なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

春香山&518m峰

2016-01-31 | 雪の山
単独だし、ボードをしたかった。
朝里岳周辺、蓬莱山周辺、ネオパラ、恵庭岳、などなど考えて結局春香山にした。
近いし、めったにボードでは行かない。
登山口に着いて、片足のブーツを履いてスパッツを着けようとしていると、となりの学生団体らしき車がはらをこすったので、「引っ張りますか」などと言って余裕を見せていた。
さて、もう片方を履こうと顔を上げると、そこにあるはずのスノーシューがないことに気付く。
学生たちが積み荷を降ろす姿をちら見してから、そそくさとエンジンをかけて家に取りに戻る。

約1時間後、同じ場所が空いていたので同じように車を止めて、何食わぬ顔で出発。
登りながら考えた。記憶力が低下し始める年齢になったら近所の日帰り単独行はよいことだ。
こんな忘れ物をほかの人と一緒に行くときにしたら気まずいではないか。
単独で失敗をし心に留め置き、複数で登る時には失敗をしないようにできるのだ。うむ。
山の中ではいつも自己肯定感が高まってよい。

よい天気の中、ボードなので下りのことを考えながら登る。

小屋は曇りのように見えるが、ちゃんと晴れている。


ほらね。

向かって右の肩からドロップ。
ノーマターごっこをしてみた。


下りの楽しみとして峠尾根西側の沢型滑りと、林道の分かれ道から518mポコに登って尾根を滑ってみた。
車止めから川を渡ってまっすぐ登山道に上がったので、尾根伝いに滑ればまっすぐ戻れると考えたのである。
単独は自由だ。実験あるのみ。

当然のごとくブッシュが多い。
373ポコのある尾根との沢は下まで滑り下りられるようにも見えたが、通過。
鹿の群れが目の前を通る。
細藪尾根を強引にボードで滑っているので、鹿のぼこぼこラッセル溝を滑る。
こんな滑りする人いないだろうなあ、と思いながら下山。

気になる生き物

2016-01-24 | 身近な自然
空港に行く用事があったので寄った。


アメマスが1匹いた。捕まえようとするなっちゃん。


この魚は止まっているように見えるのに速い。

尾びれが動いていないのに速い。
しばらく観察して背びれと腹びれがすごいスピードで動いているとわかった。

川底のサケの卵は孵るのかなぁ。

快晴スポット…?

2016-01-17 | 雪の山

晴れる地域を考えた。
晴れるなら稜線を歩きたいといつも思う。
合理的か、滑りが楽しいかなどではない。
高いところを長く歩きたい。


「草笛山がいい」、と聞いていた。
去年白老岳に行きそびれている。
それなら美笛峠からまとめて行こうと考えた。


常に支笏湖と樽前、未踏の丹鳴、フレを眺める。
奥には漁、空沼、方向を変えると尻別、羊蹄が並んでいる。
「あ~、日高だー。」とUが声を上げる。
幸せ極まれり!


945mピークを草笛山というらしい。
白老岳から眺めると平べったい双耳峰だ。南峰から白老へのコルへ滑る。

雪が軽い。へたれかっぱもうまく滑れる。


白老川の源頭、夏も登ると楽しいか。
ピークからの下りも楽しすぎて、ついついふなっしーのような声を出してしまう。


そんな下りが数回楽しんで下山。

ため息がこぼれる1日だった。

ニトヌプリ南峰

2016-01-10 | 雪の山
札幌北よりからニセコ奥地、どう行けばいいのか。
Googleで調べると、393号線で行く方が距離は長いが時間は短い。
393はどこか切ないルートなのであまり使いたくないが、気になることもあるのでTちゃんを乗せて向かう。
おや赤井川に道の駅ができている。

4月にできたようですな。
尾根が続いているので、阿女鱒岳への新ルートを想像してみる。

轟鉱山跡も気になる。が吹雪いている。回りが見えない。林道は除雪していない。道の駅にあるリーフレットでは観光になる滝もあるらしい。

そんなことよりニトヌプリ。
車止めにはすごい行列。ここもそのうち規制が入るか。

しょうたろさんたちと合流。総勢7名で登る。
こういう大勢は楽しい。
人数を頼り、スノーシュー&ボードで参加。他のみなさんはふわふわロッカーなのでこれで滑りはついていける。
というわけで滑り。


スプレーが飛び、足が見えない。
ボードはターンの度にホワイトアウト。
滑り終われば転んだ人状態。
パウダー一辺倒でもないが、これはたまらない。
以下今回の斜面解説。


下山後、NACに寄る。
旧知のカノマーが1日に4回雪崩れを浴びることができるザックを見せてくれる。


雪崩れに追われながら滑る度胸はないから必要ないが、雪崩れる可能性の高い斜面を滑りたい人のために真剣に商品を開発する気持ちを尊敬したい。