なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

三つの岩塔

2013-05-26 | 
気温の上がった日。積丹の雪が輝く。


三つの岩塔を目指した。


間に降りると、ベルギー岩の大チムニールートが気になってしょうがない。
残置も少し見えるし、大きめのキャメロットもあるし、奥に突っ込めば何とかなるに違いない、と考えて突っ込んでみた。
取り付きでハーケンがちぎれたので、残置に対する不信感が高い。
それでも小さいカムを決めながら、クラックに入り込む。
クラック内はちぎれたハーケンに近い古さのリングボルトが並んでいて、
いろいろ工夫しながら登る。
クラックがだんだん狭くなるが、まだまだ青キャメも決まらない。
それがしばらく続くので、思案。
結局、そこでやめる。
チョックストンに、残置用にもってきた古いロープを巻いて、懸垂支点にし敗退。

行くなら、ビックプロが2つほしい。

棚岩を登る。


ガッカリ岩を偵察。
完全に下まで降りる安全なルートが見つけられず、そのおかげでルートに確信がもてないため、やめておく。

ドリョク岩、バンドルートを登る。


残置用に古ロープをもって上がったが、なんとてっぺんにケミカルアンカーが!!
整備のみなさま、ありがとうございます。
そういえば、遊歩道からのルートにもしっかりピンクテープがついていましたね。

遊歩道から、西奥てっぺんに出る。
キュンメルを上から偵察したくて、懸垂。
やはり? 取り付いているパーティーがいたので登るのはやめる。

昨年、44と西壁の間に作られたフリールートを見に行く。
少し長いのと、正面の穴ぼこから登る短いのをやってみる。

製作者のみなさま、ありがとうございます。

同行のUくんの、帰宅予定時刻が近づいたため終了。
長いこと赤岩に通っているが、初めての回り方をして楽しかった。



支笏湖

2013-05-19 | カヌー・水遊び
山仲間たちが恵庭岳に登るということで、ポロピナイに無理矢理結集。
子どもが多く集まるので、かっぱは湖畔で舟を浮かべて過ごすことにする。


土曜は夜もあまり気温は下がらず、思ったより暖かく過ごす。
一人でワインを飲んでいるところに、南米帰りの女の子がラム酒を出してきた。
かなり酔っているところに、好きなラム酒でいつも通りメチャ飲み。
そのときはご機嫌なのだけど、朝のつらいこと・・・。

しかし子どもたちの相手をしなくてはと、起きたり横になったりのくり返し。
6年生と1年生を乗せて結構漕いだなあ。
ヒメマスの赤ちゃんを3匹釣った。

岩シーズン始まった

2013-05-13 | 

家庭の諸事情により、しばらく動けず。
ようやく行けると思っても天気はいまいち。
天気予報を見つめて日をずらして失敗も数知れず、しかしこの日(日曜)は正解か。

旧知の男、Yくんを連れて赤岩へ。
Yはインドアで鍛えて、外岩経験は少ない。でもムーブセンスがある。

峠前は、車と雪渓でいっぱい。離れたところに駐車して、まずは東へ。
馬の背には人はいないだろうと思い、昨年気に入った『馬の背』ルート。

出だしからカムを決めてシーズン初岩をおっかなびっくり触りだす。
緊張感が楽しくてたまらない。

Yは、こんなルートもきちんと回収しながら登ってくる。

そのまま、下の道を通って東の大壁へ。
佐藤ルート。
かっぱは基本的にインドアはしない。だからまともなロープクライミングは、11月くらいからしていない。
ルート上部のつかんでは登るの単純なくり返しに徐々に持久力を奪われていく。
それでもなんとか終了点に到着。

Yは、笑顔で登ってくる。高度を楽しめるのは素晴らしい資質ですな。


一度峠に戻り、昼食。
Yはフリーの人なので、『ファイヤーマン』でも拝ませようと思い、案内する。
インドアで鍛えた人に『ファイヤーマン』は異質なはず。でもTRであっさり抜けた。
じゃあ、リードだろ、とやらせると、これも核心は抜けた。


こりゃ、オンサイト経験させなきゃということで44へ。
『おやすみ』は、あっさりオンサイト。


ここまでくれば、もう赤岩全域案内だということで、クリスタルフェースまで行き、『サバイバル』。
これもTRで、なんと核心抜けてしまう。

いや、びっくり。若者は成長が早いことを実感。

奥リス経由で中赤岩メインストリートを降りて、カニ岩へ。


『直上』と、『トラバースR~L』をひとしきりやって、終了。

若者の成長とシーズン初岩の感覚に嬉しくて嬉しくて・・・、
さて、手と足のどちらがより筋肉痛になるでしょう?