なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

隙間の中のスキマ

2022-11-27 | 
海を眺めながら車を走らせる。
外気温計が3度から5度まで上がり、陽光が輝きだす。
さっきまで、「寒いのやだなあ」と思っていたのに、早く着きたくてしょうがない。

9時に到着。
まだ2パーティーぐらいのボルダーさんたちに挨拶して、すぐに奥の浜へ。

準備万端。
ラインを観察。

先週と違い、まったくチョークを取られない。
すっきり乾いて良コンディション。

人が増えた前の浜でご挨拶してから、また登る。
アンダーをしっかり利かせようと体を思いきり上げてみると、少し上のクラックに手が届き、右手人差し指ががっちり利いた。

これなら右足伸ばせる!
そーっと伸ばすとゴールのつもりの棚に乗っかった。

静かなムーブで危なげなく立ち込むことができた。

このムーブなら何回でも登れると思い2回目もチャレンジ。
教えてくれたMさんと、往年のOクライマー夫妻も寄ってきてくれて、4人でワイワイ楽しむ。

前の浜に戻ると、ニセコクライマーチームが「留萌の春」をやるところ。

ハイボルドキドキ好きなので、仲間に入れてもらい、完登。

その後、前週触った「チイサイダー」に数回トライの後、これも登れた。
良き日なり。

そろそろ雪が降ってくれないと、今年やりたいことがなくなってきた。
なんて贅沢な悩み。

春かと思った!

2022-11-21 | 
土曜仕事だったので、今日もお休み。
1人で静かなアヨロへ。
すると…!

暖かいんです。

空気が春でしょう。

昨年からはまるここで静かな時間を過ごす。

でもこの話は後で…。

前日義経で一緒だった、KさんとTさんも来ているので時々除きに行く。

Tさんは初アヨロとのことで、順番にこなしていく。

見に行ってお話しては、1人登る、のくり返し。

すっかり慣れた、チムニーつっぱりレスト。
最初の写真では両手フリー。
この状態から右上クラックに抜けていきたい。

で、こうなるのだけど、左足を右側に持ってこれずにいた。
それが今日の4回目くらいで、左足を右面に持ってこれるようになった。

可能性を感じつつも、あと一手微妙…。
高さもあるので、1人でやると心のパンプが襲ってくる。
暖かさと左足を寄せれた満足に浸っていると、お2人がやってきてやる気になってくれた。

まずは、簡単な左。

2人とも楽しそうにこなす。
別の2人組の方もやってきて、5人でセッション状態。
楽しい。

さて、Tさん。

なんと3便目、右クラックラインを猛烈パワームーブでこなしてしまった。前日ジュスのRPを見ているので、単純にパワーとハートに脱帽。
けっこうなグレードあると思うんだけどなあ。

ムーブをちょっと真似してみたけどムリムリ。
高いところでとんでもなくリスキームーブ。
また次回、今回進んだムーブで研究を重ねることにしよう。

ふと見ると、こんな奴がかくれていた。



気温が高めなら行くしかない

2022-11-20 | 
まだ外で岩に登りたい人が、たっぷり着込んで6人で集結。

そこへ函館からも多数やってきて大にぎわい。

Wさんは、先日円盤カチが取れた「ひよどり越え」でムーブの組み直し。

少し遠くまで手を伸ばす必要が出たらしい。

Eさんは、「プリンセスロード」トライ。
ホールドの湿りに悩まさられている。

かっぱは2便目で無事「牛若丸」通過。
30代の時に核心を越えた記憶はあるが、記録にRPを明記していない。
登れたかどうかが判明せずすっきりしていなかったが、これですっきり。
グレード11dだけど、勝手に12だと思っている満足ライン。

登った時、隣でKさんが「ジュスティーヌ」をやっていたので、核心ホールドと1枚撮ってみました。

函館チームのキッズが「プリンセスロード」をRPした。
函館ベテランSさんが、「最年少でないか」と賞賛を送る。
クライミングの低年齢化に驚き!

Yさん、「ひよどり越え」完登。さすがに強い。
SSYさんがジュスティーヌを含む11以上を、トレーニングと言い次々登っていく。
たまげた。

「南中央」「牛若丸」「牛若丸」「子ジュス」「オレンジつぶつぶ」と5トライで終了。
最後のつぶつぶはボロボロ。
疲れていたのね。

今シーズン、ロープはこれで最後?! かな?




道内にもまだ暖かいところがあるものだ

2022-11-14 | 
旧知の男に誘ってもらい、最近知り合った方も含めた3人プラスキッズ1名で、旅に出る。
12,13の土日の話。

最もやりたかったのは5.9のナチュプロライン。

開拓期に活躍された方々の思いや装備を考えながら登るが楽しい。
ムーブも豊富で満足。

5.11bのラインは惜しいところまで行った。
「心のパンプ」が、腕の力を奪い取る。
悔しいがバランシーなムーブはこなせて満足。
5.11aは、カチカチバランスライン。
楽しいけど、これもRPならず。
カチ好き同行Kさんでさえも微妙な立ち込みとカチにやられる。

最後は5.10a。

これは何とかクリアするものの、いっぱいいっぱい。
なんてこったい。

2日目、ボルダーへ。
4級、3級と順調にこなし、キッズの躍進に目を見張る。

最後はなぞの4級大会。

13クライマーが何便かで解明し、Kさんも後に続くが、ヘロヘロかっぱは、カマキリと話ししながら見守るのみ。

ダブルアックスを含む6本足は、最強に見える。

現地の方々に多々世話になった。
ありがたいことです。

こんなに寒いのに西奥に潜む。

2022-11-06 | 
今日の赤岩峠は満車。
「潜む」とタイトルにいれたが、とかげの洞窟前で4パーティーに会うほどの盛況。
秋が深まる赤岩におじさん4人で集う。
葉が落ち、すっきりしている。

箱庭エリアも岩が見えるといい感じですな。

すーさんとKMBさんを頼って西奥。
最近、赤岩整備を生業としつつあるすーさんが、西奥スラブ面中間の終了点で遊べるようにしたいというので、喜んで西奥ダイレクトの更にダイレクトなラインを登らせてもらう。

ドキドキ楽しいラインに触発され、N道さんも登る。

西奥ダイレクト面のハング下から登るラインを、あーだ、こーだと考えて楽しむ。

トカゲに戻り、「Mr.小樽」トライを応援。

この間、2パーティーと談笑。
フリー、アルパイン、ミックス、とそれぞれのスタイルがそろっておもしろい。

かっぱはN道さんにビレイを頼み、「石狩湾低気圧」を触る。

1回目は2ピンでテンションだったが、2便目は核心直前までノーテンで行けた。
核心部で、片手を自由に動かせるところまではできたが、越え方の解決にはいたらず。
何となく、できるかな、と思ったが、やっぱりできない。
当たり前だな。

みなさん、それぞれを終え、あーだこーだと考えた西奥壁スラブ直下に集合。
あーだこーだを形にして楽しむ。

おもしろいムーブができて、みなで喜ぶ。
寒いんですけどねえ。

そろそろクライミングシーズンも終わり、ここ最近ムーブがおもしろいルートを探ってきた。
来年が楽しみ。