早朝登山に味をしめつつある。
お月様がきれいで、月明かりの中、いくつかの明るい星を眺めながら歩く。
土場で夜明けを迎え、ピンク色の和宇尻山を眺めながら稜線を歩く。
ピンク色に染まる斜面を滑りたいと思っていたのだが、1月より日の出が早い。
結果、前回と同じような位置での夜明け。まあ当たり前だなぁ。
前を見ると、お月様が少しずつ白くなり、後ろを見ると太陽がだんだん強くなる。
ただでさえ静謐な空気が、朝だと体に染みわたる。
結晶が太陽にあたり、斜面全体が輝く。
朝だから、融けないのね。
ここの雪は、ほんとにいつもいいのです。
今シーズン2回目の人の多い斜面の一番乗り。
朝9時前には、自宅に戻りました。
弱めの冬型気圧配置。
低山で小樽~余市付近ならいいかな、と考え余市天狗岳。
気圧配置通り、パッとしない天気の中、出発。
余市ダムから林道を進む。
稲倉石にも行こうと考えていたが、稜線は風が強そうなので早々に考えをあらためる。
地図上の林道の終わりから、まっすぐ上がる尾根に取り付くつもりが、間違えて418ポコの尾根に取り付いたので、そのまま稜線上の683ポコを目指す。
683は眺めよしでした。
雪庇が出ているPeak稜線へ向かう。
で、雪庇を越える。
幅広Peak到着。
やはり風強め。
雪庇下に戻り、シールを外し、期待して滑り出すが、風にたたかれて変な雪。
楽しんで滑ろうと努めるUくんと、ところどころいい雪を味わいながら、まっすぐ林道の終わり地点へ向かう。
最後はめんどくさくなって沢型にはまる。
なんだかパッとしない天気にパッとしない内容だったけど、山はかっこよかったし、山並みが続く場所にいられたのでよし。
2週間前にニセコで楽しんだがアップしなかった。
帰り道でトンネルでスリップして車が壊れてしまい、気持ちが落ちていたからだ。
その他、もろもろプチ気苦労が続き、累積のため気持ちがどんどん落ちていく。
これはいかんと思い、森にエネルギーをもらいに行く。
車は代車で、まだ遠くへ行く気力がないので近場で安心な未踏地帯を選ぶ。
おこばち山の隣りのPeak。おこばち山に三角点はなく、三角点名はこちらが「おこばち」になっているようだが、「遠藤山」という名前があった。
思わぬ青空の下、ウロコ板シールなしで林道を歩くうちに、気持ちもどんどん晴れていく。
登りやすそうでわかりやすい場所から林道をはずれ、Peakを目指す。
ラッセルが重い。
板が潜っていかないのに、膝下。
ストックも抜けにくい。
いい感じなら、おこばち山も行くつもりだったが早々にあきらめる。
Peakは、木に囲まれ眺めはないが、優しい感じの広場。
深い森に囲まれていて、森と太陽から力を十分にいただく。
ついでに凍った穴滝も見物しようと思い、穴滝登山道をたどると、なかなかの雪庇稜線。
まっすぐ穴滝に向けて降りる。
ちょっと迷ったが、穴滝につながる支流に入り込む。
狭くてはまった感があったが、そこはウロウロ板、多少降りすぎてもなんてことはない。
氷柱写真の奥の氷柱は、中を水流が流れていて太陽が出るとキラキラが揺らぎとてもきれい。
樹林で視界がきかないルートなので吹雪いたらだめでしょうが、沢沿いに林道が入っていて、沢から上がり沢に戻るので細い沢型にはまる心配以外はないルート。お勧めとまではいきませんが…。