なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

暖かくなってきた

2023-05-27 | 
今日はパートナーを変えてのソルジャーブルー。

こんなところに付き合ってくれる人が複数いるのはうれしい。

ここ3年ほどで、知人4名がRPしている。
痕跡も見かけないし噂も聞かないので、他の記録はないと思う。
そして現在、付き合ってくる人、くれそうな人が4名程度と、もしかしたら、と思う人が2名いる。
幸せなことだと思う。

12dというグレード、撮り付きテラスへのユマーリングか10a程度の登り、支点数11本という長さ
困難な条件が整っているところに、6~8ピン間のランナウト恐怖などなどで、とても痺れるルートだ。

今日のお付き合いは、カノマー。
日程が合うことは珍しいので、ありがたいし楽しい。

インチキヌン掛け便で核心以外を確認して、2便目がまじめなトライ、ヨレヨレ3便目で回収というサイクルが定着しつつある。
今日は2便目に核心練習を3回もやったせいか、回収便はヨレヨレ+ボロボロ。
それでも今年初の時のように大フォールはしなくなった。

ヨレヨレになってから簡単ラインでクールダウンしたい。
で「デビルズダンス」10a/bへ。
いちいち長いレストをしながら、何とかノーテンでクリア。

2人とも満足に包まれて終了。

日の当たるソルジャーブルーを眺めて、登れている自分を想像し悦に浸る。
よい景色と経験を共有できる相手に感謝。



よく一緒に登るみなさま全員にシーズンのご挨拶完了

2023-05-20 | 
ソルジャーブルーは、これで通算10日目。
自分でヌン掛けし始めてからは2回目。

今日も海と空のブルー、そして新緑の緑に包まれる。


取りつきテラスのリビング状態も安定してきた。

ザックもブルーで、爽やかな青を演出するが、登る壁自体は日が当たらない。

ヌン掛けを、付き合ってくれているKMさんが半分引き受けてくれたので、1便目は7~10ピンのヌン掛け。
ヌン掛け便では力を使い切りたくないので、核心はインチキで越える。
向かいの不動岩稜には、日が当たる。

取りつきテラスからは、不動岩稜3ピッチ目左ルートがよく見える。
クライマーがいたので、思わずパチリ。

ソルジャーブルーは、日が当たらない方がいろいろ安定して取り組める。
だから早朝から取り組んだ。
2人とも3便出す。3便出すともう登れない。

13時を過ぎると壁の一部に日が当たりだす。
という訳で、早々に回収便。

回収便から降ろしてもらう頃には、壁の大部分に日が当たる。
14時前に活動を終えた。

片付け後、祝津側の駐車場から赤岩峠に移動。
今シーズン、まだ挨拶を済ませていないS-さんが西の方にいるだろうと思い、西に向かう。
すると、44に知った方ばかり6人の皆さんがワイワイやっていた。
しばし談笑を楽しみ、すっきりした箱庭エリアを除く。

S-さんがビレイしてくれたので、「もみじ」10aと「錦鯉」10bを連続で登る。
疲れた体にほどよいクールダウン。

箱庭の上からの眺めもなかなかのものだ。

ヨレヨレしながら青巌峡へ

2023-05-14 | 
出会いが雷電10時間越えの登攀だったKMさんに久方ぶりに声をかけていただいていた。
ソルジャートライで悲鳴をあげている体でも行かねばならぬ。
新緑の光に包まれて、一人青巌峡へ車を走らせる。

太陽が心地よくよく乾いた青巌峡は居心地がよい。
KMさんファミリー&internationalチームに寄せてもらい、ワイワイガヤガヤ。


そして、行けば見知った方々に会える。
AYさんの「バウ」トライを眺める。


FくんとKMさんの「ジェロニモ」トライのビレイをする。
余計なことを言わない方がいいような気もしながら、いろいろ話す。


そして、先週も一緒だったEさんの「エカシ」トライもビレイさせてもらう。


なんかこういう日もよい。
新緑とクライマーが美しい1日。

あ、ちょっとは登りましたよ。

ソルジャー復帰戦

2023-05-13 | 
昨年からちょいちょい取り組んでいる小樽赤岩の大黒岩にある「ソルジャーブルー」12d。

新たな挑戦者が手を挙げてくれたおかげで、また取り組み始めることができた。

マスター便は、当然のように4ピン目から各駅停車。
核心は人口登攀(インチキとも言う)でヌン掛けする。

2便目は、何とか昨年平均の6ピンまでノーテンレベルを回復。
第一核心の7ピン掛けは怖くてできず。
でもムーブは昨年よりスムーズ。

3便目は、体がボロボロ。7ピン以降インチキ各駅停車でトップアウト。
新たなる挑戦者のKさんとともに、段階的な怖さと核心のエグさ、核心後のガバなのに吸われている体で抜ける困難など、多くの喜びを共有できた。


天気よくて、フリクションよく幸せな1日。

神様のお庭の端っこで遊んできた。

2023-05-07 | 雪の山
今回の山行目的は3つ。
①中岳温泉に浸かる。
②熊ヶ岳登頂。
③安足間の沢型を滑る。
という訳で、旭岳ロープウェーへGo!

ところが、

ガスで真っ白。
1時間以上待ってもガスが抜けないので、迷ったらテントを張ることにして出発。

白くて平べったい地形のところを、まめに位置確認しながら進むと中岳温泉にたどり着いた。

すぐに温泉確認。熱い源泉が出ている穴を発見。

Uがテントをたてている間に、冷たい水が源泉下流になるべく流れ込まないように整える。

足湯が完成。
真っ白な世界で湯に浸かるのが、秘密めいていてとてもいい。

温泉タイムを終えても、時間はあったが周囲はガスで白いままなので早々にテントで飲む。

暗くなったらすぐ寝たので、朝は3時に起きた。
4時前からぼんやり明るい。
目的の②を果たすために、まっすぐ熊ヶ岳に向かう。

少し風が強くて寒めだけど、その分空気が澄んで眺めがよい。


熊ヶ岳、標高が2210mもある。
調べてみると北海道で5番目に高い山らしい。
不思議な山で興味が沸いた。

Peak。

間宮岳との間に大きなお椀型地形を抱えている。
とてもきれいで風情がいいので、熊ヶ岳Peakからお椀の底に滑り込みたかったが、雪がカリカリで硬すぎるのであきらめる。
ぜひ今度やってみたい。

お椀をぐるっと回って、間宮岳に向かう。

お鉢に出ると、間宮岳、中岳と2000m越えの山が続く。

お鉢の上は、少し歩くたびに眺めが微妙にずれていって楽しい。

風は強め、カリカリ雪面に時々地面。
アイゼンはどちらにも歩きやすい。

北鎮岳が近づいてくる。

そして到着。

北鎮Peakからの眺めは圧巻でした。

まだ見ぬ眺めはあちこちにあるものです。

鋸岳も雪をつないで踏ませてもらう。
どこがPeakかよくわからなかったけど…。

写真は鋸岳と北鎮岳。
写っている北鎮岳北西斜面も楽しいらしいが、今日は雪がカリカリ。

ここまでわざとゆっくり進んできた。
滑る予定の安足間~比布沢型斜面に太陽が当たって、シャリシャリ雪になってくれることを願ってきた。
でも、時間的にはまだ早いらしい。
ストックの先は雪面に刺さるようにはなってきたぐらいのところで比布岳Peakについてしまう。

2018年に行った愛別岳を眺める。


最終目的地の安足間が近づいてきた。

沢型はずっと眺めているが、なかなかのカリカリくん。
それでも、だいぶ気温も上がり滑れる感じにはなっている。
さらに1時間待つ気持ちにもなれないので滑り始める。

景色に満足。

最後は見かけ的にも沢型っぽいところを行く。

後半はシャバシャバ雪になり、楽しかった。
11時を過ぎるとロープウェーで来た滑りたい人々がどんどん上がってくる。
時間帯がわかっているのですね。みなさん。

平行移動でテントに戻り、撤収。


掲げた目的は全て果たした。
天気もよかった。澄んだ空気で眺めもよかった。
GW最後の土日…。