場」)から白井稜線に伸びる「ゾウの鼻」手前のコルに上がる。
白井岳を滑るのはあきらめたので、そこから見える斜面を物色。
飛行場へ…。
キロロから上がってくるみなさんが、あっちにもこっちにも大勢見える。
少なく見積もっても、60%くらい金髪のみなさん。
キロロの体制が変わってから、余市岳は踏んでいない。
5年の間に、ヨーロッパになっていたんですね。
ざっと見える人数だけで30人はいたので、北西コルから先は1級国道状態で、すたすた登れてしまう。
ハロー5回にこんにちは1回くらいの割合で挨拶すると、5年ぶりのPeak。
羊蹄プリンがおいしそう。
さあ、南斜面。
何も言うことはありません。満足!
北西コルへ戻る道も1級国道化していて、疲れた体に優しい。
帰り。
風のない飛行場を天候、景色、雪に覆われた木々やらなんやら全てに感謝しながらたんたんと歩く。
行きに目を付けておいた斜面へ。
これまたいい感じのオープンバーン。
この後は、沢型を上手にたどり下山。微地形や渡渉のきわどいところが出てきて結構疲れる。
真冬にこんな距離を移動できたのは、幸せ。
でも雪が少ないのは、やはり心配です。
思い付きで提案した班渓幌内山(パンケポロナイ山)は、とても幸せな場所でした。
雪付きが悪いだろうと思い、林道スタート。
林道から登山道マークが派生するところから509mから西に延びる尾根に取り付く。
沢型を適当にトラバースして、509mの南のコルに出る。
この辺でも十分幸せな樹林。
693mの尾根に乗るころには、眺めもよくオープン緩斜面が広がる。
Co850mを越えると、もう何というか…、
いるだけで幸せ。
Peak台地は広い。
地図で確かめて、ぼわっとしたPeakに立つ。。
旭川の街が見える。
ツェルトを張って、頂上お食事。
のんびり、まったり。
ウロウロ板のよさを最大限発揮し、頂上台地から下る。
オープンな斜面と樹林の斜面を堪能し、まだ藪がうるさい斜面も楽しく下る。
いつもなら、あっという間の下山も変化の多い滑りのため、十分満足する。
登り3時間40分。
下り1時間20分。
心より満足。
山にも、
同行お2人にも、
美しい木々と雪、
天気にも、
感謝の1日。
2日後に別の山を考えているので、無理せず近場でなんかなかったかと考える。
元山付近の積雪偵察を兼ねて、気になっていた892m三等三角点「小柳」を目指す。
雪が少ないので林道アプローチはありがたい。
林道から外れるとすぐに、針葉樹林帯。
小さな沢が入り組んでいる平地を進む。
沢は埋まっていないが、ところどころ倒木がかかっていて渡れる。
針葉樹の広い地形を抜けて、沢型に入ると落葉雑木疎林。
歩きやすい。
時々、開けた斜面が出てきて、滑りに期待。
Peak近くに来ると、定天方面が開ける。3峰とも並んで眺める。
あまり考えずに南側の急斜面から登ったので、やぶが濃かった。
北西に伸びる尾根の方から登れば、やぶは薄い。
1時間半程度でPeak。
まさか看板があると思わなかった。
長尾山方面は藪が濃くて見通しが悪い。
東斜面は、滑りたい気持ちを湧き立たせる素敵な樹林沢型。
写真では、やぶ多めに見えるけど、魅力的な斜面でした。
尾根をシューっと滑る。
林道まで止まらない。
森林なので、見通しは悪いが滑りやすい。
西に向かえば沢か林道に出るので、でたらめに滑っても迷うことはなさそうだ。
ルート図です。
滑った斜面(青い線)を登る方がいいでしょう。
短いし、登りやすいし、森と山に囲まれているのできっと風もあまり強くならないだろうし、
地形の変化も味わえるし、林道もほとんど歩かないし、いいルートですね。
快適初級者味わいツアーなどにいいかもしれません。
午前中時間が空いたので、近場で行けそうなところを考えた。
そういえば手稲の西峰は行っていない。
平日だしいいかな、と思い何も考えずスキーで行く。
電線下を歩きながら、外れたらやぶやぶだと気付く。
やぶやぶをトラバースしながら気付く、急斜面。
やぶをかき分けながら、こんなとこ滑るのやだから、
向こうの尾根から下ろうなどと、呑気に考える。
どこも大して変わらないのにね。
稜線に出ると、安易にシートラツボ足に。
これがちょっと早すぎて、時に完全に雪を踏み抜いて抜け出せなくなったり、
四つんばいで進んだり、
シートラ板が引っかかって、ザックを下ろしたりしながら、
ようやくガスガスピーク。
青いテープはあったけど、看板探ないなぁ、と思っていたら、
赤丸はきっと看板ですね。
北向きの尾根に降りようとしたら岩崖。
うっすら沢型を転がり下りると、
多分あまり見られないだろう岩に目を奪われた。
やぶにバシバシ当たりながら、無事下山。
午後の仕事に間に合った。
ルートはこんな感じです。
そろそろ雪が積もったかと、Uくんと羊蹄へ向かう。
でも車がいっぱい止まっていたので、転身。(8時時点で13台)
喜茂別岳へ。
こちらは山中3パーティ。
気のいい5人Pとラッセルを交代しながら、稜線へ。
風は強いが眺めはよい。
ピークもなんとか、太陽さんタイムに間に合った。
さあ、ここを滑るぞー。
重めのひざ下パウダー。
当たり前だが、沢にはまってけっこう歩く。
林道にたどり着き終了。
最後のポコの横斜面も4ターンほど楽しんだ。
久々の大御所様にもお会いできてよい1日だった。