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なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

春のミストワールド

2025-05-11 | 
修験の壁。
春は、あちこち訪れたい。
まだ、義経岩に行っていないのが寂しい限りだが、この歴史が新しめの壁も訪問できるのが嬉しい。
しかし、ミストワールド。

全く天候不順が続く。

ついてすぐに岩自体のミスト具合を確かめに「陽当たり良好」を登る。
登れて安心するとともに、すぐ晴れると勝手に思っているのでヌンチャクを残す。
しかし、晴れない。
ガスはどんどん濃くなり、水滴が体に当たり始める。
同行者5名、皆が帰りたがっているのが分かる。

整備的土木作業もあるので、刈り払ったり、平らをはっきりさせたりする。

せっかく来たから
昨年シーズン末の整備はうまくいっていたようで、崩れが少ない。
嬉しい。

遅れてきたWさんは、「よく登ってますねえ。」と、あきれ顔。
まともに登れる感じではないので、「キツネの嫁入り」をTR化。
少しあそぶが、まだこの時期は全く登れない。
でも、皆様もそれなりに遊ぶ。
全く陽当たり良好ではない。

誰もが昼過ぎには晴れると信じていたが、結局12近くなっても晴れず…。
あきらめ、撤収。
海が見えたのは、朝と11時ごろ目を凝らしての一瞬のみ。
先週の富良野岳ピーク近くと似たような願望と苦笑いの日。
でも、多くのシーズン初の皆様にお会いできました。
皆様お元気で何より…。

日差しを浴びる海岸ボルダリング

2025-05-06 | 
山から帰って予報を見ると晴れ晴れしている。
遠くから来て近所で遊んでいる方々がいた、と思い出し連絡。
ありがたいことに、かっぱワンダーランドのガレ横エリアを希望してくれた。
という訳で楽し、麗しご案内海岸歩き。

チャラセナイ滝も水量が落ち着きだした。
明るい海岸歩きは楽しい。
岩を眺め、海を眺め、釣りのおじさんと話しながら、のんびり歩を進める。

ガレ横に着くと、2人はエリアの岩の広がりに子どものように喜んでくれた。
だから、端っこまでご案内。
このエリアの全容については、こちらをご覧ください。

端っこにはくじら岩がある。
中央部のラインは、だいぶ前に少しやって結局完登していない。
マット1枚ではちょっと怖いからだ。

逆の端の「イクパスイ」に戻る。
2人ともあっさり登った。
さすがだ。

焚き火をしながらお湯を沸かし、のんびり過ごす。
風は冷たいが、太陽が出ると暖かい。
眺めはよいし、岩も豊富。
幸せな場所だ。

すぐ横の腰掛け。
伝えた課題をあっさりこなした2人は、新しいラインを模索し始める。
そして、これも数回で収めた。
「ロングチェアー」と名付けられた。

春のかっぱには全く手が出ない。

この左の「石斧岩」でも、ラインを見い出しながら楽しく会話を続ける。
ボルダー好きな人たちのムーブ研究欲とライン見い出し欲には頭が下がる。

帰りは丸い石探しと、ウド狩りを楽しむ。
夕暮れの美しさが感じられる海岸をあとにした。

登れてよかった…

2025-05-03 | 
やる気もたいしてなく、が、散歩がてらのつもりで赤岩へ。
峠から懐かしい方々に出会う。
半年ぶりのすーさんとクリスタルフェースへ向かう。
44が丸見えの春が美しい。

好きものな面々が4名、先にクリスタルで遊んでいた。
懐かしきこの眺め。
また、来られたことに感謝。
だから、もう満足気分でまったり落ち着く。
同行すーさんは、今シーズンのトライに向けて、石狩湾にヌン掛けをする。
この手伝いができるだけで、満足なのだ。
とはいえ、来たからには何か登る。

まともにロープを扱うのは11月以来か…。
どきどきしながら、赤壁クラック。
うむ、問題なし。
足は上がるし、視線は上を見ている。
続けて、上を見て。
これも、問題なし。
傾斜が強くなっても、数手先まで読んで突っ込めば、問題ない。
写真は、すーさん。

さて、44へ向かう予定だったが、考えた。
傾斜の続くのは無理そうだ。
でも、バランス重視のラインなら、グレードが上がっても大丈夫かもしれない。
そうなると、この場に残り、サバイバル。
指はしっかりかかる。
バランス部分は足で登る。
核心が心配だったが、岩が欠けてスタンスが明快になっていたおかげもあり、この日初のムーブで通過できた。
嬉しい。
クライミングは楽しい。

最後は、44。
大きなホールドがなくなったという噂の「おやすみ」でおしまい。
春の岩初めに、11含む4本も登れて大満足。
陽光とカタクリが祝福してくれた。


ネギ狩りと『イオマンテ』探索

2025-04-26 | 
森を歩きたいので、少し遠くのネギ畑を見に行く。
うむ、雪解けが美しい。
なるほど、滝が雪を融かしていく。

長靴に穴が空いていることに気付かず、せせらぎをじゃぶじゃぶ越えたので靴下が濡れた。
ネギは、いい感じ。
ここは2年振りかしら…。
写真は少し細めだが、よい太さのものも割とあった。
けっこう厄介なところを通るので、今まで人には合わなかったが、今日はじいさんが一人現れた。
そして斜面のヤブを漕いで上がっていった。
あんなじいさんになりたいものだ。

ほどほどに採って引き上げる。

前々から気になったいたボルダー、『イオマンテ』が遠くないので、見に行く。
教えてもらった場所をしばし彷徨うと、見つけた。

おー、存在感ありますな。
近寄るとチョーク跡があった。
まちがいない。
しかし、高い。
これ、一人でやったらまずいやつだなあ、と思いつつぐるっと一回り。
上に木があるのでロープを垂らせそうだ。
ロープでトライもいいかもしれない。

真下まで行ってみた。

ふむふむ。
割と好きそうな感じがする。
せっかくだから3回ほど触る。
中間部より上はためらう。
そもそも3か月間、岩には全く触っていない。
人口壁にも行っていない。
寒さ対策も適当だったので、寒くていられない。
今回は、発見とアプローチの確認ということで帰路につく。

風の強い展望台で遅めのお昼を堪能した。
雲がもくもくですね。
全く毎週天候不順で参ります。

さて、収穫物を処理しよう。

ウェルビーイングフィールド

2025-01-12 | 
家の中でウェルビーイング状態を保とうとすると酒の力を借りなければならない。
が、真冬のこんな光景を目にすると酒がなくても幸福感に包まれる。
岩の上では、いつもの彼が同じ気持ちを感じている。

1月なのに、ロープをするという仲間たち。
でも、奥の浜に足を踏み入れると、ロープができそうな気温だ。
「楽園」10cにもTRを張るというので、リードを買って出る。
この1か月、全くクライミングをしていない。
で、どれくらいだめになっているか興味津々。
案の定、よけいな力が入ること、入ること。
レイバック地帯は無事抜けた。
が、ハンドジャム地帯で必要以上に力が入る。
使っていない腕がどんどん疲労していく。
体は十分暖かいが、クラック内はとても冷たく、気付かぬうちに手の感覚がなくなる。
いい左カチを取る。
手の感覚がなくなっていることに気付く。
「あれ、あれ??」
まったく持てず…。
次のムーブを起こしに行くと、足が滑って落ちました。
カムは用心深く決めていたので、ゆっくり休む。
何とかトップアウトし、無事TR設置。
1月前は、「もう余裕ですよ~。」などと言っていたのに…。
歳を取ると、いつまでも同じことを楽しめる。

「波打ちワイド」には、KGさんがTRを設置。
この2本をSちゃんと、外ロープ2回目というHさんが楽しんだ。

焚き火跡と周辺のごみ片付けなど、環境保全に努めたり、昼ご飯をゆっくり食べたりすると、あっという間にいい時間。
「留萌の春」をTRで遊ぼう、という話になり交代で楽しむ。
Hさんもトップアウト成功。

これぐらいのグレードがいい。

太陽も、青空も、岩も、焚き火も、人々も平和に満ちた1日だった。