なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

岩内から目訓内1220mに行くチャンスをねらっていた

2023-04-30 | 雪の山
岩に行こうかとも考えていたが、天気がパッとしない。
西から天気がよくなっていくようだったので、前々から考えていた岩内側からの目訓内なら少し可能性があるかと思い、行ってみた。

9時には雨があがる、と言い聞かせてきた9時のスタート地点。

しかも、例年はあるらしいゲートの向こうの雪がない。
サイドの尾根にはあるけど、ガスだからとりあえず道を歩く。


ちっとも晴れないねえ、と話しながらも主稜線に取りつく。
でも、天気が回復しないのでイグルー作りのため、ブロック作り練習で時間をつぶす。

ちょっと明るくなってきたので、登り始めると時々晴れ間が見える。

でも、風はとても強いんです。
雲がすごい速さで流れていく…。

それでも眺めはどんどんよくなる。

が、標高が1100mを超えるとますます風が強くなり、Peakはガスで覆われている。

Peak直前で、「こりゃだめだ。」となり、笹藪に逃げ込む。
しばらく様子を見るけど、変わらないので荷物も板もそこに置いて、空荷でPeakアタック。

何とか頂上を踏んだ。
この岩々しいPeakはとても好き。

風は強いが滑りはそれなりに楽しい。

前目訓のコルまで一気に下る。

白樺山も行くつもりだったけど、強風に疲れて下山を決意。
行きに作ったブロック地点まで戻り、お昼ご飯。


帰りは道路の脇をずっと滑ってスタート地点にたどり着く。


岩内側からの目訓内は初。
自分としては目からウロコ的な気付き山行。

カタクリロードのお散歩

2023-04-29 | 
この時期の赤岩はカタクリロード。

午前中しか使えないので人を合わせられず。
終了点整備がてらTRソロで登れるところを考えた。

昨年「ハンマースミス」終了点がごちゃごちゃしていたのを思い出し、44の上から赤壁上部に向かう。

よい眺め。


おっ、見事な刈り分け道。
抜けるとすぐに「ハンマースミス」終了点上に出る。

古い細スリングを撤去。
ロープ2本に整備。カラビナも片方が交換。

そのまま懸垂して登り返す。
1テン。普通のリードなら行けそうで安心。
西壁カンテを登っているパーティーが見えたので、念のため写真を撮る。
後で、知り合いになったらあげようと思っていたら、ガイドのT山さんだった。
久しぶりでいい。


ハンマーを終え、少し迷うが「ロックスミス」もやることにする。
こちらの終了点は太い新しめのロープだったので、補強に一本増やし、カラビナを交換する。

写真の状態に緑のロープを足してあります。

「ロックスミス」は怖い。2テンでトップアウト。
下部がえぐれているのを気にせず適当に懸垂して、テラスに戻れなくなり一時進退極まる。
2mほどロープを登り返し、何とか岩に手が届きテラスに戻れた。
2本登って気持ちが途切れ終了。
シーズンロープ2回目なので、これでよし。

それにしても暖かい日だ。
義経日和だったか…。

岩の翌日に雪の上を歩く、理想の生活

2023-04-23 | 雪の山
ニセコ方面の残雪を楽しみたかったが、天気がさえない。
何だか冬型チックな低圧部の張り出しを見て、だめだなあ、と思いながら、朝、詳細予報を確認する。

なんだか、スポット地域があるではないか。
どうやら西風を積丹半島が止めてくれているようだった。
スポット地域で、ちょっと行きたいところと言うと…、そうだ、松倉岩。
道路脇の林道入口とかに車止められる時期に、雪の上を歩いてみようと前々から思っていた。

という訳で出発。

林道からすぐに平らな白樺林を歩く。
Co713三角点名「共成」を踏んで、後は尾根沿い。
時折日が差す歩きやすい樹林を、Co749m~コルの613mをたどり、のんびり松倉岩を目指す。

小樽峠側からは無雪期に何度か行っている
ボルダーっぽい岩がゴロゴロしているのを知っているが、東側は道がないので見ていない。
近づくと、やはりボルダーがゴロゴロしている。

これらの写真は、地図で岩ぼこぼこマークがついている辺り。

そして現れた、松倉岩711m。

すぐに到着。

雪があるので、周りをぐるぐる回れる。

以前しょうたろさんとボルダーを作ったところを確認。

「クラドーム」と「松クラック」と名付けたところだ。

ふと見ると、余市岳が見えているではないか。

余市も少し考えたが…、でも、風強いんだろうなあ。

地形がボルダーでぼこぼこしているせいか、大きな凹地形がたくさんある。
その一つで風を避けて、早めのお昼。


行きも結構長めの斜面をよく走る雪のおかげで楽しんだが、帰りもちょびっと楽しめた。


下山後、近くの秘密の沢型へ行き、またネギ狩り。

充実しているなあ。



2023シーズン初岩は、義経岩

2023-04-22 | 
登っている人たちの噂を聞いて、行きたくてうずうずしていた義経岩。
一緒に行ってくれる人も、現地にも人が見つかって”Let'go”

寒いにも関わらず、盛況。

車もびっしり。

人が少ないうちに、「ならの木」を登る。
無事に登れる。
今回は10台を無事に登れることと、ビレイ感覚を思い出すこと、及び基本的なロープワークが問題なくできるかどうかが目的。
ビレイは、緊張感の必要な人たちの緊張感の必要なビレイを、特に大きな問題なくできたので大丈夫。
時々忘れるロープワークも自然に出てきた。
大丈夫。

という訳で、目的の大半をこなし、「ブラックホール」「南中央」と、これまた問題なく登る。
よかった。よかった。

人が多いと出会いも多い。
岩場で会う皆さんに久しぶりにご対面。
これまたよし。
長老の登りも見れた。


そして小学生の「オレンジつぶつぶ」RPという素晴らしい場面にも立ち会えた。

よき日かな!

1010mの池 ~朝里岳1280m~

2023-04-16 | 雪の山
3時から知人宅で宴会だったため、近場の山。
朝里岳は、こんな時の救世主。
オリジナルの沢型~1010m池コースは、滑りも楽しい。

沢型の雪解けが早い。

でもまだ行ける。

デブリ箇所を通過。

急斜面を登って尾根に上がる。

あとはひたすら高い方へ登る。
すると、朝里岳Peak。

余市まで行きたいけどがまん。

池に向かって北斜面を滑る。

緩斜面からいい感じの斜面へ。

池が見えてくる。
そして池に向かって最後の急斜面を滑りこむ。

変化のある標高差250mの楽しい滑り。

黄砂の後に積もったらしく、よく走るザラメ雪で楽しかった。
池でまったりと休憩し、コルを経て元の尾根に戻る。
そして最後の楽しみがここ。

ここも変化があって楽しい。

スタート地点まで沢型内をピューっと滑って終了。

2016年の5月に行ったときは、もっと雪があった。登りのコースは違ったけど下りは同じ。比べてみると雪解けの早さが2週間どころではない感じがする。
これからは、雪解けが早くなっていくのかなあ。