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かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

本俱登山と笹岳をつないでみた

2025-03-23 | 雪の山
本俱登山1009mは過去3回登っている。
2回は普通に登ったが、3回目は赤井川村青井川脇の「天狗岩」探査が目的だったので、美比内稜線から続く稜線に上がり、幸せ稜線を半分歩いた。
その時、京極ダム西の稜線と本倶登山稜線がつながっていることに気付いた。
素敵な回廊に見えたので、それをつなぎたいと思った。

双葉ダムへ向かう道のゲート脇に車を停める。
この道はゲートで閉じられているが、除雪されている。
あまりアスファルトを歩きたくないので、無理矢理取り付く。
雪が硬いのに、ツボだとそこそこ埋まる。

だだっ広い樹林を稜線壁までスキーで進む。
この傾斜だと、ウロウロ板にシールはいらない。
稜線が見えてきた。

さて、稜線に上がる急斜面。
雪が硬いのでシールをつけても直登できない。
ツボだといちいちけっこう埋まる。
なので、尾根の末端近くまでトラバースして、傾斜の緩んだところを上がった。

稜線に出ると、反対側のヌップリ寒別川に下りていく。
沢はほぼ埋まっていて、冬にしか見られない広い回廊ができている。
この回廊を歩きたい気持ちにとらわれる。
でも稜線上も歩きたいので、902m三角点Pを目指し上がる。

ここも開けていてとても歩きやすい尾根だ。

完全にぶら下がっているもののけ。
冬の終わりと同時に消えていくもののけを写真に収めてしまった…。

902mは点名が「本倶登」となっている。
ぽこんと飛び出た上に立ち、特になんてことはないので通過する。
ちなみに本俱登山の三角点名は「本俱登山」。

振り返ると半羊蹄があった。
今日登っている人は、ガスか吹雪の中ですね。

本俱登山稜線が近づいてきた。
900越えの台地が広い。
好きな場所だ。

到着。
天気は回復傾向だと考えていたのに、だんだん曇りが重々しくなってきた。

ここまでの稜線や、ヌップリ寒別川の回廊も楽しみだったが、いよいよここからの笹岳までが、この日のメインディッシュ。
広々稜線から、大きな針葉樹帯に入る雰囲気のよい場所だ。

満足感により浸るために針葉樹のお宿を探し、昼食にする。
一抱えの太いエゾ松があり、幹と垂れた枝の間に潜り込んだ。
2人分でちょうどいい隙間。
雪が降ってきたのでよい休憩所となった。

一登りで点名:笹岳ピーク。
ここも900m越えの台地が広い。

雪が硬いので、稜線上ぐらいの傾斜でちょうどいい。
板がよく走る。
送電線を越えて、登りであまり気に留めていなかった三角点「樺森台」を確認する。
この日4つ目の三角点だが、稜線の途中で、ポコとすら呼んでいいのか…?
こんな三角点もあるんだな。

稜線を離れる。
登りから気にしていた緊張の瞬間。
雪がちょっとよければ、最高に幸せな斜面だが、今日は硬い。
吹っ飛んでいきそうで怖いので、慎重に下りる。

最後は、平らで豊かな森を行くだけ。
よく進む雪でとても楽だ。
最後はアスファルトを歩きたくないが故に、予定より寄り過ぎて、車の真上にドンピシャで出た。

とても満足なウロウロ感の1日だった。


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