なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

夕張岳1668m

2018-09-30 | 普通の山登り
1995年以来の夕張岳。
当然、新しいヒュッテは初泊まり。


前と比べて山小屋感満載でとてもいい。
太陽光で明かりがつく。
入らなかったけど五右衛門風呂もある。
管理の皆様に感謝です。

暖炉もとても暖かい。


しかし、山はガスガス。


ガスガスのピークに山仲間と立って帰ってきた。
小屋もいいし、道もいい。

晴れている高原を歩きたかった。

銭天ルート考

2018-09-24 | 

10年程前から、銭天「中央カンテ」をリードしようと企んでいる。
そのため、終了点ロープを交換したり、残置ビナを変えたり、ピッチを切る方法がないか考えたりしている。
昨日も午前中の数時間、そんなことをしようと銭天に登った。
ところが、ピークに着くと雨。
40分ほど岩陰に隠れて過ごすが、なかなか晴れてこない。
やんでもすぐには岩に取り付けないなあ、と思い、あきらめて下山。

そんなこともあり、今まで考えてきたことを簡単にまとめてみる。

写真左は白水社日本登山大系、右は北海道クライム2のトポ。
最初は、「中央カンテ」と「リインカーネーション」は、同じルートだと考えていた。
が、何度か触り図を眺めるうちに少し違うような気がしてきた。
その根拠は、
①「リインカーネーション」は、2p目の途中が左側に寄っている。
②終了点付近にリングボルトが3本あるが、そのうち2つは左に寄っている。その2つで一つの終了点を形作っているように感じられる。
③「中央カンテ」をまっすぐ登ると、ハーケンが連打されている箇所がある。これは人工で超えると書いてある。
④「リインカーネーション」はTRで10a~bとなっている、これは図のように少し左のフェースに出ることで得られる数値だと感じられる。中央カンテを直上すると、体感だが11bかcはある。
以上のことから、直上する「中央カンテ」は「リインカーネーション」ではないのではないか…、と考えている。

写真だと、

「リインカーネーション」は、写真オレンジラインの中間部を左のフェース面に入って越えているのでは、ということ。

下から見上げると、

真ん中の出っ張っている部分の左が傾斜のないフェースになっていることがなんとなくわかると思う。真ん中を行くのが自然に思われるので、少し不思議ではあるが、トポの「リインカーネーション」ラインは、左に入っていると思われる。

ここまでの考えについて、どなたか情報をもっている方はいませんか?

だから、何を考えているかというと、
①てっぺんの終了点を今よりは信頼できるものにする。
②ハーケン連打部分に、ボールナッツが決まるか確かめる。(エイリアンは×)だめならハーケン整理で対応。
③中間部にレッジがあるので、カムなどの多用で、そこでピッチを切れないか考える。
以上の考えが完全にはまると…、
ウルトラセブン1P目(5.9)~中央カンテ直上①(11b?)~中央カンテ直上②(10b)のすっきりした3Pルートが出来上がります。

別に初登にこだわっているとかではなく、おもしろそうだからやっているだけです。
みんなの岩場なので興味のある方はご自由に。
もちろん、諸々気を付けて。


地震の影響を確かめに

2018-09-15 | 
オタモイ~赤岩海岸間を歩く。

かっぱ岩の上に上がると動いている塊があったので、2こ程落とす。

「クラック」の上がなくなった。
この岩、もともとかなり分割して乗っかっているだけのような気がする。
側面も一部はがれおちているような…。

イクパスイの先まで、途中の岩に触りながら歩く。
ラインが引かれている岩には影響はなさそうだ。

赤岩自体はどうなのだろう?
どこか崩れていないか心配だ。

それにしても、

海はきれい。


久々の6級コレクション

2018-09-02 | 
最近何の級だかわからなくなっているが、アルパインルートの話。
行ったのはここ。


ここに残している(片方は敗退している)6級が2つ。
その1つが「The fore play(北面直上クラック)」(このルート名は一時代にありがちな感じ…)


久々にしびれる登り。

写真上部のクラックが確信。
あの数メートルは、明快なスタンスがない。
真横にレイバックしたいのに、スタンス面は斜め。中途半端に足を上げると滑る。
自分を信じて足を上げる、を数回。
レッジに手がかかり、そこが効くとわかると思わず声が出る。

1~3番は数個あった方がよい、とコメントがあったがちょっと小さいサイズでも結構効かせられる。
1、2番が2こずつあれば安心か。
そんなにないので、節約しながら登った仲間たち。

ヘキセン、バチ効きでした。

こういうのに付き合ってくれるUくんは、最近フリーを敬遠中なので、展望台からオタモイへ散策に行く。
峠でKさんと合流し『石狩マシンガンウェイブ』


かっぱは全くできないが、Kさんの助言で触る。
Kさんは新しいムーブを発見?!

ミナヅキフェイスへ。
Kさんに『フォルツァ』を勧めると、もろくなっていて申し訳なく思う。

申し訳ないので、『オーバーブッキング』で快適に登ってもらおうと思ったが、こっちも浮石落としの場面が出てしまった。


人が行かないところは気を付けた方がいいですね。
『オーバーブッキング』結構好きなんだけどなあ。