なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

ん? ゴマダラカミキリ

2012-07-31 | 身近な自然
今年は虫についている。
山や岩場やその辺を散策中にやけに虫を拾える。
すでにミヤマクワガタ2匹、コクワガタ1匹、ノコギリカミキリ1匹を何気なく拾った。
子孫3が、ただ今昆虫好きなので拾って帰って、なんとなく飼う。
よくわからないオサムシもいる。

先日、手稲区でカミキリムシを見つけた。
見た瞬間、ピン! 「あれ、ゴマダラカミキリだ!」
西日本育ちのかっぱには見慣れた姿。
だけど、北海道来て20年以上になるのに始めて見た。
「いたんだ~。」と、旧友に会ったような気持ちになり、捕獲。(迷惑な話だね。)
札幌の昆虫をめくってみると、ちゃんと載っている。

青い足がいい。
カミキリムシは捕まえても、活発でいい。

虫ついでだが、先週キイロスズメバチに刺された。
足の先だったから、なんともなし。
数日間、足中がブヨにさされたようなカラカラ感とかゆみにつつまれていたけど・・・。

千歳川

2012-07-29 | カヌー・水遊び
千歳の気温が上昇しているのを察知。
なんとか時間を作って出発。
雨が降っていない渇水期、水温も少しはましになっているに違いない。

車が一台しかなくて、下った後、楽したいなら車上に、自転車!


スタート地点で船を組み立て、ゴール地点に車で移動。
そして、自転車でスタートに戻る!


無事、船と再会して出発!


あちこちで、泳いだり、もぐったり…。
子孫3は、貝拾い。
水中のお花、バイカモだったかな?


去年までの工事で、どうなっているかと思っていた頭首工。
以前より広くなって、左右からジグザグにブロックが出ている。
ほぼ真ん中を行けば、問題なし。


ゴール到着後、もぐりすぎて冷えた体をラーメンでいやす。
船を片付け、スタート地点で自転車回収。

1台の車に2台の自転車を積むのは難しい。
1台が子ども用で中に詰めて、その子どもは自転車をある程度こげる、という微妙な今の時期だけが可能な親子遊び。

雄冬大壁2

2012-07-21 | 
先週の雄冬、カノマー氏より写真をいただいた。

アルハンブラ三連続写真。


ゆずってもらったゲルニカ2P目。
長さと変化の多さを気にしなければ、10bくらいでしょう。
10cでもいいのかな?

写真は出だしのコーナークラック。
あまりないから、とても楽しい。

雄冬大壁

2012-07-16 | 
カノマー氏のお誘いにより、久々の雄冬。
トンネル付近の道路が何かの工事をしていて、取り付きに行くのに現場の方のお世話になりました。
11月くらいまでやっているそうです。


ねらいは『ゲルニカ』というカノマー氏に、『アルハンブラ宮殿』おもしろいよ、とけしかける。

もちろん、あっさりオンサイト。写真斜めに走る黒いボコボコ地帯が特徴のナイスルート。
前回ここはワンテンしてしまっていたので、今回、RP。

その後、『ゲルニカ』。
『ボンディア』を登り、取り付きへ。
カノマーが、「三次元的なクライミング」とのコメント通りのオンサイトトライ。

見事に、1P目を登りきる。
かっぱはセカンドで、なんとかノーテン。

2P目は譲ってくれた。出だしは細いクラックが中央にあるジェードル。
登りきるとスラブ、ここが曲者。
ウミウの巣地帯。

周囲10m範囲に8羽くらいのウミウがいて、大口を開け文句を言う。
「ごめん、ごめん」と言いながら、なるべく巣に干渉しないように登ると、はまってしまう。
ルートを取り直し切り抜けた。
なんとか無事RP。


眺めの良いところで休憩して、懸垂開始。
どの支点もケミカルで安心。
開拓者様、ほんとうにありがとうございます。

60mロープで、3回懸垂。2回はほぼピッタリだったので、てっぺんは、80mくらいの高さでしょうね。

本当は『ガリバー』2P目のクラックもやりたかったけど、『ゲルニカ』で気持ち満足&気持ち消耗したので、終了モード。
『ドン・キホーテ』を一本ずつ。
カノマーは『サグラダファミリア』もやって、終了。


岩石公園が近いので、ついでにのぞいて見る。
好きにルートをつくり、しばし遊んで終了。


よい一日でした。

札的沢本流

2012-07-08 | 沢登り
若い女の子たちを沢に連れて行くことになり、条件を整理してみる。
1、日帰り 2、難しくない 3、ピークがある 4、ヤブこぎが少ない 5、自分も楽しい
ということで、選ばれたのが札的本流~一の沢下降。
5番目が大事ですね。

というわけで前日のお話。
7:30くらいに歩き出す。


荒れた林道を一の沢出合いの砂防ダムを越えるまでたどる。
夏の緑で、一の沢がわかりにくい。
砂防ダムをどんどん超えていくと、すぐ雪渓トンネル、最初のが一番でかいが、その後も2回トンネル。


やがて、三段の大滝。左岸ルンゼにはロープが張られている。
かっぱと先鋭T嬢は、滝の右岸をシャワークライミング。中間部の2mが怖い。
2人ともさくっと登りおえるが、ルンゼチームがなかなかこない。
見れば、けっこう崩れるらしく苦労している。
少し近寄って、ルートファインディング指南。


三の沢出合いから、3mから7mくらいの手足突っ張り系の小滝がどんどん出てくる。
この日はリードする役割だったので、すべてリード。
楽しい!
しかし、人数が多く、当然時間がかかる。


水流の多い方を忠実にたどったがために、樺戸山ピークより南よりに出る。
地図のがけマークあたり。急斜面のガレと草付きをつないで登るが、みな披露でペースが上がらない。


写真下部のガレ部分にfixするが、登りで腕力を使い果たし力がなかなか入らないようで苦労している。


たしか、先頭は13:30ごろにはピークに立った。
写真を撮った場所からは10分もすればピークだ。
1人が、高度感とガレにやられて登れないので助けているうちに時間が過ぎ、ピークで1時間以上過ごす。
なんだかんだと作業が多く、写真を撮るのをすっかり忘れてしまった。
天気も良かったし、隈根尻への山なみもなかなかよかったのに、残念。

一応、全員ピークに立ち、のんびりもしたので下山開始。
しかし、時間が遅いし、疲労感も漂っているので安全策をとり、元気な3人以外は尾根道を下山することにする。

3人での一の沢下降。
ウワサ通り、どろどろぐちゃぐちゃ。これ登るのはやだな。
懸垂は3回。
2段20mの大きな滝は、落ち口にハーケンとテープ&細引きがぐるぐる巻きにしてあり、まるで赤岩の終了点。


370mの二股を越えると、すぐに砂防ダム。
一瞬、もうすぐだ~と安心するが、ここからがある意味核心。
砂防ダムが多い。
9個は越えたでしょう。
後半は、かなり埋まっているので、端っこに行くのにいちいち潅木と巨大イタドリのかき分け作業。
めんどうだから沢に降りずに行くと、斜面で滑って転ぶし、うっとうしかった。
幅30cmくらいの踏み跡でも、道があるのはありがたいことだとつくづく思う。

結局、18:45くらいに車止めへ。
最後の砂防ダム以外はとてもおもしろかった。
みな、いい感じの疲労困憊。
満足。