なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

アルハンブラ宮殿

2009-06-29 | 
そんなところにいけるはずがなく、行ったのは雄冬大壁。
2年ほど前から、開拓されているという噂を聞き、昨年雑誌で見たフリールート名が、『アルハンブラ宮殿』。
その名前から、近くの岩場にはない異文化チックな魅力を持ち、かつ堂々としたものなのかという期待を込めてUくんに付き合ってもらった。

岩場の全容とロケーションは最高。開拓者の皆様に感謝感激、御礼の嵐である。


ブルーが『ドン・キホーテ』。黄色が『サグラダ・ファミリア』。そして、オレンジが『アルハンブラ宮殿』と、トポにはある。
アルハンブラ以外は、一応オンサイト。長さはあるが、道内の岩場のみに浸かった体感は、10bぐらいか。
しかし、名前が個人的にとても興味をそそったので、何か特別に満足する。


これは、アルハンブラ。体感は10cだけど、長さってグレーディングに影響するのかな。
でも、赤岩の10dよりは、取り組みやすい。
上部のあわあわつぶつぶ部分がなんとも特徴的でおもしろい。その付近で怖れてしまい、おしくも1テン。

上部のクラックは、『ガリバー』の2ピッチ目。これは、とても魅力的だったが、まだまだ岩体になっていないので、この日は断念。ぜひ今度チャレンジしたい。

初めての岩場って、とても楽しいです。
開拓された方、本当にありがとうございます。


また雨か

2009-06-24 | 
日曜日は、学生とのお付き合いで、赤岩。
ついたら、小雨。
予想通りだけど、すぐやむだろうと思うが、なかなかやまない。
そこへ、おなじみのN道さんや、清掃登山で訪れていた○○倶楽部の大御所などに囲まれて、道外や海外の岩場の話を聞かせてもらう。ありがたい。

大方の皆さんがあきらめかけた10時。かるく偵察に行くと、さすが赤岩。岩は大して濡れていない。
では、結構という事で、東へ向かう。
この日は、学生の付き合いなので、懸垂の練習とか、初リードとかいった内容のため、東にチムニーへ。


天気もだんだん良くなり、夏らしい暑さに。学生達を案じ、岩の上と下を行ったり来たりしたりしているうちに、山岳会の方々もやってきて、そこで今度は、新人に買わせるビレイ器具の話で盛り上がる。種類が豊富になり、どこの会も苦労しているようですね。

最後は、4段テラスに移動して、ちょっとしたフリー大会。あのルートはなんだったんだろう?
前から気になっていたんだけど・・・。

原始が原 富良野岳1911m

2009-06-08 | 普通の山登り
年4回の大人数酔っぱらい登山。
今回は、原始が原から富良野岳。
かっぱは、仕事こなしてからの出発となり、子孫1とともに遅れて現地へ向かう。

夕方6:30ごろ、富良野岳の小屋に着く。
そこからは、刺激的な宴会。

小屋の宴会はいつでもつぶれて寝てしまえるのでいい。
この時期なら、そのまま寝てしまっても寒くない!

いつまで飲んだか分からず、もうろうとした意識の中、起きる。
自動的に朝メシを食い、出発。
原始が原の手前ぐらいから、雨がけっこう強くなる。
そして、「このルート長いんだった。」と、意識がある程度はっきりしてくる。


そうこうしているうちに、残雪が現れ、「けっこう残っているもんだなあ。」と思っていると、登山道が分からなくなって、地図読み大会。
雪渓のつながりも考えなければならないので、複雑。
ぼろ雨具を着てきたので、雨がパンツに浸みてくる。

登山道を見極めながら、残雪をたどり、せっせと急登を登るころには、標高とともに気温が下がる。
濡れているので寒い。こういう日は、意識がもうろうとしている状態から登る方が、よけいなこと考えずにピークを目指せていいかもしれません。


参加者最年少の小2も、子孫1も無事にピークにたどり着く。
寒いのでさっさと下山。

森の空気が気持ちよい1日でした。

以下、記録地図。クリックで巨大化。