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なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

引っ越しました

2025-05-14 | 雑事
あ、ブログのことです。
たいして調べもせず…。
はてなブログで、
よろしければ、今後もご覧ください。

春のミストワールド

2025-05-11 | 
修験の壁。
春は、あちこち訪れたい。
まだ、義経岩に行っていないのが寂しい限りだが、この歴史が新しめの壁も訪問できるのが嬉しい。
しかし、ミストワールド。

全く天候不順が続く。

ついてすぐに岩自体のミスト具合を確かめに「陽当たり良好」を登る。
登れて安心するとともに、すぐ晴れると勝手に思っているのでヌンチャクを残す。
しかし、晴れない。
ガスはどんどん濃くなり、水滴が体に当たり始める。
同行者5名、皆が帰りたがっているのが分かる。

整備的土木作業もあるので、刈り払ったり、平らをはっきりさせたりする。

せっかく来たから
昨年シーズン末の整備はうまくいっていたようで、崩れが少ない。
嬉しい。

遅れてきたWさんは、「よく登ってますねえ。」と、あきれ顔。
まともに登れる感じではないので、「キツネの嫁入り」をTR化。
少しあそぶが、まだこの時期は全く登れない。
でも、皆様もそれなりに遊ぶ。
全く陽当たり良好ではない。

誰もが昼過ぎには晴れると信じていたが、結局12近くなっても晴れず…。
あきらめ、撤収。
海が見えたのは、朝と11時ごろ目を凝らしての一瞬のみ。
先週の富良野岳ピーク近くと似たような願望と苦笑いの日。
でも、多くのシーズン初の皆様にお会いできました。
皆様お元気で何より…。

日差しを浴びる海岸ボルダリング

2025-05-06 | 
山から帰って予報を見ると晴れ晴れしている。
遠くから来て近所で遊んでいる方々がいた、と思い出し連絡。
ありがたいことに、かっぱワンダーランドのガレ横エリアを希望してくれた。
という訳で楽し、麗しご案内海岸歩き。

チャラセナイ滝も水量が落ち着きだした。
明るい海岸歩きは楽しい。
岩を眺め、海を眺め、釣りのおじさんと話しながら、のんびり歩を進める。

ガレ横に着くと、2人はエリアの岩の広がりに子どものように喜んでくれた。
だから、端っこまでご案内。
このエリアの全容については、こちらをご覧ください。

端っこにはくじら岩がある。
中央部のラインは、だいぶ前に少しやって結局完登していない。
マット1枚ではちょっと怖いからだ。

逆の端の「イクパスイ」に戻る。
2人ともあっさり登った。
さすがだ。

焚き火をしながらお湯を沸かし、のんびり過ごす。
風は冷たいが、太陽が出ると暖かい。
眺めはよいし、岩も豊富。
幸せな場所だ。

すぐ横の腰掛け。
伝えた課題をあっさりこなした2人は、新しいラインを模索し始める。
そして、これも数回で収めた。
「ロングチェアー」と名付けられた。

春のかっぱには全く手が出ない。

この左の「石斧岩」でも、ラインを見い出しながら楽しく会話を続ける。
ボルダー好きな人たちのムーブ研究欲とライン見い出し欲には頭が下がる。

帰りは丸い石探しと、ウド狩りを楽しむ。
夕暮れの美しさが感じられる海岸をあとにした。

あと、50mだったのに~

2025-05-05 | 雪の山
富良野岳から前富良野岳に縦走し、前富良野岳の原始が原向きの斜面を滑って遊ぼう、という、山スキー締めくくり企画だったのだが…。

いつものUと原始が原登山口へ。
鹿が出迎えてくれた。
鹿の視線を気にしながら、テン場を整え2人宴会。
賞味期限切れのα米と焼肉に舌鼓を打つ。
α米になんで賞味期限があるんだろう。

翌日、若干じじい気味の2人の目覚めは早い。
4時半にはテン場を発つ。
夜中はパラパラ雨が降り続いたが、天気予報は終日晴れ予報。
小雨の中、「何時に晴れるかな。」と話しながらスキーを担いで歩きだす。
二の沢の手前くらいから、スキーでウロコ登行。
残雪期の雪にはウロコはとても利く。
調子よく登るが雨が止まない。
三の沢付近を登りだすとガスが周りを取り巻く。
けっこうな降りになり、濡れるのもやだし、天候回復を待つ必要もあり、2,3度針葉樹の陰で雨宿りをする。
それでも、標高を上げ続ける。
が、ガスは濃くなるばかり。
森林限界前で、30分以上天気待ち。
5月だというのに寒い。
「きっと、街は晴れているんだろうねえ。」などと話しながら天気図談議。
それでも、まだ「晴れる。」と思っているから進む。
登山道より東の沢型にルートをとった。
ときどきはい松を横目で見ながらも、板を付けたまま進んだ。
薄い新雪が積もっているが下地は硬い。
今回は、シーアイゼンSKEATS Glide Finsが大活躍。
 
シールなしで、1600過ぎまで登り続けた。
だんだん、板を背負う方が楽な感じになり、シートラ。
しかし、ますます風は強くなり晴れる気配は全くない。
はい松を踏みしめながら標高を上げる。
1700mを越えると、足元のはい松以外見えなくなり、風も更に強くなる。
「これは、まずいね。」と話しながらも、まだ少しだけそのうちおさまると思っているので、ザックを風避けにして休む。

ちょっとだけ風がおさまったような気がしたので動き出す。
で、なんとか稜線に出る。
すると、まあ、ものすごい風。
「さっさとピーク踏んで標高を下げよう。」と話し、進む。
が、ホワイトアウトが手強い。
周囲の様子がほとんど見えない。
稜線なので、左右とも切り立っているはずだ。
ときどきうっすら広がる視界もそれを裏付けている。
加えて、ときどき耐風姿勢をとりたくなる風。
「すぐに標高を下げようね。」となってとりあえず、暴風圏から強風圏まで標高を下げた。

多分1700m前後の沢型状の場所でしゃがんで待つ。
まだ、ピークに登り返すつもりでいるが、一向に晴れてこない。
「終わりだね。」と相槌を打ち、ほぼほぼ真っ白の中、下山を始める。
ちょっと下りると、登山道とかぶっている沢型がはっきりしたので滑り始める。
雪は悪くないのに、ちっとも楽しくない。
このまま下ると狭い沢型を滑ることになるので、板を履いたままはい松を2回ほど乗り越え、広い斜面に出た。
1400mくらいになると視界は開け、大きな斜面を目で理解しながら滑ることができた。
楽しく広大な斜面だった。
そして、ようやく晴れ間が広がり始めた。
ピークはずっとガスに包まれてますけどね。

前富良野とのコルを通過し、1400のコブまで登り返す。
原始が原も眺められるようになり、幸せを感じる。
2022年のGWに行った大麓山も存在感のある姿を見せた。

下山に向けた滑りに入る。
途中でだいぶ晴れてきたのでラーメンタイム。
青空は広がるが、富良野岳ピークはまだ見えない。

適当に下って二の沢手前くらいの登山道に出た。
すっかり春らしい陽光と気温の中、アトラクション的な登山道滑り。
最後の1.5㎞ぐらいは、スキー靴でぐちゃぐちゃ道を歩き下山。

14時前には下山したので、ハイランドふらの温泉に浸かる。
疲れを癒すと、富良野岳のピークがようやく拝めた。
今なら、登れるなあ。

登れてよかった…

2025-05-03 | 
やる気もたいしてなく、が、散歩がてらのつもりで赤岩へ。
峠から懐かしい方々に出会う。
半年ぶりのすーさんとクリスタルフェースへ向かう。
44が丸見えの春が美しい。

好きものな面々が4名、先にクリスタルで遊んでいた。
懐かしきこの眺め。
また、来られたことに感謝。
だから、もう満足気分でまったり落ち着く。
同行すーさんは、今シーズンのトライに向けて、石狩湾にヌン掛けをする。
この手伝いができるだけで、満足なのだ。
とはいえ、来たからには何か登る。

まともにロープを扱うのは11月以来か…。
どきどきしながら、赤壁クラック。
うむ、問題なし。
足は上がるし、視線は上を見ている。
続けて、上を見て。
これも、問題なし。
傾斜が強くなっても、数手先まで読んで突っ込めば、問題ない。
写真は、すーさん。

さて、44へ向かう予定だったが、考えた。
傾斜の続くのは無理そうだ。
でも、バランス重視のラインなら、グレードが上がっても大丈夫かもしれない。
そうなると、この場に残り、サバイバル。
指はしっかりかかる。
バランス部分は足で登る。
核心が心配だったが、岩が欠けてスタンスが明快になっていたおかげもあり、この日初のムーブで通過できた。
嬉しい。
クライミングは楽しい。

最後は、44。
大きなホールドがなくなったという噂の「おやすみ」でおしまい。
春の岩初めに、11含む4本も登れて大満足。
陽光とカタクリが祝福してくれた。