なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

いつもやさしい春香山907m

2021-12-30 | 雪の山
遠くに出かける元気はないし、今シーズンはまだ1人であっちもこっちも行きたいという気持ちがわかない。
そんな時は、春香山。

行ってみると、あれ、ゲートの位置が変わっている。
奥まで入れない。また、駐車スペース問題勃発。

これは、日曜とかは厳しそうですね。

2人パーティーが少し先を行っていたので、ラッセルはほぼない。
天気はあまりよくないが、それでも登れるのがいいところ。
林道コースを行くが、ウロウロ板(ステップソール)だと、林道から登山道に分かれるところまでは、いつもシールなし。だから早い。悩みとしては最近シールを付けると重く感じるようになったこと。ただでさえ軽い足回りなのに、もう他の板は履けない。

土場に付くと看板がある。

いつからあるんだろう?
今まで雪の下で気付かなかっただけかしら…。


銀嶺荘は相変わらず閉まっている。
もう復活は難しそうな気がするなあ。
20何年で3回くらいしか泊まっていないけど、札幌近郊で貴重な管理人在住の小屋だから存続してほしい。

いつも通りふかふかの素晴らしい雪を感じながらピークへ。

ピンクの看板、秀逸ですね。
白い世界でさんぜんと輝いている。
雪を意識したのか、春の香りからの連想か、はたまた両方か…。
なんにしても整備してくれた方に素晴らしいと伝えたい。

前日までスキー客がけっこういたみたいで、いい斜面は荒れていたけど、この日は自分が2人目のスキーヤー。
まともな斜面を堪能しました。


下山中、スキーとスノーシューの2人パーティーと和やかにお話。
来る人もみんな優しい。
近くにこんな山があって、とてもありがたい。

ヤブーなウロウロツアー ~941m峰、小柳892m~

2021-12-19 | 雪の山
ここ数年、12月の豊羽方面探索が続いていた。
雪も降ったし、また行くか、となった。
で、目指したのが941m。
地図どうぞ。大きくなります。

まったくお勧めしません。場所を知らせるための地図です。
過去のこの辺の探索は、まあまあ良かったので人を誘ってしまった。
やぶやぶウロウロツアーとなった。


林道は、まだ流れが埋まるほどではない。町には大雪が降ったけど、こっちの雪はまだ少ない。

で、これが941mピーク。

どこ? って感じ。
登った尾根も藪でしたね。
稜線上もかなり密な藪。そしてなぜか少し藪斜面を下ると、すぐ横に開けた斜面があったりする。
藪なので見つけられない。
時々広い場所も出てくる。

そんなところで一応滑る。

平たくなっても、沢が奥に入り込んでいたりするのが藪で見えない。
それでも少し晴れ間が出て、定天がかっこいいアングルで見えたりする。


順調にウロコ(ステップソール)で進むが、小柳Peakの周りは藪が濃すぎて上がれない。
シールを付けて詰める。


前に快適に滑って降りた記憶があった。でも雪が少ないせいで藪が多いと思い込み、以前のルートを考えず適当に滑り降りてしまった。
すると、雪を滑っているんだが、灌木を滑っているんだかわからない藪斜面を降りるはめになり、その後は、口を閉じ切っていない沢型にはまりながら林道に戻る。

静寂な森の中にたっぷり浸かれたから、まあいいのだけど…。
あんまり適当に行動してはいけませんねえ。


暖かいアヨロ

2021-12-12 | 
平日の気温が高く、岩的にも雪的にも悶々としていた。
11日土曜、地球温暖化の心配も若干しつつ、アヨロに向かう。
アヨロの難しいラインは、いろいろな条件が重ならないと取り組む気にならない。が、SNS情報をもとにねらいを定めていた。

それが、これ。
指が痛くなり微妙すぎるスタンスが多いアヨロでは、珍しい動きを求められる。
凹角から、左右のクラック沿いに上がっていく。

左ルートは1発で終わり。

そこへKさんとMamさんがやってきて、アップがてら一緒にやってくれる。

Kさんも一発、だが、降りる方が怖い。

その後、奥の浜を1人占めにして、右ルートに専念。
レストがとても上手になる。

右上クラックの中間部をしっかり持てれば解決しそうだが、体が振られないように持つかジャミングして、それが抜けないように右足を右面に出すのが難しい。

午後すぐに少し小雨。岩の間に避難。

眺めよし。波がぶつかったり、石や砂利を運んだりする音だけが響き渡る。

以下、最も登れそうだった2枚。

足位置が全然違う。左の写真の方が安定しそうだがパワフル。右の写真では、右手をとった後がかなり微妙なムーブになりそう。どう右に移動していくか…。
そして、毎回すってんころりん。

楽しいですねえ。

どこか一か所へのダメージが少なく何度もできるので、ムーブがだめなのか、登れなくなっているのかわからなくなって終了。

奥の浜はいい環境なのに、登りたいルートが少なかったことが難点だったが、これでここに来る楽しみが増えた。



やぶ山スキー、in! ~赤井川三角山795m~

2021-12-05 | 雪の山
赤井川は積雪が多いという。
冬のお供のUくんを誘い、レッツやぶ山うろうろ。

本当は、本倶登山の北に3kmほどの場所にある931mPeakに行きたかった。しかし、思ったより天候が悪かったのと駐車スペースを掘る量が多すぎたことであきらめる。

で、赤井川三角山795mに転身。

ここでもやっぱりほる。
駐車スペースが第1関門。

出発

積雪が少なめでも林道スタートの山は大丈夫。

でも少ないから、こんなことがおきる。

沢の中はいろいろありそうだから、Peakと637コルの間に上がる北東尾根に取り付く。当然やぶ。


700mを越えるとだいぶ歩きやすくなる。そして雪ウサギ様が姿を見せてくれた。

山と空気に一体化。しばらく見守ってくれた。

まもなくPeak。


3時間と少しでPeak。ここは2回目で前より少し天気いいけど眺めを堪能する天候ではない。もう少しよくなると思ったのに…。

適当に滑る。


Peak北東側に4本の尾根が入っている。
北から1本目を登ってきて、3本目が疎林に見えたから、そこを滑ろうかと思ったが、やぶをかわしているうちに2本目に中途半端に取り付いた。
でもやぶスキーヤーなのでよし。

おかげで帰りの小渡渉が増えた。


静寂の森に抱かれて幸せです。
ウサギ様も現れてくれたし…。