なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

気持ちが彷徨っているので…

2021-05-30 | 雑事

今日もまあ、眺めのよいところに行ってはいます。

 

グーグルのギガ数が限られる期限が迫っているので、古いプリントやデータの保存を試みた。

で、数日前からブログ開始前の記録や写真を整理。

写真はあるけど記録がないのがちらほら。

1999年のGWに行った1839峰。

快晴の3日間だったはず。コイカクのピークの脇にテント張って感動に酔いしれたはずだが、この頃はまだ酒に酔いしれる方が大きかったのか細かいことは覚えていない。

朝日新聞に記事を書く人が近くでテントを張っていて、このテントが映った写真が新聞に載ったような、違うような…。

写真だけだといけません。

やはり記録を残したい。

 


気になることを確かめに

2021-05-23 | 身近な自然

最近の冬は、札幌、赤井川、京極に囲まれた山地帯をウロウロすることが多かった。そろそろちゃんとクライミングをしたいが、密も気になるし天気もイマイチなので、偵察、観察、探検という名のスキーを履かないウロウロ。

最初は轟鉱山の林道がどこまで行けるかチャレンジ。

鉱山の林道の白井川の支流に青井川という川がある。この川沿いを詰めると地形図に天狗岩という表記がある。グーグルで見るとでかい岩の塊がピークを作っているように見えるので、あわよくばこれを見たいと思っていた。

林道は予想よりずっと奥まで入っていたが、さすがに青井川支流の林道は荒れ気味。そっちの探索を切り上げ本道の探索。こっちもかなり奥まで入れる。

小雨が降っていたので歩いてウロウロはしないで、車から岩とウド探し。

ボルダリング向きの岩はなかったが、阿女鱒岳方向に上がる沢の細い滝はなかなか見事。ウドは家族の夕食分を確保。

京極の双葉ダムを見ようと移動。車止めは以前偵察済み。そしてこの沢の対岸はなかなか立派な岩稜。下に大きな岩が転がっていないかを確かめたかった。結果はなし。崖の途中の岩はなかなか見事ですが…。

車止めから歩く。なぜゲートでふさいでいるかわからない立派な車道の沢寄りに、ダム直下に至る道があった。そっちを歩く。

すぐに到着。いなかによくありそうなダム直下の整備状況。最近手入れをしていない感はあるが、キャンプ場くらいできそうだ。

ダムから遠望。

奥に見えるのは美比内のピークだと思われる。冬に元山からまたいでウロウロしてみたい。

対岸の沢の上部にネギを発見した。数を採るには沢を上がっていかなきゃならない感じだったので、採らずに対岸の沢の様子を観察。

戻って沢の近くに下りられる場所を探し、ブヨにまとわりつかれながらお食事。雪解けの急流を眺める。

車に戻りこの日の探検終了。

途中会話した方は2人。世俗の情勢を感じさせない会話が山の中ではできるのでいい。ちらっと見えた赤井川のキャンプ場はテントでいっぱいだった。きっとマスクしているんだろうなあ。世俗を気にしながらのキャンプではお互いに休まらなさそうですね。

 

 

 


密が起こらない場所を求めて

2021-05-16 | 

Sさんが懸垂下降の練習をしたいと言う。当然自分もどこか行きたい。人が集う岩場はまだ避けたい。そして歩きたい。「滝沢いいかも」ということで行けるところまでののんびり滝沢。

F1を見つめ考える。「浮石うわさはあれだな。」「なんか滝口への乗越難しそう。」…、24年前に一度F9まで行ったはず。だが記憶がない。身体能力は落ちているが対応能力は上がっているはず。持っていなかったカムもあるし天気もいいしワクワクしてしょうがない。

最後の上がりはしばし思案した。最後の少しかぶった部分はボルトが2本並んでいるので安心。簡易アブミとバイルひっかけ作戦で突破。

でも懸垂の練習をしたいだけのSさんには苦労させてしまった。ファイト一発的に突破してすがすがしい。満足感に包まれてしばし休憩。

F2を眺める。

向かって右サイドが弱点。ゲジゲジさんたちがはい出してきそうなクラックやカバに躊躇なく手を入れるところが核心。Sさんも笑顔で登ってくれてありがたい。

F3、広い滝なのに、トイ状の滑り台部分を登る。

この滑り台ラバーソール沢靴のかっぱは安定。フェルトの方がつらそうな感じ。まあ、気象条件で変わるでしょうねえ。

F4まで来ると、奥にチョックストーンのF5が見える。ワクワクする風景の中、まずF4。

クラックに足をはめ込めて信じられれば特に問題なし。

F5は下から見るとわからないけど、近づくとチョックストーンの下に1人通れる隙間がある。

まっすぐ進んでから上に2m登る。狭い隙間を這い出てくる。

出てきたところ。かっこいい眺めですね。

この上に1枚岩地帯がある。その上の端からF6,7を眺めることができるので眺める。

のんびりしたいので、1枚岩地帯で眺めを堪能しながらお食事して終了。終了と言っても、そもそも目的が懸垂下降の練習だからある意味ここからが本番。

F5の懸垂は傾斜の緩いところから始まるので練習開始にちょうどいい。穴から出るところでロープから離れることができるので、次の人に横から説明もできる。

そんなことをくり返すうちにSさんの懸垂能力はぐんぐん上達し、F1滝口から体を出すところも自然とこなせるようになった。岩のでっぱりのせいで振られるところも安全にクリア。

眺めもいいし、練習メニューも充実していいところですね。

もうここからピークはいいやと思っていたけど、やっぱり行ってみたい。

 


銭函天狗岳でちょっこっとボルダー

2021-05-08 | 

様々な問題があるので、人には進められないからいつも一人で行っているが銭函天狗岳のロープルートからかなり下がったところにボルダーガーデンがある。

午後から体が空いて、明日は天気がよろしくなさそうなので行ってみた。

こんな岩やあんな岩がゴロゴロしている。

写真右は、いつもやってみたいと思うが高さがあるので、いろいろ言い訳を思い、触っていない。自分の実力なら、これ1個でアップからチャレンジ的なやつまで1日遊べそうだが…。

いろいろあるのでしばしウロウロ。前にタヌキに会ったからタヌキいないかなあ、と思ったけど会えず。

これはやったけどおもしろそうなラインは登れず。あきらめる。

目の前にあった低い岩で、右面はできなくて、ちょっと考えて鼻先をかぶりから楽しむ。これは簡単。

陽当たりがいい開けた場所があるので、しばしボーっとする。春っていいな。

はあはあ言いながら急斜面を登り返しピークへ。

奥手稲の手稲山寄りに雪のつながった素敵な斜面を発見。地図とにらめっこしながら、あそこに行くのはどうしたらいいか考えていると、チョウチョが2匹くるくる回りながら飛び回っていた。

チョウチョがいなくなったので、下山。

まだ、雪の山行きたいなあ。

 

 


喜茂別1176m~並河1258m 春の徘徊ウロウロツアー

2021-05-05 | 雪の山

4日は連休中唯一の晴れ間。往来と密を避けつつ深い森へ。以下ルート図。大きくなります。

この時期、ウロコ板は速い。

あっという間に林道を離れ、気持ちのいい広い尾根を行く。雪が白い。この時期はもっと汚れているのが普通。前日平野部に降った雨が新雪となって汚れを覆う。

「空沼岳は雪解け速いね」「あれ狭薄ですね」「徳瞬、ホロホロかっこいい」などと周囲の山々を眺めながら会話を重ねるうちに、喜茂別岳Peak。

ここから並河コルに向かって滑る。北斜面のせいか雪質良好。

一同顔がほころぶ。この後の登りなんてまったく苦にならない。

気が付けば並河Peak。

羊蹄と会話している訳ではなく、3月に登ったルートを眺めている。京極側は湖沼が多く広い。ペーペナイ川流域に興味津々。

並河から滑る。

ここも広くてよい。人がわかるかな。ただ南斜面だからかストップ雪が混じり始める。

北向き斜面の方がよいだろうと言うことで、ここを登り返さず喜茂別岳に戻り薄別川源頭の針葉樹広場に下ることにする。

想像通り広く、美しく、眺めがよい快適な場所。ここで豪華なランチタイム。

白い峰々を眺めながら焼肉だなんて、なんて贅沢なことでしょう。カフェタイムもとって、名残を惜しみながら仕方なく下山。

名残のせいか、登りはあっという間だった林道が長く感じた。

滑りの様子を中心に動画も作成。